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私の中で今猛烈羽生さんブーム到来。
この本で一番印象に残ったのは仲介業者思考。自分と目指すものというのは、本当はただ両者の関係それだけであるべきなのに、現代の世界ではいっぱい仲介業者がいて、目指すもの=仲介業者と勘違いしてしまうひとが多い。だがしかし、仲介業者は全然完璧じゃないし、おんなじ人間なのだ。あくまで目指すものとは違う。
それは受験の中での教師と生徒にも言えるし、宗教の中での教祖と信者にもいえる。
それがわかっていれば、気づいたら辿るべき一本の線を誤っていたなんてことはないんじゃないか、というような米長さんの発言に、「これは考えてなかった」と思った。
どんなに立派に見える人でも、仲介業者にすぎない。
私は神を無意識に探していたんじゃないかと思った。友人にさえ。
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年齢によって勉強の仕方も変わる。
セールスの勉強だってそうだと思う。
いつも思うけど、棋士ってスゲえな。
『兄貴たちは頭が悪いから東大に行った。私は頭が良いから棋士になった』は米長プロの言葉。
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これを読んだのは8歳くらいの時かな?幼いながらも羽生さんのことを慕っている時にこの本に出会いました。棋士二人の対談という形で進み、それぞれの過去を語りながらその中で自分の考え方を述べていたように記憶しています。当時は羽生さんしか知りませんでしたが、羽生さんでない方の考え方が面白かったという印象があります。
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勉強方法に固定されたやり方はない。
自分で見つけるしかない。
それができなければ、没落あるのみ。
そんなメッセージを読み取ることができます
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集中して勉強しろよってことだね。そわそわしちゃったり他のことに集中出来ない人は伸びないって!
そして、学ぶときは一流をみながら真似て行かないとね。時間を無駄にしちゃう。
そして、最善の方法を追求する。改善する努力をとめたら「引退」だってさ。
そして、子どもを伸ばすには褒めて、刷り込ませて、やる気を出させ、いつの間にか集中できる環境を作ってあげるのが一番だって。
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タイトルと本の内容が釣り合っていない好例です。
羽生名人は、この後、名著を連発されます。注目すべきは米長名人。年下の羽生さんに、「羽生先生に学んだ」とさらりと言える将棋指しは…いないと思います。
私的には、
「自分を変えるのが億劫になったら引退」という、米長名人の言葉が一番印象に残りました。
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『ジョコビッチ』の本の訳者のあとがきに、訳す前に読んだ本が10冊くらい紹介されていて、興味があるのを借りたり、買ったりしてみた。そのうちの一冊。
「勉強の仕方」というよりは、将棋界トップの二人の「生き方」「学び方」。将棋に興味がない人でも、もちろん読めるけれど、将棋がやりたくなる。(微笑)
二人の語録がとてもいい。
米長語録
「最終的に頼れるのは自分自身の力だけ。ということがわかっていないと、本当の成長はできない。さもないと、他人の残したものを少しずつ吸収するだけで、一生が終わってしまいます。」
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棋界を代表される二方の対談。
本のタイトルから具体的な勉強法を期待したが、そういったものは少なかった。具体的な例も、将棋のやり方に関するものもあり、応用が必要になる。
将棋の過去から未来、現代社会の問題点など多岐に渡って書かれており、見識のあるお二人の考えは興味深かった。
しかし米長さんは自己評価が高く安定しているタイプなのだろうなと、発言の数々から推察される。教養も深く、頭の回転も活発のため、ほんとかどうか分からない持論を小気味良く矢継ぎ早に打ち出してくる。悪く作用していたらご本人が対談でおっしゃっている「中間業者」
になれただろうと思うほど。
羽生さんは冷静に論理的に訥々と返して行くという感じで、その対比も印象的だった。
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19歳の羽生と53歳の米長により、20年前に行われた対談。米長の「打倒羽生を掲げて、精進している。」とのコメントが熱い。人生はそれぞれの時期に環境や役割が変化する。その時に、いかにアンラーニングできるかが、その後の人生の豊かさを決めるようだ。