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本の要点
・巷の自己分析本は必要なし。度を越した自己規定でドツボにはまるだけ。
・企業が求めるのは「能力のある学生」「できることの多い学生」・ハード(資本)より情報や時代に乗り遅れない「人」がますます重要。
・大学では「知的トレーニング」つまり、自分で考える「論理的思考力」を身につけるべし、それは論文・文章作成&ディスカッション中で養われる。
・大学で養うべきは「知識+応用力」「能力+努力」
・大学の成績を評価しないのは大学自体が低く見られているから。これからは厳しい大学、成績が重視されるだろうし、すべきだ。
・英語は必須。自分の可能性を広げる。
[結論]就活早期化を辞め、大学を学生が「知的トレーニング」し、される場にする。
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まえがき以外はほぼ流し読み。
う~ん、現状分析も提言も一面では非常に正しいと思う。
最も正しいのは(自分も含めて)日本の学生は勉強しないということ。
しなくても競争が厳しくなくて困らないんだから、そりゃしないよね。
ただ、大学を中心に物事を考えること自体、枠にはまっているのでは?
あと、型通りの就活を高いレベルでこなすのは、1つの能力の高さの表れ
だと考えるべきではないだろうか。
まだ就活を越えていない自分にはわかっていない部分もあるのだろうけど
正直、この手の本は「大学」とか「学生」とか「企業」とかをひとまとめにして
見すぎではないか?違和感を覚える。
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現代の就職活動の状況について。「就活」がもたらす弊害とこれからの「就活」への提言。20年以上前に就職した者にとって、現代の就活がどのようなものなのか興味があって読んでみました。
現代の就職活動は、以前に比べて益々厳しくなっているようです。単に日本の不況の影響と簡単に片づけられないくらい就職が厳しくなっていて、就職「試験」に受かるために神経をすり減らし、疲弊してしまう若者が多いようです。ひとつには「自己分析」という日本だけの風習で、自己診断ばかり行ううちに、就職できないすべての原因を自分に求めるという傾向に陥ってしまうことがあります。自分の将来の可能性を自分自身で否定してしまうという悪循環になっているそうです。
また学校の「就職サポート」も問題で、企業が求める人材と学校のサポートが噛み合っていないという現状があり、また企業の方も学生の実力を測る明確な指標が無いため優秀な人材を見極められない現状があります。
そのような現状を踏まえ、著者は自分の経験を踏まえて、学生・学校・企業がともにWIN・WINとなるような対応を提言しています。
まあ入社してくる今の学生は、様々な知識・能力を持っていて総じて優秀だと思います。自分の能力に自信があれば、受からなかったのは企業の都合と割り切れば良いと重いますが、今の学生は自分の能力が足りないと考えてしまうのでしょう。
昔は「就職活動」というのは、就職したい人だけがやるものだった(しない人もいました)と思いますが、今は「就活」として一般化され、誰もがやらなくてはいけない関門になったことが、このような事態を生んだのかも。この本を読んでみると、今の時代に就活しなくて済んだことは救いだったかもしれません。
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とにかく、自分の力を高めよう。
自分の力を高める事が、自分の為にもなり、何よりも他人の為になる。そう考える事ができるようになりました。
評価が変わらなければ教育は変わらない、という事がいわれています。この本では、大学の評価方法が変われば、社会が変わる。という事でしょうか。今後の大学の動きに注目です。
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企業,大学,学生の3者に注目。
これらがそれぞれ就活の早期化により不利益を被っているとし,それに対する解決案が提示されている。
だが,ある程度数字で説得するべき個所があるのにそこのデータがないのが辛い。
主張はある程度筋が通っているものの,「大学の勉強を企業に重視させる」仕組みを作ることのコストを軽視しすぎな感がある。
シラバスや教授の基準公開により~っていうけど,その単位一つ一つについて教授の基準が異なる状況を作るわけにはいかないし,それを統一して計算する規格を作るのがまず無理。なぜなら大学のレベルを加味するかしないか,何を以てして単位が楽と判断するのかなど,今まで曖昧に放置していた部分に秩序をもたらすのは長い時間の議論と全国レベルでのすり合わせが必要で,そんな労力を大学側が払うはずがないからだ。
