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自分は男だけど、結構少女マンガ楽しめる方だと思っているのだが、紡木たくさんの作品は、どうしても自分が置いて行かれてしまう。
今回、この作品を読んでみて、高校の時にホットロードを読んでみた時と同じ感覚に陥った。
(ちなみに当時、電車でホットロード読んでいたんだけど、知らない女子高生に「これクルよね、めっちゃ好き」と突然話かけられ、男子校の自分は女子と話すことになれていなく、固まってしまったという思い出があります。まさに青春を体現する漫画を介して、青春を実感した瞬間でした。脱線。)
女子の繊細な気持ち(ある意味情念的な気持ち)に、男としてそれを持っていない鈍感さから、大きな隔たりを感じ、畏怖し、作品を手放してしまう感覚。
ダメだ、自分はこの主人公の女子のように、男子に恋心を抱けない、と。
なので、静かにこの漫画も閉じてしまいました。
いくら良い作品でも相性ってあるんだなと思ってしまう。