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グロービスのヒト系クラスの講師の北垣さんの著書。
北垣さんのクラスや一緒に飲みに行ったときに話したことが
書かれていてとても身近に感じる一冊でした。
WillとCanとMustの関係を熱く語っているところが北垣さんらしい。
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従来型のリーダーシップ論に足りなかったもの、それはビジョンの確立である。
そのような切り口から入るこの本は、今まで提唱されてきたマネジメント論やリーダーシップ論の正しさを認めた上で、しかしそれに頼りすぎることで起こる【自分の意思(ビジョン)】の欠落を指摘する。
「どう人を動かすか」を考えていては人は動かない。
「なぜ人を動かすか」、つまり自分のビジョンを問いかけることこそが、自分をリードし、周囲を巻き込む強きリーダーへの大切な要素であることを訴える。
何がしたいのか、何が出来るのか、何をしなければならないのか。
このステップを知らされるためにも、この本は是非一読して頂きたい。
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P16 「リーダーシップとは、集団に目標達成を促すよう影響を与える能力である」
P30 リーダーシップを発揮するためには、その人が優秀かどうかではなく、自分自身が深くコミットできるようなビジョンを明確にできているかどうかである。
P128
① 過去の自分 印象に残る経験を年表に列挙。なぜそれが印象に残ったのか、それらが価値観の形成にどのような影響を与えたのか。
② 現在の自分 価値観の分析。重要なのは、なぜそのようなことを大切にするのかを掘り下げていくことだ。
③ 未来の自分 1年や2年といった想像がつく未来ではなく、10年、20年後に自分がどうありたいのかをイメージする。どう死にたいかも重要な想像となる。
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リーダーシップとマネジメントには、①課題の特定、②課題達成を可能にする人的ネットワークの構築、③実際に課題を達成させる、という3つの共通点があるが、手法が異なる。リーダーシップにおける方法論は、「方針の決定」「心の統合」「動機付けと啓発」。近日リーダーシップが求められるのは、社会組織がフラット化し、個人の関係性で社会が成りたつという複雑系の組織が増えているため。以上を踏まえたうえで、著者の主な主張は下記の通り。
・want→can→mustというフレームワーク。これらがすべて重なりあう点で勝負する。
・wantは、be(ありたい姿)→do(やりたいこと)と分解する。
・いずれにしても、まずwillがあってこそのリーダーシップ。
・よいビジョン:①contribuite、②curiosity(あくなき好奇心)
・ビジョンを達成するためのエンパワーメント:what型 or How型
・エンパワーメントのプロセス:【事前フェーズ】①相手の見極め、②ビジョンの共有、③課題の設定、【実行フェーズ】④サポート、⑤事後の振り返り
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リーダーシップの発揮にはビジョンが大切であるということ。
読みやすく、腹落ち感はあるが、きれいごとのような気がする。
リーダーシップを発揮するには、スキル的な要素も必要なんだと思う。ビジョンももちろん大切ではあるが、全てはバランスである。
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ビジョンをなし得るためには他者を巻き込む必要があり、そのビジョンが他者の共感を得る事により、リーダーが誕生する。Will→Can→Mustの順番を頭に叩き込みたい。
忙殺されがちだけど、大切な概念で、繁忙期にこそ読むべき本。
まずは、自分のビジョン形成から始めます。
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私が通っていたビジネススクールで、同じクラスを受講
していた仲間の1人に、舩木さんというお医者さんが
います。経営大学院の先輩なのですが、まだ30代前半。
医者でありながら経営を学んでいる理由は、自らが在宅
クリニックの経営者であるから。
そんな舩木さんが本書に紹介されています。
高齢者が安心して暮らせる医療モデルを作りたい、
という使命感で、起業されたそうです。
この本にも書いてありますが、上記の志から想像
されるバイタリティ溢れる熱血漢みたいなイメージ
とは異なり、ご本人とても物静かで穏やかな方です。
どちらかと言うと目立つタイプの方ではないのですが、
自らの意志と行動力で、”想い”を実現されていることは
凄いなぁと思います。
