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「山月記」は高校の教科書に載っていたものの、当時は良さが良く分からなかったが、印象には残っていた。今になって読むとひしひしとこの物語の魅力が伝わってくる。やはり名作と呼ばれる作品だ。
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(山月記)高校生のわたしが、当時かなりの衝撃を受けた作品。自己の内面を見つめなおすきっかけをつくってくれた。じぶんに自信がない、新しいじぶんになりたい、そんなあなたにお勧め。
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「山月記」はもちろん好きなのですが、「李陵」よりも「弟子」の方が個人的には面白かったです。言葉が難しいうえ、中国の故事についての知識がないと意味が分からないところもあるので、注釈があってくれてよかったです……。
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これも高校の教科書で読み込み、強く惹かれた一冊です。どの短編も好きですが「山月記」の変身という物語のテーマに、中島敦の心の闇と哀しさを感じました。噛めば噛むほど味が出る、素晴らしい文章。
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「山月記」は学生時代に教科書で読んで衝撃を受けた作品だ。
「己の珠に非ざることを惧れるが故に、敢て刻苦して磨こうともせず、又、己の珠なるべきを半ば信ずるが故に、碌々として瓦に伍することも出来なかった 」
この一節は今思い出してもかなりキツイ。いい加減自分が「珠に非ざる」ことを認めなくては。
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「山月記」は人間の奥深くにある弱さや欲を鮮明且つ繊細に表現されています。学校の教科書にも掲載されるほどの一品!
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自分の中では間違いなく五つ星。何度も読み返しています。簡潔でリズム感のある文体は読んでいてとても気分がいい。時々、大真面目な顔でホラを吹かれたような気持ちになる逸話が差し込まれているのも面白いです。
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「夭逝の天才」というフレーズに惹かれて読みましたが確かにスゲェ。長生きすれば芥川龍之介を超える人だったと思う。
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山月記、大好きです。
近くの文学館に、これをもとにしたムットーニのからくり劇場という作品があります。それも好き。
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日本人の7割くらいは呼んでいるであろう山月記(高校の教材だから)。
授業中に涙が出そうになっちゃう経験はそうない。
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漠とした不安。古典による渾然とした美と秩序の世界を築きつつ、人間存在の根源的不安と恐怖に向かい合う。存在の不確かさという観念を自我に向けて追究し、そこから生まれてくる形而上的不安を対象化することによって、おそう自己否定と懐疑の根源にのめり込む。世界観は孤独で厳しい。フランツ・カフカに傾倒しており、とくに『山月記』の変身譚は顕著。「臆病な自尊心」と「尊大な羞恥心」は高校国語必出 ― 配点・各5点。
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膨れ上がる自尊心と実際の現実とのギャップでついには虎と化す……そう、自分自身をいつも問いかけられる瞬間がある。そして思っていることに見合うだけの努力を忘れてはいないか、いつも思う。
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高校の時うちは時々教科書を使わずに本1冊を買わされてそれを題材に授業をしてました。
その時にやった「山月記」古典だったのかな?現代文かな?
国語は嫌いだった私だけどこれはなぜか好きだった。
久々に読んでみた。
やっぱいいわ〜
隴西の李徴は博学才穎、天宝の末年、若くして名を虎榜に連ね、ついで江南尉に補せられたが、性、狷介、自ら恃むところ頗る厚く、賤吏に甘んずるを潔しとしなかった。
冒頭文暗記したな〜
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幾つかの小編からなる。山月記は教科書でもおなじみの人が虎になってしまう話。
名人伝は大学入試の長文を読んでて好きになった。弓の道を極めた人の話。1つの道を極めるとここまでなるのかと思った。オチが深くてなんともいえない不思議な気持ちなる。
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前期にやっている演習が中島敦。取ってはいませんが、李陵くらいは二十歳になる前に読みたいと思ったので手を出してみました。そういえば三年前の今頃に「山月記」やってたんだなあ。「李陵」は思ったよりも深い話でした。宮刑のグロい話が出てくるのかとビクビクしてましたがそんなことなく。「弟子」もよいですよー。