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ポップな読みやすいアラフォー女子の結婚にまつわる話…だったが、ラストは怒濤のように意志のある展開だった。
暗くなくさっぱりと気持ちよい感じがよかった。
恋愛小説じゃなくて結婚小説なんだっつー社会学者の解説もふむふむだった。
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漢方小説がよかったので、手にした。
アラフォー女性の持つモヤモヤと妄想をコミカルに表現していて、笑いながら読めた。周囲の友人も魅力的。
福原さんみたいな、素敵な男性はなかなかいないよなあ。
家庭社会学者の解説も、わかりやすくてよかった。
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人はどうして結婚するのか。求めているのは精神的安定、それとも社会的安定なのか。女性にとって結婚とは生まれ変わりなのか。結婚と同時に仕事を辞めるかどうかの選択が頭をよぎるのはなぜか。そもそも「結婚=幸せ」なのか?"婚活"という言葉もあるなかで、「結婚」に対する固定観念を今一度見つめ直してみたくなる、そんな結婚小説。
結婚するもしないも子どもを産むも産まないも、全部自由だからこそ難しいこともあるけど、自分のした選択が自分や大切な人にとってハッピーであればそれで良いのかなぁと思えるラストが好き。
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作家の喜世はサクラとして行った蕎麦打ち合コンで映像作家の福原と知り合い、付き合うことに。二人はやがて結婚話へと進むが、そんな自分に
すっきりしないものを感じていた喜世が選んだ未来は…。結婚を意識しているが、でも仕事に打ち込む自分も捨てられない、そんな女性の方がリアルに描かれている。この作家の女性は皆どこか共感するところがあって好き。
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軽い読み口ながら、「結婚=幸せ」というテーゼへの疑問に徹底的に向き合った作品。
小さな違和感をすくい取る視点に、なるほどなぁ、と思わされました。
なるほど、とは思ったけど、「結婚=幸せ」ではないのと同様に、「結婚=人生を型にはめてしまうこと」でもないのになぁ、とも思わずにはいられませんでした。
まぁ、6年も前の小説なので、著者の中島さんが今の世相を踏まえて書けば、また違う形になるのかもしれませんが><
最後が結局日本の社会批判で終わってしまった感じなのも、ちょっと残念。
日本の社会に問題がないとは思いませんが、社会というものがどうあろうが、そんなのはほっといて、勝手に自分たちらしく幸せになっちゃう、という選択肢がいくらでもあるような気がするのになー。。。
そもそも自分は社会というものに、そこまでの期待をしていないのかもしれません。
「結婚しなかった=自分たちらしい、めでたしめでたし」みたいな結論に見えなくもなかったのが、唯一の引っかかりでした。
(著者の中島さんは、そんなことを考えていたわけじゃないかもしれません)