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具体的な勉強法については、あまり共感できなかった部分もあったけれど、
それよりも、「毎日の過ごし方」という面で勉強になった。
今は学生だけれど、どんな立場でも生きている限り、日々勉強、だと思うので、
文中の
「ルールを守るよりも型の破り方を知ること。」
「どんな時も、自分らしく、のびのびとご機嫌でいることにこだわる」
という言葉が印象に残った。
読んでいると、自分も仕事や勉強を思いっきり頑張ろう‼という
ヤル気がすごく出てくる本。
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北川智子さんが、ごく普通の九州の女子高生からハーバード大学の人気講義をもつまでに至った経緯と自分の成長・勉強の取り組み方や海外生活への順応をつづった本です。
アクティブ・ラーニングを授業に導入した講義が人気で、discussion, group presentation, making of radio and TV programsなどで講義を構成している。アクティブ・ラーニングとは、例えばハーバードビジネススクールではcase studyの授業が中心となり、group workでチームで取り組まなければならず、一人では完結できないようにできている。授業ではアウトプットである発言や自分の意見が求められ、そのための準備のインプットは授業前に早朝や授業外の午後・夜にかけて各自もしくはチームで準備が進められる。このような生徒参加型でアウトプット、インタラクティブなコミュニケーションが要求されるのがアクティブ・ラーニングの特徴にあげられる。 日本における授業は座学といわれる受け身の一方向的な解法や知識のインプットである講義形式が中心で、それ自体は効率よく理論や知識をインプットするには寄り道や無駄のない授業方法ではあるが、アウトプットやプレゼンテーション、チームでの協同作業などの力は身に付きづらいように思われる。日本においては、人間関係の形成やチームワークは主に部活動というスポーツチームや、吹奏楽の団体など協同作業において培われてきた。ガリベンとスポーツバカという典型的なイメージを生んだのは、日本において授業に生徒の積極的な参加やオリジナルな考え方や主張が評価されるということがあまりなかったことが背景にあるように思う。ちょっとズレているけど面白い意見を言う人、いつも優等生の発言をするけど面白みのない人など、アクティブ・ラーニングの授業では今までのインプット重視で答案上だけでアウトプットが求められていた世界とは別のアウトプットが必要となり、今まで授業で目立つことのなかった生徒が頭角をあらわすということもあるのではないかな、と思いました。
知識のインプットと正解が一つの100点を目指すテスト勉強に対し、ハーバードビジネススクールでは授業へのParticipationが評価の50%以上を占め、絶対的な正解はない中でOriginalityをもった意見や本質に迫る分析などが評価されていく。
東大が9月入学を試験的に導入し始めたが、欧米のトップスクールを第一志望にする学生による棄権者が大きく話題にあがったが、入学時期を変更する、英語だけで卒業が可能なコースを増やすといいた今までの取り組みのほか、講義のスタイル、何を評価基準とするかといった制度だけではない、講義や授業、学問の質を変革する議論も必要となってくるだろう。
日本の受験戦争とは違う土俵で自らの挑戦を続けてきた著者が示す勉強とは、受験や資格のためではない、自分と向き合うための勉強であるというのが印象的だった。試験で100点がとれても、世の中は答えのない問題、対立する意見・複雑で解決策が容易にみつからない文化的背景や歴史の禍根とからんだ難しい問題なども山積している。 自分はこう思う、世の中はこっちに流れているけど、それは正しくないんじゃないか?という疑問をもつ人、CynicalじゃなくCriticalに物事を見れる人を育てていくことが現代が抱える問題に取り組んでいくために必要な姿勢なんではないでしょうか。
世の中が急速に変化している一方で、教育の現場は今までの歴史や制度や慣習の中ですぐにはまったく新しい方法やアプローチへと舵を切れないのかもしれない。外の血が入りづらい教育の現場で、まったく異質の地で目を見張る活躍をした著者の言葉には平易な文章で書かれた奥にわれわれがグローバル社会に競争力を失わずにキャッチアップするために必要な姿勢が示されているように思う。今その変化は若い社会人や大学生といった層から起こっているように思う。多くの大学がアクティブ・ラーニングを取り入れはじめ、多くの若者が海外で学ぶことの必要性を意識している。日本が欧米のトップスクールに負けない競争力をもち、Diversityをもった組織に変わっていけば、留学などしなくても十分に世界基準で通用する人材を輩出する国になっていくと思う。今のU.S.やUKのように。
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最近の傾向としてグローバル化に対応した人材育成本が市場に求められている傾向があるためか、このようなタイトルがついているのだろうか。
どちらかというと人間的に魅力の高い著者が北米の高等教育を受けて成長していく私小説であり、タイトルと齟齬があり少し残念に感じる。
それでも、研究や教育に臨む心持ちや、そのポジティブな考え方に感銘を受けた。留学を考えている方や、大学院で学ぶことを考えている方におすすめする。
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読んでいて胸がすっきりする。著者にはガムシャラさがありながらもどこか洗練されたスタイルがある。みんなが同じやり事を真似するのではなく、好き嫌いをはっきりさせ、自分に合ったやり方を自分で探していく姿が参考になる。そしてつかみとったハーバードとケンブリッジの教壇とは本当にすごい。
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ハーバードで日本史を教える女性の自己紹介。こんな人もいるんだ。日常はどこにあるの、もっと生々しい困りごとは無いの?と現実感は無いけれど。失敗しても「これで世界は変わらないでしょ?」とか「無理なことにはこだわらずとっととあきらめる」角度の違ったオプティミスト発想は参考にしようっと。
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・白紙のノートで1枚にまとめる。時系列。記憶付ける意識で。その後記憶を反芻。⇒議論の論点のログ、アクションの定着。 (アウトライン思考)
