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nowadaysってなんでaなのにsつくの?っていうような疑問がのってる。答えはaがonの役割としているから。なんか頭良くなった気する。
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著者のこれまでの英文法の研究にまつわる経験談を交えながら、英文法の歴史、文法とは何か、学校文法は有用か、といった話題を語った本。
いちいち著者の自慢めいた話が盛り込まれていてどうも鼻もちならない感じもするが、それでも英語学、言語学を多少かじったことのある人にとっては、どの話題も興味をそそられるに違いない。言語学における「比較」と「歴史」、「規範」と「記述」、「文献学」と「新言語学」など、どれも言語を考える上では避けて通れない話題ばかりで、それらの話題が、著者の経験とともに提示されている点が面白い。特に最後の、ピンカーの意見を交えながら述べられている、文法とは何か、「学校文法」、「伝統文法」はどこで生きてくるのか、という話は、「英語教育での学校文法の有用性」という議論が瑣末に思えてくるほど、文法の本質を考えさせられる部分であった。
また、上記『英文法を知っていますか』のダイジェスト版としても読めると思う。
(08/09/03)
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[ 内容 ]
「真の英語力を身につける」とは、どういうことか。
批判多き日本の「文法重視型」英語教育は、本当に「無益」なものなのか。
英文法を徹底的に分析することによって、確実に語学を習得していったという著者。
本書では、文法少年だった頃から「英文法ノイローゼ」にかかった苦学生時代、ドイツ留学時代などを振り返りながら、自身の英文法体験や、英語に関する四方山話を披露する。
英文法研究とともに歩んできた著者による「知の自叙伝」。
[ 目次 ]
第1章 英文法が語る世界史(英文法を正しく解釈する;英語史の流れを理解する)
第2章 文法学の魅力的なる世界(「文法」が持つ不思議な魔力;誤読が生んだ大いなる悲劇)
第3章 英語の基本―「読み書き」能力(「日本式」文法教育の真価;“渡部流”語学習得法)
第4章 伝統文法の成り立ちと今日性(イギリス英文法はいかにして作られたか;「書く英語」を支える伝統文法)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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著者は保守派の論客として知られていますが、本職は英語学者です。本書では、著者自身の英語学研究の来し方を振り返りながら、英文法研究にまつわるエピソードを紹介しています。
また、ブルームフィールドやチョムスキーの記述文法と伝統的な規範文法の違いについても触れられており、規範文法が文の解釈に直結しているという主張が展開されています。