紙の本
うわー!ヤラレましたぁ、となるラスト間違いなしです。
2013/06/23 19:12
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しんこのすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
暗愚王のロイ、切れ者で氷の美貌が侍女たちに人気の宰相様への刺客として潜入したユリウス。「白い教会」からの使命によりカミル暗殺を謀るが思わぬ邪魔が入って!?
何となくエンディングが読み進めるうちにこんなかんじかな~と油断しきっていたらば★おっとビックリ仰天な展開があります。・・・騙されてました。ウカウカとキーワードに思い込まされていて作者ミズサワヒロ先生の策略にはまっていました。恐るべし。あんまりにも意外な暴露に「えぇぇーっそうだったっけ?」ともう一度最初から読み返してしまいましたヨ。ストーリーの大どんでん返しはなくともこれでこれでした~なロイの説明には、・・・そりゃないだろーと主人公共々真っ白に。さぁさぁ!貴方もミズサワ先生の罠に引っかかってみましょー!網にかかるのは自分だけじゃない☆・・・きっとね。
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宰相の暗殺を王のロイに見抜かれたユリアスが、ロイと賭けをして、負けたら王妃にって約束をさせられてますが、ロイとユリアスの掛けあいのテンポがよくて、一気に読んじゃいました。
王妃となったユリアスとも戦わないといられないって、なんともはた迷惑な夫婦ですけど、一番被害を被っているのはカミルでしょうか。
ちょっとロイがまともじゃない感じがしましたけど、暗殺者の女の子が暗殺対象に惚れちゃうお話、嫌いじゃないです。
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暗殺者のユリアスが次に狙うのはジーヴェスト国の宰相の命。侍女に扮して城に忍び込んだけれど、暗殺の機会は何故かことごとく国王に潰されてしまう。あまつさえ、ユリアスの正体を見抜いた国王・ロイはユリアスに1つの賭けを提案する。――「ひと月の間に俺を殺してみせろ。殺せぬ場合は、俺の妃になれ」
幼い頃からの教えで自分が他者の命を奪う行為は神からの使命だと信じこんでいたユリアスが、ロイとかかわり、彼の言葉で自分を見つめなおし、さらに彼に恋心を抱いていく様子が自然な流れで書かれているのでラストまで一気に読むことができました。テンポが良かった。
しかし、殺し合いながら愛し合うってすごいな(笑)常に命を狙い、命を狙われ続けるのって疲れないのかな?wwロイも相当異質な環境で育ってきているから、あぁなったんだよね。姉も歪んでる、歪んでる(笑)
ストーリーの展開としては王道だけれど、人物設定が凄いから読んでて新鮮でした。
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王様が思ったより初っ端から本性全開で逆にときめいた。徐々にバレてくんじゃないんだ・・・ドキドキするじゃないか。王様の異常性は、ぎりぎり人の間で生きていけるレベルですな。それもあの二人みたいな、息がつける相手がいることでどうにか保たれている、綱渡りの理性というか。多分、何かきっかけがあればころんと落ちて狂えるような人になっちゃったんだろうな、育ちや環境のせいで。されちゃった、というか。権力なんてやっぱ持つもんじゃねぇな。まあそんな将来性は元々ないが。一見切れ者に見えるけど、それも間違いじゃないけど、王様も立派な異常者ですよ。
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キスやら、裸で温め合ったりやら、接近はあるのにトキメキに欠ける感じはあるが、暗殺者として洗脳されている彼女を救おうとするロイの優しさや、ロイの姉の気持ちの悪い執着、見えてこなかった宰相の人柄など、周りのキャラや展開は面白かった
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