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国家の品格にかけて、筆者は会社の品格を論じている。必要なのは、誰もが当事者意識を持ち、自己責任意識を持ち、日々を生きることだといっている。本の中で書かれている上司の品格には興味を持った。
≪上司の品格≫
・上司の頭・・・品格のある上司は自分の頭で考える
→主体的で経営マインドを持つ
→自分なりに理想の職場像を頭に描いている。
・上司の口・・・品格ある上司のコミュニケーションは報酬となる
→未来構想ずに対する共感を呼び起こす
→職場の目標と部下の仕事を接続して意味づけができる
・上司の目・・・上司の思い込みは部下のヤル気を損なう
→部下のよいところをみて褒める
→職場の目立たないところにも関心を持っている
→勝手な思い込みをしない
→顧客、部下、他部署、経営者などのいろいろな目でみる
・上司の耳・・・クレームにもいやな顔をしない
→会社や職場や自分に対する批判にも耳を傾ける
→顧客や環境の変化に関する情報に熱心に耳を傾ける
・上司の腹・・・品格ある上司は腹をくくってリスクを恐れない
→自分の席ににおいてリスクをとった判断
→首尾一貫してぶれない
会社の中で議論をするには、「視界」と「時間軸」をあわせなければ、納得間のある結論を導き出すことはできない。
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リンクアンドモチベーションの小笹さん。
会社という器に対する考え方、仕事、働くことについて考えさせられる。
また読みなおしておきたい。
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またも品格シリーズかい。。と思いきや、とっても読ませる本です。会社が社会の公器であると訥々と問うているこの本。逆に言えば、現状は株主至上主義、役員至上主義が横行しているってことなんでしょうねー
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古本屋で購入。
就活始めるまえに企業に対するひとつの見方が得られたのは大きかった。
ただひとつ苦言呈するとすればタイトルがブームに乗っかってる感があって品がなかったかな。
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前々から少し気になっていた本
元リクルート社員(現 リンクアンドモチベーション代表)の小笹さんが書いた本
国家の品格と言う前にもっと個人が実行のしやすい会社の中から品格を高めていきましょうという趣旨の本
会社とはそもそも矛盾をはらんだ存在である。だからこそ、会社を暴走させてはならず、品格がなくてはならない。
会社は誰のもの議論(資本投資家である株主、時間投資家である社員)
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以下、自分メモ
�組織の品格(会社のメッセージを社員が共有しているか?会社は金銭報酬以外の共感などの価値観を提供できるだろうか?)
上司の品格(コミュニケーションの結節点としての上司とは? )
�品格のある上司
1.専門性(すごい)
2.人間性(素敵)
3.返報性(ありがたい)
4.一貫性(ぶれない)
5.厳格性(厳しい)
�仕事の品格(自分の商品、サービスを買いたいと思うか。教会を建てるか、石を積むか。 改善、改良から変革、創造へのシフト 組織スキルからポータブルスキルへ 意味、意義を明確にして仕事をしているか)
�処遇の品格
(ホモからヘテロへの変化 目指すべきは辞めやすい会社 定年制の論理的矛盾 )
�経営者、社員の品格
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働く人、これから働く人にとって読んでおいて損はないと思います。
読んで、『何だ同じように思っているよ』という人は問題ないと思いますが、この本を読んでびっくりしているようでは…
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どうしても品格ブームにのった感じが否めないと思った一冊だったが、
最近の仕事感にはちょうどいい一冊にな感じ。
作者がリンクアンドモチベーションの社長。
自分で規模と年数の割には名がしれていると言っているが、
自分もこの会社、就活中に何かあって、覚えている。
あと銀座に看板があるのもあるが。
