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宮元輝にはまったキカッケの本です。タイにいるような気分になりました。
本を読むというより異国に行くという感じ。
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久しぶりの宮本輝。しかしちかごろ小説当たりが悪い。これも、もちろん面白くないわけじゃぁないが、ぐっとくることもなかった。もっとひきつけられたかった。 タイの政治家の愛人をしている日本人女性と、一年間世界を旅してきた日本人男性、そして共産主義と、小説と、・・・。
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紀行小説というものが全く好きではないが、この作品は例外。この人の本にはハズレがない。タイ人の名前が長くて早口言葉のようだ。
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舞台は水の都バンコク。 タイ高官の愛人である日本人女性と世界を放浪している日本人男性を中心にどろどろとした人間の欲望が書かれている。推理小説のような部分もあり、グングン引きこまれた。まだ行った事のない国だけど、運河を中心に人々が逞しく生きている姿が浮かんでくる。運河の運んでくるねっとりとした空気を想像しながら爽やかなカナダで読んだのは快適だった(笑)
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Thai.
the humidity, the temperature, the smell, the mystery...
It's Thai.
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水の都、バンコクの運河のほとりを舞台に繰り広げられる愛のドラマ。
バンコクの王室に繋がる有力者の愛人として、運河のほとりのお屋敷で暮らしている日本人女性・恵子。
その恵子が、野口と言う日本人旅行者男性と知り合ってから、周囲がざわつきだす。
バンコクの貧富の差が激しい上流と下流の人々の生き様に深く関わっていく事で最後には自分自身の道を見出す物語だが、全体的に少々重苦しい雰囲気。
なんていうか、バンコクの汚い泥の運河が、作品全体を重く暗く演出している感じがする。
それと、読んでいて登場人物の誰一人として共感できなくて、気持ちがあまり入っていかなかった。
お決まりのように、自殺する人が出てくるし。。。。
宮本輝の作品は、人が死んだり消息不明になったりするケースが多いんだよね。
残された人物達が、その謎を追うようにして、その人の生き様が現れていくのだけれど、今回は、それとは趣が違う。
主人公の恵子を中心に物語は進んでいくけれど、恵子って人物がよくわからない。
描ききれてない、ような気もするけれど、なんだか釈然としないんだよねぇ。。。
最後も、書き方が曖昧で、結局のところどうなったの?って感じ。
どんでん返しと言えるけれど、恵子のそれまでの心理変化を考えると、また気持ちが変わるんじゃないのぉ〜?と思ってしまうような、納得できない終わり方だと思った。
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寒〜い日本で読んでいても、じっとり湿気の多いバンコクの暑さに包まれてるような気分になる。
こうなって欲しいなぁと思っていた通りの結末に満足だけど、主人公の心の動きの表現があたしにはいまいち分からなくて、なんで?って終わり方。
一番納得がいかないのは、女占い師から「決断力が強い」って言われた主人公。
あっちふらふらこっちふらふら。
どこが決断力が強いんだ?
宮本輝さんの作品にしては珍しく、主人公が魅力的に見えなかった。
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舞台はバンコク。タイ高官・その愛人の日本人女性・世界を旅する日本人男性を中心にドロドロの人間の欲望ありで推理小説っぽい部分もありで面白い。
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タイって、きっと本当にこういう空気を醸しているんだろうな、と思います。
ちょっとタイに興味を持ちました。
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タイで上級階級男と日本人女が恋に落ち、数年間愛人関係になる。
あるときに日本人男と出会いその男を好きになり、女もその男を好きになる。
女は典型的な鳥の籠の中の愛人生活をしてるが、日本人男に出会い色々と行動しだす。
やっぱり、すきだなぁ〜宮本文学。
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タイが舞台。
輝さんの作品の中ではちょっと雰囲気が違ってる感じ。
本を開くとむわ〜っとした空気が流れ出てきそう。
じっとりと隠微で怠惰でどうしようもない東南アジアの空気。
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ねとぅっとしたバンコクの味が存分に味わえます。
でも、まだ行ったことのないバンコク。
中国に似て運河が多いようです。
バンコクに流れてきた日本人の女と、王族の血を引き手段を選ばず政界を上りつめようとするタイ人。そして世界中を旅してきた日本人の男。交わるはずのないそれぞれの生き方が、各自の欲望を伴いながら次第に絡み合って、それぞれの未来を切り開こうとする。内容はさておき、異国の地で真剣に人々と絡むというのは、欠けがえのない経験であると断言できる
男の経験と言動を通じ、「旅の良さ」という観点からも面白く読める。
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オンナとしてこんな風に生きられたらいいな・・・って思うようなお話。
心の赴くまま、なすがまま。
タイに行きたくなります。
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「きょう、女占い師が言ったわ。私に恋をしている人がいるって……私もその人に恋をしているそうよ。どちらも強い真剣な恋だって」
水の都バンコクの運河のほとりで恋に落ちた男と女。めくるめく陶酔の果てに、ふたりはどこへ連れ去られていくのか。恋愛小説に新しい局面をひらいた、宮本文学円熟の成果。(裏表紙より)
裏表紙の説明は上手く内容を現していないなぁ~と思った。
タイの王朝の血を引く高級官僚に愛される日本人の女性と、1年ぶりに見た日本女性に心惹かれる日本人男性、その友人、友人が結婚しようとしている女性、女性の兄、ホテルで働くボーイ…。バラバラのパズルがどんどん当てはまって分からなかった絵が完成されていくように話が進んでいく。
宮本ワールドがとてもよく感じられる作品。
今回は2回目だったけれど、1回目の方が内容がよく理解できたような気がする。
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なんとも得体の知れない、ミステリアスな小説。 またバンコクというドロドロシとして貧富の差があり、異国情緒の溢れる雰囲気が堪らない小説。 熱気と生活力の活力がグイグイ読み手に迫ってきて、生きる活力が湧いてきそうな魅力溢れる小説とでも言えるかも。