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ちょっと、というよりかなりおマヌケな若主人・バーティーと、完璧な執事・ジーヴスの凸凹主従コンビのお話もこれで3冊目となりました。3巻で終わりの予定だったのが、なんと続刊刊行が決定したそうで大変めでたい!
前の巻の「よしきた、ジーヴス」は揉め事は複数あれども、大きな流れはひとつという長編小説でしたが、この「それゆけ、ジーヴス」は1巻と同様に短編集。1、2巻の登場人物が再登場したり、会話のなかにしか出てこなかった事件の真相がわかったりして、前巻を読んでいればより一層楽しめる内容でした。
そして、今回はジーヴス視点のお話があるのが特筆すべきところかと。実際ジーヴスがバーティーのことをどんな風に見ているのかわかって非常に愉快でした。なにかとジーヴスの都合のいいように誘導されているバーティーですが、そこにはちゃ〜んとジーヴスの愛があるのです(…よね?)。
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笑いの古典、巨匠と認められたコミックの天才との賛辞を賜る大ウッドハウスのおマヌケ千万なおバカ者列伝。
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ジーヴスシリーズ第三弾の短編集。最後の一篇は珍しく、天才執事のジーヴスからの視点で描写されていて、これが笑える。
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ジーヴスシリーズの三作目。
ニューヨーク時代のものが中心みたいです。
あいかわらずおバカなバーティの元にやってくる、おバカな友人のおバカな相談事(ややこしい)
をジーヴスが颯爽と解決してくれます。
ダリアおばさんがアナトールを雇用したいきさつや、ビンゴとロージーの結婚生活など前作を見た人はなるほどと膝を打つつくりになってます。
ジーヴスとバーティのなれそめ(?)と、ジーヴスが一人称の話とか収録されててほんとうもう、
ありがとう、ありがとう!とだれかれ構わず握手したくなります。
今までジーヴスはバーティのこと心底小馬鹿にしてると思ってたんですが、これ見てちゃんと主人を愛すべき人物だと思ってるとわかって嬉しいです。
よかた〜
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国書刊行会のジーヴスもの、3冊目。
万能執事ジーヴスとお気楽な若主人バーティーが登場するシリーズの短編集。
他で出しているジーヴズものの1冊目とたぶん2作だぶっているので、ちょっと既視感がありましたが〜
まだゼンゼン飽きてないので、微妙な翻訳の違いを(正確に覚えているわけじゃありませんけど)味わいつつ、楽しい時間を過ごしました。
おそるべきグロソップ嬢そっくりの従姉妹やサー・ロデリックなど敵役?もにぎやか。
おっかない親戚はバーティー自ら「この世のバカの面倒を見る天の配剤」と認めているのが笑えます。
いやこの親戚も堅物なりにおバカさんなんですよね〜。
「刑の代替はこれを認めない」で、友人の恐るべき伯母さまへ直談判に行った顛末が面白い。
「フレディーの仲直り大作戦」もチャーミング。
最後の「バーティー考えを改める」はジーヴス視点で、バーティーへの愛情が感じられて微笑ましい作品。
好評なので続きも出ることになったそうです。
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ジーブスの短編☆
初めてこれを読んだ時、あまりのおもしろさに衝撃をうけた!!
とってもユーモラス♡
第一次世界大戦中に書かれたものとは思えない。
翻訳してくれている人もとてもうまいんだと思います☺
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再び連作短編集。ジーヴスが初めてウースター家にやってきた話しと、ジーヴス視点の話しが収録されている、貴重な一作。相も変わらず、服装でもめて、友人親戚一同はおばかな騒動を繰り広げている。
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激しくお薦めしたい。登場人物が皆愛すべき馬鹿。ジーヴスはサドだ。ウッドハウスの本が大好きで特にジーヴスシリーズのファンなので借りて読んだけどいずれ購入したい。この本でお気に入りなのが「バーディ考えを改める」。大好きだ!考えるに、このシリーズはドラえもんと似ている。
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文藝春秋の『ジーヴスの事件簿』とは、ジーヴスの登場編とジーヴス視点の短編がかぶっています。今回はバーティ君のNY滞在中の事件が多いかな?
連作短編集ですが、おなじみ親友ビンゴやグロソップ氏もちらほら出てくるので、いちおう『比類なきジーヴス』『よしきた、ジーブス』を押さえておいた方がより楽しめるでしょう。
『ジーヴスの事件簿』でもいいけどね。
やはり基本を押さえた英国ユーモアミステリーは面白いと言うお話。
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英国ユーモア小説ではおなじみのコンビが繰り広げるお笑い話を収録した、ウッドハウス・コレクション(国書刊行会)第3弾。
これには、人はいいけど頭がまわらぬバーティのもとに、完璧な執事ジーヴスがやってきた件、最後にはジーヴス自身が語ったお話が載っているのも、楽しめる。
ジーヴスものの短篇集なので、寝る前に少しずつ読んでいたので、読み通すのに時間がかかってしまったが、いわゆる心地よく(ひと笑いして)眠りにつくナイトキャップとしても最高では…(疲れてバタンキューの晩以外は)
また、文章の面白さを味わう小説でもあるから、そのうち原書にも目を通すと面白いかもと思うようになってきた。
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『ジーヴス登場』
ジーブスとバーディの出会い。バーディを教育しようとする婚約者からバーディを救出するジーヴス。
『コーキーの芸術家稼業』
『ジーヴスと招かれざる客』
『ジーヴスとケチンボ侯爵』
『伯母さんとものぐさ詩人』
『旧友ビッフィーのおかしな事件』
『刑の代替えはこれを認めない』
『フレディーの仲直り大作戦』
『ビンゴ救援部隊』
ダリア叔母さんの雑誌に恥ずべき記事を載せられようとしているビンゴ。ビンゴの親戚宅のコック・アナトールを狙うダリア叔母さん。
『バーディ考えを改める』
ジーヴス目線の話。結婚を意識し始めたバーディが友人の身代りに学校に行くことに。
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大好きなシリーズです。まだ全部は読んでいないけれど。
去年あたり世間には執事ブームが来ていたようですが、私の理想の執事は世のイケメン共を突き放して彼がダントツ一位!笑
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遊んで暮らせる身分の青年バーティーと、彼の執事(紳士お側付きの紳士)ジーヴスの話。
ジーヴスがバーティに雇われることになった話からスタート。旧友がオノリアと婚約してしまって困っているというのに何故かジーヴスが冷たい態度をとる話と、珍しく語り手がジーヴスの話が気に入った。「雇用主とは馬のごときもの」とか「ウースター様には脳みそが足りない」などと辛辣なことをサラッと言うくせに、かなりバーティのことを好きな様子がなんとも。楽しい二人組だ。それにしても、「紳士お側付きの紳士」というのは初めて聞いた。執事とは違うの?
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やっぱりいいわあ。バーティーのお人よしっぷりが光る一冊であった。
「バーティー考えを改める」を読んだら、一こ前に読んだ「よしきた、ジーヴス」をジーヴスの一人称で語ってほしくなった。もしかしてバーティーが引き起こしたように思われたトラブル諸々も、ジーヴスが裏でそうなるように誘導してたんじゃないのか…
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今回は短編集。
バーティーの奇妙な友人たちの窮地をジーヴスが救う。
やっぱり楽しいこのシリーズ。
アホであることは楽でうらやましいことなのだ。
以前からウワサは出ていたバーティーが女子校で講演することになってえらい目にあった話がジーヴスの目から語られる一編もあり。
(2006年08月07日読了)