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バラカンさんが来日してからの自分史と日本のラジオや音楽史が重なる。言いたいことをはっきり正直に苦言を呈しても干されないのは外国人ということもさることながらそういうキャラと認識されてるから? 固有名詞を殆どぼかしているのに竹中平蔵だけ名指しで酷評でワロタ。
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"日常的に音楽のある生活をしている人と、そうでない人がいる。私は後者。
音楽とともに生きてきた人の自伝的な本だった。
イギリス人なのに日本語が堪能なピーター・バラカンさんがラジオのDJになるいきさつと日本のラジオ事情など知ることができる。"
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ピーターバラカンというやたら日本語が上手い、でも難しい音楽ばっかり紹介するDJがいることは知っていたが、この本を読んでみてなんか親近感を感じることができた。もっとラジオを聴いてみたくなった。
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ピーターバラカンさんの半生記。DJという仕事に出会うまで、そして日本に住むようになるまでのこと。音楽への愛、ラジオというメディアの可能性についても淡々と、しかし鋭く語られています。
子供の頃はFMで音楽を聴くのが中心で、エアチェックもしてました。今ではすっかりFMは音楽メディアとしては劣化してしまいましたが、今ではインターネット、そしてストリーミングのおかげで、世界中のラジオを聴くことができます。海外に住んでいても、音楽には不自由しなくなりました。残念ながら日本のラジオは遅れていて、著作権の制約もあるのでしょうが、日本でしか聴けないものがほとんど。唯一海外で出会ったな、と思っているのは「湘南ビーチFM」です。音楽中心の番組が多く、大好きなジョージカックルさんの番組もあって、楽しませてもらってます。
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懐かしさを感じると同時に、過去の回顧録で終わらないアクチュアルな本だとも思った。著者の活躍についてはまったくといっていいほど知らないのだけれど(恥ずかしい)、彼が日本の音楽文化/ジャーナリズムにどれだけの新風を巻き起こしたかが読みやすい語り下ろしで語られる。DJという仕事をこなし音楽の紹介に務めてきた彼は、日本の音楽シーンに媚びずに自分の流儀を守り通してきた(それは彼がはっきり日本を「談合の国」と書くことからも伺える)。彼と私はもちろん趣味が違うが、音楽への愛は一致している(彼の方が知識は圧倒的に上だが)