内容はそこまで新鮮なものはないが、今の先進的な考えが網羅されている。
「ヒト」の大事さ、組織の健全化、金銭以外の報酬・アウトプット、
情報の透明性、処遇の公平性 などなど。多岐に渡ります。
情報隠して、いかに社員を抑え付けるか、拘束するか、
って考えをしてると伸びないし、不祥事も起きやすい体質になる。
いかに辞めさせない会社にするかより、
いかに辞めやすい会社にするかが、結局人材確保上は有利。
ってのは、なかなかいい話だと思う。
辞めさせないようにする≒他で通じなくする
辞めやすい≒他でも通用する
そりゃ後者の方がパフォーマンスはいい。
個人的には年寄り嫌いになってるけど、
逆に定年翌日から給料半額、とかは理不尽という点も指摘している。
また給与の後払い制=長年勤めると、能力や結果に関係なく給与があがる。
というのも改善すべき。歳を取ってパフォーマンスが落ちてるのに、
給与が上がるわけだし、現在においては、危機感を持った人ほど、
即時払いしている会社の方に流れていく。
あとはやっぱり納得感のある仕事が出来ないと、品格に繋がらないって。
自分の会社の商品を胸を張って売れるか。
大手生保なんて、自分の会社の保険には入らないっていうからね。
でも、自分も新卒でうちの会社に入るって知り合いがいたら止めるね・・・
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[ 内容 ]
社員を大切にしない会社は必ず滅ぶ。
この4ポイントで判断せよ!
チェックが多いほど、あなたの会社に未来はない!
◆組織の品格
□カリスマ社長に盲目的に追従している
□自社のヒット商品の成功体験にとらわれている
◆上司の品格
□数字時でしか、物事を判断できない
□支持や方針が首尾一貫していない
◆仕事の品格:
□自社の商品・製品を買いたいと思えない
□社内で培ったスキルが、社外では通用しない
◆処遇の品格
□いまだに給料が年功序列
□金とポスト以外の報酬がない
不祥事が多発する中、会社の「品格」が問われている。
法令遵守や企業統治を掲げてルール整備する企業も多いが、会社とは、まず「社員」である。
会社のことを一番よく知っている社員が、自らの目線で企業体質を見抜くべきなのだ。
本書では、「組織」「上司」「仕事」「処遇」という、社員の4つの視点から、会社を評価する。
[ 目次 ]
第1章 今、会社の品格が厳しく問われている
第2章 組織の品格
第3章 上司の品格
第4章 仕事の品格
第5章 処遇の品格
第6章 経営者の品格、社員の品格
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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経営者、務め人、双方が読んで、利益を追求するだけの集団じゃダメですよーって確認する本。
読みやすいので一時間くらいで読み終える。
内容にもう少しボリュームがあるといい。
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人には品格があるように、人から構成される会社にも品格がある。
より高い場所へ目指すなら、人だけでなく会社としての品格も上げねばならない。
単純に利益を追求するだけでは品格は高められない。会社の品格とは、コンプライアンスを順守できる力や志であったり、多様な社会を受け入れる器のことであったりする。
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よりよい社会には、多くの人が多くの時間を過ごす「会社」の品格を高めることが決定的に大切と説きます。こういうと他人行儀ですが、あくまでも自分の立ち位置に応じて、意義を考えながら働こうという動的な感じです。身につまされるところあるなー
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申し訳ないけれど、なんだか、どうでもいい、としか思えなかった。
今、自分の意識が「会社」という組織/存在を重視していないからかも。
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教養新書をこれほど「面白く」読んだ事はなかった(そんなに読んでないケド)。付箋を貼りながら読んだら付箋だらけになり、ちょっとワサワサしすぎ…。 でも、それくらい共感・納得する箇所が多かった。 良かった。
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品格シリーズ系と思いきや、会社について、しっかり書かれている本。