・4:3のマネジメント⇒5:2の週活動。オフィス以外に働く場を持つ(Cafe)。夜にReviewの時間をいれる。
・情報のインプット。本の集中読書。著者のオリジナリティに対する思考。情報のまとめではなく情報の仕分け。有用な情報の定着。
・レポート。とにかく書く。書きながらの思考。初期プットで加速し、のちに寝かす(熟成)。そして、一気に書き上げる。最初の勢いつけが重要。⇒ Week day 加速 - Week endの休み。Week dayで上げる仕事はすべて完了させる。締め切り。
・ピアノでの気分転換・⇒Run, Bike。メンタルの回復。
・いい勉強には、いい議論のばが不可欠。能動的な学びには他人とのinteractionが必須である。、
・カジュアルにエンドレスに学ぶ。
・約束は人の存在意義。自分はなぜ生きるのか。コミットメントしてみる。
・どっぶりコミットしながらも、上機嫌を保つ。ここは心構え。
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バイブルとなりそう。
共感することがたくさんあった。時間をおいて、また読みたい。
自分らしく、ご機嫌に生きていくために、目のまえのことにベストを尽くしていきたい。
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大学院まで理系畑を歩んでいたにもかかわらず、
ひょんなことからハーバードで日本史を教えることになった、、
そんな北川さんが、ご自身の勉強法についてまとめられた一冊となります。
“これはやってみないと後悔する! という直感”
全てのスタートはこの点になるのでしょうか。
“飽くなき探求心・好奇心”と言葉にすれば簡単ですが、、
それを実現していくのは並大抵ではないはずです。
“失敗は単なる「プロセス」である。”
そんな中でも、こう言い切れるのは素敵だな、と。
“プレゼンは、自分がどれほどきれいに話すかではなく、
どれほど周りとつながりを持てるかが重要”
また何かを伝えようとするときの、指針にできるかと思いました。
“想い”を伝えないと、幾ら美辞麗句で飾っても、ペラペラですよね。。
ん、生涯コレ勉強だなとあらためて実感した、そんな一冊です。
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最近思うのだが、やはり本になるような話は、容易に真似できるようなものではない。
著者は最後のほうで、「ルールを守るよりも型の破り方を知ること」が大切だと言い、またそのために「自分らしさを最優先」すべきだと述べている。
私は、世界基準の中で、もっと自信をもって自分らしく生きてよい日本人を感じているので、非常に共感できる本でした。
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経歴が素晴らしい方なので興味がありましたが、タイトルの「世界基準で夢をかなえる私の勉強法」としては、面白さに欠けたかも。まだ読んでいませんが、同著者の「ハーバード白熱日本史教室」のほうが面白そう。
でも、こちらの本もこれから大学留学を考えている学生さんには参考になると思います。
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夫が持っていたのでちょっとだけのつもりで読み始めましたが、勢いがあって読みやすく一気に行きました。著者の経歴にひかれました。
勉強法についても共感できるところが多かったです。
時間の使い方については、やはり大学でお勤めの方です。羨ましい状況でしたので、あまり参考になりませんでした。とはいっても、読後感がさわやかで何かに挑戦したり、今の自分の良いところをもっと受け入れて、苦手なところをカバーしようと前向きにさせてくれる本でした。
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「自分の失敗は世界に影響を与えるのか?答えはNO。だから早く忘れよう。」表面的には前向きすぎて大爆笑な発想だけど、物事の真理を端的に示していると思う。以前DeNA現取締役の南場智子さんが「後ろ向きな人間も努力次第で前向きになれる」(NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」日付不明)と言っていて、私も自分の経験からその言葉は本当だと証明しているけれど(信じられないかもしれないけれど、実は私は元々ものすごく後ろ向き)、その努力を世界基準で行ったら、もっと楽しくて大爆笑な毎日が待っている予感がする。
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◎1000円
勉強の価値観は共通項がありおもしろい。
ただ、似ている価値観は安心感はあり良いが、新たな刺激と次の展開を考える意味ではもの足りなさも感じる。
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タイトルを読むと勘違いしていますのですが、
いわゆる勉強法を紹介する本ではありません。
時系列で追ったエッセイ本といった感じです。
生き方やコツを巧く紹介してくださっているので、
それがまた勉強に繋がる方法なのだと考えれば、
勉強法という言葉が正しく感じます。
勉強をするためにはあらゆる総合力が必要なのかもしれません。
高校から教員になられるまでの海外での生活を語っています。
懸命に研究をし続けられてきた姿を追体験でき興味深かったです。
今回気に入った部分は、
論文のアプローチに触れられていた点です。
「論文はがむしゃらに書く、捨てる、書き直す」
とにかく話をするようにひたすら乱打すると良いそうです。
乱打し終えて論点が分かる。それを整理するためにまた捨てて書き直す。
1回目よりも2回目の方がずっと出来が良いとのこと。
是非参考にさせていただきたいと思います。
他にも、英語への向き合い方や、
授業作りで工夫されたこと等も書かれていました。
良本です。
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タイトルがちょっと大げさだけど、サクっとポジティブになりたい時、なんかちょっと行き詰ったときに、疲れたけどやる気ださなきゃなーって時に最適。
やっぱ人生楽しくやらないとね。って思います。
・自分の好きなこと、突き詰めたいことだけを勉強する
・試して無理だと思ったことはあきらめて、背伸びをしない
・ノートは最低限だけ。頭の中で何度も思い出すことが重要
・苦戦を強いられるときこそご機嫌に過ごす、タイム/メンタルコントロール
などなど
「カジュアルにエンドレスに勉強する」っていいな。