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クラスの痛い人を二視点目で描いた作品。
AURAもそうだったけれど、綺麗な流れになっており、話も面白い。
一方、結とプロローグが弱いように感じられた。
綺麗な流れでは合ったけれど。
また、「人類は衰退しました」のようなギャグ要素やブラックユーモアなどはないので、別の人が書いた作品と思って読んだ方が楽しめる。
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田中ロミオさんの作品を初めて読んだ。特に印象に残ったのは、高校のクラス独特の雰囲気。一人一人は良い友達だけれど、それが集団になったときに発揮される良くも悪くも暗に団結した空気。それをリアルに感じることができた。まずは視点をクラスの個体として、それから学校全体に拡げてからの視点、この視野の動きが巧みだったと思う。自分もストーリーが進むにつれて、共感がクラスから千尋に移っていたから。ただ、ラストあたりで急にクラスの人達が改心し出したところが、どこでフラグがたったのか気づくことができなかったのが残念。
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この手の冷静に俯瞰できちゃう自分ものに共感できるほどの自意識は持っていないし、ロミオの書き方もどっちつかずな感じ。バッドエンドの『AURA』のよう。球磨川禊がここにいれば全てをぶち壊してくれたろうに
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いかにも高校生らしい心理の描写と男心の描き方が共感できる内容になっていて楽しめました。生徒会への熱意というのは経験が無いので分かりませんが。
人の陰湿な側面や絶望感の表現はさすがロミオさんという印象。
オチが急すぎてちょっと付いて行けなかった感が残ってしまったところだけが残念。
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田中ロミオ氏の暗黒面を具現化したような物語.
黒い,黒いぞ….
これならアナキンもベイダー卿になってしまう.
そしてそのパワーでパドメが….
面白かった….
面白かったんだけど何かトゲのようなモノががが.
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集団心理による集団の悪意。義務を果たさず権利を主張する人々。ひたすら空気を読むことを強要する風潮。色々考えさせられる作品でした。だからこそ、小早川さんみたいな人には生きにくいだほうな、と。主人公が小早川さんに惹かれ、彼女のために働くのも青春かな?仲違い、挫折のあとの復活が非常に爽快でした。最後は変わりすぎだろ、と思わなくもないですが。
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クラスの人間を観察してうまく立ち回る飯嶋少年が、空気を読まずにクラスの秩序を守るために炎の剣で戦う小早川さんとの出会いで変わっていき、クラスの”空気”に立ち向かう物語。
飯嶋の小早川さんとの関係よりも、クラスが壊れていく様がリアルで惹きつけられた。AURAに比べて崩壊がかなり初期段階で明らかであり、しかも崩壊が止まることなく進行し続ける様が怖い。
空気を読むことへの問題提起というネタの着眼点がいいと感じただけに、クライマックスの流れが唐突に感じたので星は三つ。
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キツかった…読んでて色々とキツかったです。終盤で問題が解決するまではずっと重いもの背負わされたような感じで読んでました。
あらすじには「ヒロイン観察系ラブコメ」とありましたが、そんな生ぬるいものでは無いと思うのですが。
でも面白かったです。どこがと言われると言葉にしにくいのですが…主人公側の描写かな?
ただ、ラストはこれでいいのかよ!?と内心思いました。(恐怖政治敷いてるだけっぽく見えた)
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『人類は衰退しました』が面白かったから、田中ロミオさんの他の本も読んでみようかなと思って、読んでみました。
クラスの様子が自分も似たようなことを見たり経験したことあるなあと思ったりしました(学級崩壊は見たことも経験したこともありませんが)。クラスメイトが協力的でないために、2人で奔走しているのは応援したくなりました。
あと、文化祭の出し物を決めるときのやり取りなんかが面白かったです。妙に息ぴったりで動画の中の気合の入った文化祭の出し物についてコメントしたり、研究発表はつまんないよねとか休憩所は嫌だよねとか言い合ったり。
最後の方はもう何ページが増やして、もう少し細かく書いてあったらもっと良かったかなと思わないでも無いですが、今のままでも十分に面白かったです。
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田中ロミオの書く「ヒロイン観察系ラブコメ」
人間関係も勉強もそつなくこなす万事如才ない高校生『飯島直幸』と、常にテンション高め、ガチガチの規律でクラスを混乱に陥れる『小早川千尋』の二人が織り成す物語です。
発売してすぐに買ったのだが、どうも読む気が湧かなくてほったらかしてた本ですw
学生時代に生徒会の仕事でもやっておけばよかったなぁと思いました。
ヒロインはちょっとだけデレます、でも本作では炎の剣を幻視させるほどにツンツンしてる小早川さんを楽しむのがいいかもしれません。
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『AURA 〜魔竜院光牙最後の闘い〜』と表面的には似ているけど、扱われているものはぜんぜん別物だった。
こちらはもっと「政治」的な学園コメディで、スクールカーストによる集団同士の対立構造はなく「集団」と「個」が対立している。
一人一人だと普通に話せる生徒であるのに、集団になったとたんに愚劣に堕落していくクラスメイトたちの、目には見えぬ力。
それを作中では「空気」と言い、主人公とヒロインの小早川さんは、衝突をくり返しながらこれと戦っていくのだけど、さすが田中ロミオ先生。一筋縄ではいかせない。
人の顔色をうかがってばかりの世渡り上手な主人公が、融通のきかない小早川さんに心惹かれていく過程が、熱くて青春でキュンとした。
ただ、ラストで不自然なほど急速にクラスがまとまる展開が白々しく、何か大人の事情という「政治」を勘ぐってしまった。
そういうメタですか? 面白かったけど、ラストだけ不気味です。
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「政治」を学ぶのに、今の地域の学校にいく必要ってあるんだろうか?
そんな風に思った本なんで、他の人に読ませたいんだが、いかんせんラノベなのでそこに集中されると困るんだよね……
どうなんでしょう?
面白くて一気に読んだけれど。
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「空気」の暴力性をこれほど凶悪に描き出したのは凄いと思う
ラストの展開とか恋愛描写がいまいち不足していたようにも思うけどそこはメインじゃないし目を瞑ろう
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すごく久しぶりのラノベ!
細かいテンポで刻む文章がラノベならでは?なのか?
現代っ子のゆとりな空気間、連帯感が意外と分かっちゃったりしてイッライラした。
小説だからすごく凝縮されているけど、いや確かに当たっている。
最後のラノベ独特の無理くりまとめた感が残念。
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面白いです。一気読みしました。
内容についてあれこれ語るのは無粋というものでしょう。
終盤が若干物足りない感じがしましたがこれは無いものねだりなのかな。