会社の品格を社員の立場から語られています。
まず、会社は誰のものか?について考察されています。
どちらかというと、株主のものよりも社員のものといった立場で論じられていると思います。社員こそが最大の投資家であり、その投資とは時間やスキルであるとしています。サラリーマンである自分としては、そう、その通りだよなって思います。
また成果主義についても、ちょっとコメントしていて、成果主義は成果の配分ばかりを議論して、どう分けるか、どう公平にするかのみであった。
本来は、会社の儲けを最大化していくためにどんな人事ルールが適切なのかを議論すべきだったとしています。
そして、本書では、大きく4つの品格について述べられます。
(1)組織の品格
(2)上司の品格
(3)仕事の品格
(4)処遇の品格
(1)組織の品格
市場に対する事業メッセージを社員が共有すること
社員が金銭報酬以外の共感をもてること
組織内部で語り継がれる神話や伝説の品格
組織内部のコミュニケーション
の4つが重要で、成熟モードの会社では
顧客視点が欠乏する
当事者不在で責任をだれも負わない、なにも決めない
既決感蔓延
セクショナリズム横行
といった症状が出てくるそうです。
むむむ?、弊社、自部門でも出てきているのでは?(変えていかないのとね)
(2)上司の品格
品格のある上司の必須条件は
専門性(すごい)
人間性(すてき)
辺報性(ありがたい)
一貫性(ぶれない)
厳格性(厳しい)
だそうで、自分には足りないものばっかりやなって思います。
さらに、品格のある上司とは
頭:主体的で自分の頭で考える
目:物事を色眼鏡で見ない
耳:マイナス情報にも耳を傾ける
鼻:数値化できない事柄でも鋭い嗅覚で判断する
口:コミュニケーションが報酬となる
手:両手を広げ、他部署や部下とつながっている
腹:腹をくくってリスクを恐れない
足:頭でっかちにならず現場に足を運ぶ
だそうで、正直、スーパーマン上司です。まるで島耕作です(笑)
しかし、上司の品格の中で、他の本でも読んだのですが、重要なポイントがありましたので、忘れないようにメモ
お金とポスト以外に報酬をいかに提供できるか
上司が生む報酬は無尽蔵に作り出せる
(3)仕事の品格
納得感のある仕事
使命感のある仕事
効力間のある仕事
普遍性のある仕事
貢献感のある仕事
季節感のある仕事
となっています。
これれは、そんままモチベーションにつながると思います。
また、これらが、お金以外の報酬ー「意味報酬」につながるのだと思います。
見える報酬と見えない報酬ということで、以前読んだ田坂広志さんの「仕事の報酬とは何か」を思い出します。
(4)処遇の品格
社会情勢にあわせた処遇のシステムに切り替える必要がある
さらに、最後には、経営者の品格、社員の品格についても述べられています。
こういった品格を保つため、または高めるために、私たち、一人ひとりが意識を高め、行動を変えることが重要とまとめています。
いやぁそのとおりですね。
今、自分ができること、変えられることを考えさせられる良書でした。
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私がこの数年、いろいろと考えていたことと、結構シンクロして
嬉しかったです。
以下、この本を読んで印象的だったフレーズです。
・「売上」は市場での共感の総量。「利益」は市場から与えられ
た未来
・成熟モードの会社がもつ4つの症状
1)顧客視点欠落症
2)当時者不在症候群
誰も責任を負わず、前進より現状維持を望む、危険な症状
3)既決感蔓延症
「どうせ」「所詮」が蔓延したら危険
4)セクショナリズム横行症
「官僚的」「お役所仕事」は品格の無さが露呈した結果
・上司の影響力の源泉
1)専門性(すごい)
2)人間性(すてき)
3)返報性(ありがたい)
4)一貫性(ブレない)
5)厳格性(厳しい)
・「仕事の品格」を左右するポイント
1)「納得感」のある仕事
2)「使命感」のある仕事
3)「効力感」のある仕事
4)「普遍性」のある仕事
5)「貢献感」のある仕事
6)「季節感」のある仕事
・会社と向き合うための3つの視点
1)「自分株式会社」の視点
2)「時間投資家」の視点
3)「消費者」の視点
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会社・組織について論じされた一冊。
小笹さんの本は相変わらず、論理展開がうまく頭にすっと入ってくる。
組織論については色々参考になりました。