舩木さんのように、リーダーは想いを込めたビジョンを
持たねばならない、と著者は指摘しています。
「Want」「Must」「Can」のフレームワークについても
独自の解釈がありました。「Want」を「Will」=リーダー
の想い・ビジョン、と置き換えたうえで、「ビジョンの
ピラミッドモデル」という三角形を描いています。
一番上に「Will」、その下に「Can」、底辺に「Must」
を位置づけたピラミッド。まずwillがあり、その実現の
ために遂行能力であるCanを磨き、環境からの要請で
あるMustに応えていくという、ビジョン構成プロセス
を示したもの。
この解説は、個人的にかなり腹落ちしました。
どうやったら揺るぎないWillを持ち得るか、という
ヒントも紹介しています。自分にとって「在りたい姿」
を探求し、それに忠実なWillを明確化していく、
そのために、過去・現在・未来の自分と向き合い、
自分が最も喜びや充実を感じられること・実現したい
ことを確認することが有効だそうです。
以前紹介した「個性化」「自己実現」概念と同じですね。
この本に、こんな一文があります。
リーダーにとってのビジョンは、「やらねばならない
こと」という義務的な側面だけではなく、「心から
その実現を望むこと」という強い意志により支えられて
いる。
こうした強いビジョンをもった人の講話を聞いたり対話
すると、とても心が揺さぶられますよね。
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スキルも大事だけど、まずは心の中に確固たるビジョン。
目の前の業務をこなすだけでは楽しくない。メンバーと同じ方向を向き、業務に取り組むことが価値を作り出す。最近、多くの方々と接するようになって実感できる。
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will -> can -> must
時代の変化 マネジメントからリーダーシップ
ビジョンの作り方
今何をなぜしたい
自分史
20年後の自分との対話
良いビジョン、悪いビジョン
階層型からネットワーク型の組織
エンパワーメントのプロセス、注意点
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納得ポイント
優秀なリーダー=マネジメントテクニックに長けている人、ではない。方向性(ビジョン)を明示し、周囲に共有し、達成に向けてリソースを巻き込み前進して行く人。周囲をマネジメント(管理)するのではなく、強いビジョンに導かれた周囲に手伝いたいと思わせる人。
管理だけでは人はアガらない、続かない、方向を見誤る。揺るがない、人が共感できる明確なビジョンを自分の本当にやりたいことに立ち返って設定する。発信する。し続ける。
自分の本質と目の前の業務ミッションを結び付けることが難しく仕事は仕事(義務)、と考えがち。ただ人の本質、何に喜びを得るかは変わらない。WillとCanとMustの連携。目の前のミッション(Must)から検討を始めない。まずWillありき。そのためには自分の振り返り、掘り起こしが必要。
Keyword
エンパワーメント、サーバント リーダーシップ
Memo
やりたい仕事とWillのリンク付け。そこから現業での道探し.
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意思や未来像として、どうありたいか?からビジョンを創り上げる。それだけのことだが、重要であることは確かである。
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will.can.must
いかなるときも変わらない価値観
相対的ではなく絶対的
自分本位ではなく周囲に好影響をもたらす
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日本から、真のリーダーが極めて少なくなった。私がかつて勤めたソニーもリーダーを失って10年以上が経過する。その間、組織の迷走は目を覆いたくなるほど。ひたすら組織の理論に磨きをかけ、それに迎合し、自分の椅子の保持に汲々するマネージャだらけの組織ではビジョンなど何もない。この状況を許してしまった自分の不甲斐なさも感じながらこの本を読んでみた。 やはり、リーダーの思いとその実現に対する具体的な行動が重要なのである。ただ、日本とか、(少々規模は小さいが)ソニーというような文脈で語るビジョンとはどのようなものだろうか。また、それを実現するための具体的行動計画とはどのように立てればよいのだろうか、難しい。が、それを行わなければ明日はない。そろそろ、自分の椅子に恋々とするのは止して、真の責任に目覚める時期じゃないのかな、ソニーのマネージャさんたち。ちなみに、この本で開設されているビジョンを構築する3つの要素、「Must, Can, Will」のフレームワークはわかりやすいし、使いやすいと思う。