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帯の煽り文句にケチつけるのは大人げないとは思いつつも「近代の精神が浮上する画期的な書」は言い過ぎ(^^;)普通の”新宗教ガイド”という感じ。著者も”はじめに”で「評価を意図してはいない」と言い切ってますからね。多少気が抜けた感じがしないでもありませんが、第一人者がキチンと書いてくれた興味深い一冊。
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日本の主要な新(興)宗教についての解説本。新宗教といいつつ、ほとんどは戦前からある由緒ある?宗教だったりするわけで、僕らが「新宗教」や「新興宗教」という言葉から感じるうさんくささはそれほどない。教義内容には深く踏み込まず、略歴や成立の背景を宗教学者の視点からまとめられている。ただ、分裂・統合が激しい宗教も少なくなく、系譜のようなものが欲しかったところ。また、とりあげられているのが仏教・神道系で、キリスト教系がないのもちょっと不満。日本ではキリスト教全体を見ても人口の1%以下なので、主要宗教集団になりえないのはわかるんですが・・・。あと、創価学会の話題に強い著者の書なので、もうちょっと創価学会は踏み込んだ記述が欲しかったな。
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ちょっと怖いけどその存在に興味もある新興宗教について、歴史や宗教観など分かりやすく書いていました。宗教を作るのは金儲けのためだけじゃないんだなと、当たり前かもしれないけど、考えさせられました。キリスト教系がないのがちょっと残念。
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今、日本にある10大宗教をコンパクトにまとめてあっておもしろかった。宗教の話をするとどうも偏りがちになってしまうが、著者による見方も一貫していて、すんなりはいってきた。
開祖の信条がずっと続いていく事は難しい。宗教団体=集団として動いていく上で、それぞれの思惑が思ったところにいきつかなくなる、歪んでしまうのだなと思った。けれど、個人的に偏見を持ち続けていたものに対して誤解を解いてくれたいい本でありました。
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良書。書名通り日本における10の新宗教をとりあげている。なるべく客観的に中立に書かれている文章であると感じた。しかし、10では足りない。続編を希望する。「おわりに」で「新宗教とカルト問題」という欄があるが、まさにこの問題を取り上げた本が読みたいなぁと思う。「新宗教とカルトとの関係は、非常に難しい問題を提起している。社会的な問題を起こす新宗教がカルトとして批判の対象となることが多いが、カルトとは何か、どの教団がカルトにあたるのかを学問的に定義することは難しい。」その通りだと思う。であるからこそ、知りたいと思う今日この頃。それにしても宗教って大変だなぁと思う。分派したり一緒になったり。歴史を知る分には面白いのだが。なんとなく、「ミーム(意伝子)」を思い出した。
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新宗教がいかに時代に沿って盛衰してきたかがよくわかる。そもそも僕は宗教に対して特に特別視とか敵視とかしている分けじゃないし、どちらかというと信仰熱心な人に好意的な印象を受けていたが、その印象をさらに強めたり一概にそうも思えなかったり、勉強になるなぁ。
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日本の比較的新しい宗教を10選んで解説した本。それぞれに宗教の概要を説明している本として分かりやすいです。信仰する人が増えるきっかけとして、社会的な状勢が影響していることが分かりました。(2008.2.10)
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明治時代以後、日本で成立してきた新宗教のうち10個を取り上げて、その成り立ちから現在までの概略を紹介。
教祖誕生から組織化・分裂、社会問題化した事件を起こしたり、時の政府から弾圧を受けたりと、意外にどの新興宗教も同じような変遷を辿ってきている。
傍観しようとも、無防備な頭を洗脳されようとも、自ら入信しようとも、とりあえず頭の空白部分を埋めておいて損はない入門書。
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本当に、日本という国には、宗教団体が多いものですね。あとがきによれば、数百はあるということですが、ここからトップ10を選ぶというのも、なかなか難しい選択だったと思います。
評価はしないというスタンスで書かれた書で、それぞれの団体の歴史とか実態については、よーくわかりましたが、、、表紙の帯には「新宗教には、なぜ巨大なカネが集まるのか?」とありまして、その答えがあったのかどうかは煙に巻かれてしまったような感も無きにしも非ずです。
(2008/7/10)
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パナウェーブとかなんとか堀菌って名称が出てきて、懐かしいと思ったくらい。正直、そんなに興味がもてずに閉じてしまった。
また時間が経って読み返すときはどう思うだろう。やはり興味ないままかそれとも・・。
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10の新宗教について詳しく書かれた本
有名どころでいくと
創価学会・天理教・立正佼成会・PL教団といったところか。
私は
新宗教に対して
多少偏見な目で見ていたので
この本に物足りなさを感じた。
きわめて
中立的に、客観的に、
それぞれの新宗教が生まれた歴史、活動が書かれているので
「カルト宗教を暴く」的なものを期待していた
私にとって少しがっかり。
しかし客観的に見ることができない私も恥じた。
新宗教は何が悪いと聞かれれば何も悪いことはない。
ただし
カルト宗教と新宗教との線引きはとても難しい。
一歩行き過ぎてしまうとカルトの世界にようこそになってしまうし
逆に何も活動しないと宗教そのものの意味が分からなくなってしまう。
もっともっと
私は宗教について勉強せねばならないと思った。
この本は
新宗教について概要を学びたい人には
ぴったりです
偏見なく中立的に書かれています
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冷静に分かり易く各宗教法人が生い立ちから解説されている。宗教研究家も色々関係してみないと第一人者とはなれないだろうな。
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創価学会、PL教、立正佼成会、等など。日本の主たる新宗教10個について紹介してます。
宗教学者の立場から中立的で、客観的にまとめられてる。糾弾とか批判がほとんどないので読みやすい。
開祖から現在に至るまでの道のり。教えの内容。入門書として読みやすい。
自分も変な噂に惑わされてた、と反省しました。かと言って入る気はないけど。
宗教とはコミュニティなんですね。人との繋がりが持てる、というのが一番の魅力ですな。
でも、個人的に宗教というのは、俗世から離れて一人で信心を持って清貧な暮らしをする、のが理想だと考えているので、相容れない気がしなくもない。
あー、でもそれなら宗教じゃなくて信仰かな。
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仏教・キリスト教・イスラム教をはじめあらゆる宗教は、はじめ新宗教として社会に登場する。
江戸時代まで、日本には「宗教」と言う概念がなかった。明治に入り神道と仏教を異なる2つの宗教として分離されたが、現実には組み合わさった形態で、その儀礼に参加しているので、日本人は自分たちのことを「無宗教」と考えるようになった。
天理教・大本・生長の家・立正佼成会・霊友会・創価学会・世界救世教・神慈秀明会・真光系教団・PL教団・真如苑・GLA・天照皇大神宮教・璽宇・金光教・善隣教・阿含宗等の教団の成り立ちや歴史・特徴がわかりやすく紹介されている.
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日本の新宗教の中から10個を選んでそれぞれ簡潔に解説した本。
それぞれの宗教の考え方をのぞけるので、面白い。
人が宗教に入信するのは、真に貧しい時でなく、経済が発展している時である、という考え方は興味深かった。