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猫だましいで紹介されていたのを読んで読みたくなって、文庫で全4巻読んだ漫画。
少女は少女のままでいられないし、子猫は子猫のままでいられない無常。だけど、愛らしさは永遠。
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家にはずっと一巻しかなかったので、たまたま近所の古本屋で2〜4巻を見つけ即買い。四巻まで読んでください。とても考えさせられる。チビ猫のパンパンする姿が焼きついた。
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大島弓子という作家はわかる人は作品を全て集めてしまう程好きだし、
わからない人には「ああ、こういうことだったのか」という瞬間が
訪れない限り一生わからないのではないかと思う。
そしてその「なるほど、これだったのか」を与えてくれる作品というのは
人によって異なる気がするのだ。
この『綿の国星』という作品もわかる人にはわかるのだが、
わからない人は1巻の最初からちんぷんかんぷんなんじゃないだろうか。
わたしにとって大島弓子の作品というのは
わかるものとわからないものが未だに混在している状態である。
この作品も2巻の最初の話を読むまでは何が何だかわからなかった。
ただ、そこでピンときてから1巻を読み返すと
ひとつひとつのことばや、やわらかな画がこころにひどく響いてきたのだ。
猫と人間では心臓が脈打つ速さも視る世界も違う。
猫は大人になっても猫のまま、人間にはなれない。
チビ猫はそういう悲しさを知りつつ、きちんと受け止め
透き通ったまんまるの瞳で世界を見ながら生きていく。
それはひたすらに気高く美しい。
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文庫版全4巻読了。大島弓子さんはグーグーしか読んだことがなかったし、絵の感じから昔の少し退屈な少女漫画かな、と思っていた。...もっと早く読めばよかった!私は猫好きだけど、そうじゃなくても楽しいのかな?大島さんのこの感性は本当に素敵。
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バラ科 何度読んでも泣ける。
ママ猫の授乳のとこが特に。
自分の子どもがある日突然いなくなってしまうなんて、今の私にはもう考えられない。
もうどうしようもなく母なんだなと思った。
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クッションまたあえたね
モルドをけいべつしたい なんでもいいから理由をみつけてけいべつしたい
あたしの心 ガラスの破片 犬歯のようなもの
ブレーキと爆音 深夜のバイクの地鳴りのようなもの
一番すき一番すき一番すき
そのことばだけ一日中再生した 二日目にことばはくりかえしすぎて音だけのこして意味不明になった
ひさびさ登場した時夫の顔?髪型?がなんか違ってたのが結構な打撃でした
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4巻でやや失速ぎみの印象だが、3巻までは無敵。普通の傑作では満足できないレベルを自分は大島弓子に求めて求めていることに気づく。
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猫と動物擬人化という、私にとって苦手な要素を掛け合わせた漫画だが、主人公のチビ猫が可愛らしく、この漫画世界に心地よく浸れた。好奇心旺盛で行動力のあるチビ猫は、物語の最初から最後まで幼く、少女というよりは幼児である。自分を拾ってくれた浪人生の時夫が大好きで、色々な経験をして少しずつ学んでいく。人間の子どものような純粋さだが、猫ならではの感覚もあって面白い。様々な境遇にある猫たちの存在も興味深かった。あと絵がとにかく美しく、柔らかで繊細で、夢みたいで素敵。