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紙の本
表紙のまんま、です
2013/05/22 21:27
7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：はにーとーすと - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前の作品の文庫化で、新たに書下ろしのＳＳが入っています。
伯爵家当主でマフィアの首領、コンラード（攻め）とその婚約者の身代わりにされる杏里（受け）のお話です。
この二人の出会いは１６年前。
大怪我をしたコンラードを幼い杏里が偶然助けることに。
その頃の杏里は髪も長くて、一見女の子のようだったことからコンラードは誤解をしてしまい
「大きくなったら花嫁になって・・・」と約束してしまいます。
まぁ、そんな誤解から始まる二人の関係。
杏里の複雑な家庭事情もあり誤解されたまま離れてしまい、そんな二人が改めて出会い直し、
更にある事情で強引に花嫁さんにされた挙句、でもやっぱり幼いころの運命的な出会いは二人を結び付けていくのでした、
という王道まっしぐらのお話です。
なので最初は一見コンラードの強引で意地悪な面が前面に出ていますが、
１６年も律儀に約束を守るなんてとっても一途でイイ男だったなぁという読後感。
激甘さも目立ち「ごちそうさまでした」、な、そんな作品でした。
花嫁モノをお探しの方にはおススメしたいお話です。
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