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偉そうにくだらん当たり前のことばっかり書いてある 読んでて非常に不愉快 リクルートとかいう就活の諸悪の根源みたいなとこにいたやつが今のシステムがいかんとかふざけたことぬかすな
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日本の大学は入るのが難しく、卒業は簡単。
アメリカ、中国、韓国の大学は卒業が難しい。
このしくみが、日本の大学生を勉強させなくなる。
大学による学生の評価があまく、あてにならないので、企業の採用活動が早期化している。
非常にわかりやすい理論で、読みやすかった。
もっと勉強せねば。
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自己分析に走る就活生。
事故分析は一見自分の内面を見つめ直していると思いきや、自分の欠点を変に肯定してしまう恐れがある(客観視)
自分を肯定する一方で他者に対する許容度が低くなっていて、否定されると弱いなどストレス耐性が引く就活生が生まれる。
やりたいことを探す一方で「やりたくないことはやらない」と視野を返って狭めてしまう。
職種は結局どこにいっても自分のためになるし、全く関係ない職種でも新しい視野でのアプローチが身につく。
就活とは、日本の学生が初めて将来、それも長期的な視点に立って考える機会である。自分の将来に初めて真剣に向き合い、初めて自分で本当の決断・選択をする機会である。そういった意味で、極めて重要な時期である。
考えるべきことは、
1 自分は本来どんな力があり、何をしたいのか、何をしなければならないのかを考える「自分探し」
2 したいことを実現するために、必要な力をつける「自分作り」
ここで将来的にこう作っていきたいという展望も重要。
・大学のキャリアセンターが就活のダメさに拍車をかける現状
就職実績が受験生呼び込みの強い宣伝になり(就活の客観的判断基準がない)、さらに指導する側も表向きしかしないためろくな指導ができない。
「それも考えましたが、こういう理由で他の所を選択しました」と言うべき
・大学生活では、本当の意味での知力を身につける必要があることを言及
あふれる情報から自分が必要なものを探し出し、つなぎ、そして自分の意見を作る「知力」を養成する必要が大学生活中にある。
⇒仕事は受験勉強などと違って条件を自分で設定しなければならない。
また日本人学生は「やりたいこと」を優先し、アメリカ人学生は「やらなければならないこと」を優先する。
平時の学生生活で顕著。
日本人学生が授業で寝坊するそのマインドセットそれ自体が、学生の思考力低下に繋がってきている
8/50
7/50
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2012/12/02読了
就活の意義や問題点などを適確に示してくれた一冊。
デフレスパイラル、ゆとり(制度ではなく、気質)化
学問低下、世界から取り残されていく企業と新卒。
求められる学生、そうでない学生。
きっとシンプルな問題がたくさん積み重なって、複雑化して
今のこうした雇用低下、戦力低下に繋がっているのだろう。
私も、いち就活生として意識しつつこの本を読んだのだが
耳に痛い話や同意せざるを得ないところもあり…。
そして、私は就活で一体なにをしたいのか。
させられているのではなく、どんな自分になりたいかを
主体的に考えるべきなのである。
それを考えなければ就活の意味なんてきっとない。
主人公は私。
でも、主役を降りてみよう。
さながらサブキャラの視点で世界を見てみる。
その中で探すのだ。如何に輝けばいいかということを。
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学士力の涵養や自己の能力を伸ばすためのヒントとなる
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日本の就活の特殊性について理解できた。たしかに、大学での出席状況や授業態度を見せたら「とても採用できない」と思えるだろう学生が、コミュ能力という意味不明な基準で大手企業に内定を決めることが意外と多い。しかし、面接本には、よく「ウソをついてもすぐ分かる」と書かれている。いつも「全然分かってないじゃん」といつも思う。