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「切なさの魔術師」の異名は今作でも健在!白河節炸裂!
主人公が天体望遠鏡を使う場面では望遠鏡のレンズ越しよりも涙に濡れた肉眼のほうが真実を見極めることができたのでしょうね。
個人的には「闘牛」の例えや「パクリ」についての考察の言い回しがツボにはまりましたw
Fantastic!
Eternal!
Noble!
Dramatic!
Integrity!
すべてが詰まった1冊ですね!
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LINEノベルにて読了。
横書きの文章をスクロールしながら読む感覚は新鮮。
初めは登場人物の視点の切り替わりに慣れない部分もあったが、
読み進めるにつれ、サクサクと物語を楽しめた。
観覧車に訪れる少し変わった人々。
それぞれが少しずつリンクし、くるくる物語は回っていく。
メフィスト賞作家さんだけあって上手だなという印象。
迷いを抱えながら、悩んでぶつかって、
また同じようなところへ戻ってしまうかもしれないけれど、
それでも少し何かは進んでいく。
真っ直ぐな銀杏がとても魅力的。
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前作が余りに素晴らしい作品だった故に
今作の期待値はかなり高い...というハードルを
やんわり...といなした様な印象の残る作品だった。
上手いと思うし、登場人物たちのどこか
浮き世離れしたキャラは愛すべきもので
読んでいて惹き付けられます。
コンプレックスを抱えながらも自分に
正直に強く活きる主人公「銀杏」。その元カレで
盗聴魔の「エッチ」。さらに未来を視る事の出来る
占い師、男を言葉で攻撃する美人の「かくや姫」...
そして観覧車のゴンドラから出られない幽霊の「千穂」。
様々な人物達が巨大な観覧車にそれぞれの思いや
人生を託し、ゴンドラは回る。そう、君のために。
そんな群像劇で恋愛ストーリー。
メフィスト賞出身に固執してミステリ要素を
求めると今作は肩透かし感が強いかもしれません。
自分も多少はそのクチだったので、今作に関しては
少々物足りなさを...感じてしまいます。
あまりに強く真っ直ぐな「銀杏」という女性が
自分的には怖い...のかもしれません。これがリアルな
恋愛小説だとは思えず、かといってファンタジー...かと
というと少し切なく、残酷だったり...。
やはり期待値が高過ぎて、読む側の自分が多少
空回りしてしまった...のかも。
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湊作品や辻村作品の雰囲気で進みつつ最後は希望を持てる読後感の良い作品でした。小説新潮で観覧車の話出てきてたのでそれとの繋がりもにやっとしました。
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白河さん初読み。
表紙もタイトルも観覧車に憑いた幽霊という設定も、どれも魅力的でわくわくしながら読み始めたのだけど……。
うーん。
登場人物の誰も好きになれず、ゆえに話も楽しみ切れず。
銀杏の猪突猛進さは若さゆえと羨ましく思うより、もう少し落ち着けーと思っちゃうし、柴崎の飄々さとヘンな一途さはカッコイイと思うより、こういう男子ってズルイよなぁと思ってしまう。
だめんずの銀杏の元彼やコメのほうがまだ理解できるし、好感も持てる。
ああ、うん。誰も好きになれずと書いたけれど、コメは割と好きかも。
裏返せばそれは、やっぱり銀杏と柴崎が好きになれないということと同義になるのだけど。
(ネタバレになるので理由が書けないのがもどかしいっ)
時折こつんと心に響く言葉や表現があり、また、観覧車に憑いた千穂の設定や、かぐや姫をはじめ周りの人物たちとエピソードが観覧車に集束されていくところは面白かったしうまいなと思う。
この1作だけで合わないと判断せずにもう1~2作は読んでみたい。
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観覧車のなか
ふたりの会話をきいて1日をすごす幽霊と
青春小説。
綺麗なひとも、
きたないひとも、
実は同じくらい。
おもらしろかったー。
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観覧車から出られない地縛霊・千穂。その親友で真っ直ぐに生きる銀杏。
二人の視点から語られる物語は、観覧車の様に回っていく。
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★★☆☆☆
登場人物が全員紙袋をかぶった感じ
【内容】
わたしが観覧車の幽霊になって随分時間が経ちました。この観覧車には変わった人がいっぱい乗ってきます。盗聴魔、超能力を持つ占い師、自信喪失した女記者、ゴンドラでお見合いをする美人医師…みんな必死にくるくる生きてる。
【感想】
あれ?主要な登場人物だけで5人位いるんだけど、全員同じ人に感じてしまう。不思議だ。
まさに没個性なんだよ。喋ってる部分も心情を表している部分もぜ~んぶ同じ感じ。
というわけで、あっというまに飽きてしまった。後半はまぁまぁ良かったけどずーっとおんなじ感じは否めなかった。
あれ???よく考えるとそれって狙ってやったのかな?観覧車が題材だから、ぐるぐる同じ所を回って代わり映えしないみたいな。。。
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白河三兎は凄い。ぐいぐい進む展開に全身で惹き込まれてしまう。
実際にはあり得ない設定やシーンの連続なのだが、妙なリアリティがあり、バラバラのことと思っていたエピソードや人物がストーリーが進むに連れてどんどん結び付いて収斂していく。その思いがけなさに、ハッとして、ますます惹かれてしまう。相当緻密に構想を練って書かれたのだろう。
こんな白河三兎は、もっともっと注目されていいと思う。純文学というよりエンタメ小説という位置付けだから評価されないのだろうか。エンタメっぽい突拍子のなさもあるが、登場人物の語る言葉の中には、物事の本質を突くような哲学的な鋭い知見が含まれていて、人生とか世界とかを語らせても十分世の中に通じると思うのだが。
とにかく、多くの人に読んでみてもらいたいと思う。ただ、本書は、ラストがちょっと分かりにくかった。作者は余韻を残したかったのかもしれないが、それまで主人公の感情の一つ一つまで言葉で表されていたのが、最後だけ、それが省かれていて戸惑った。そこが少し残念。
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めぐって、まわって。。。
観覧車も、人間関係も、人生も。
自分勝手だけど、やさしい人たちのファンタジー。
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なんだか不思議なお話でした。
観覧車のゴンドラの地縛霊になってしまった千穂と、猪突猛進型の銀杏。
二人の視点が交錯しながら紡がれていく物語。
周りを取り巻く人々も随分と癖のあるタイプで、象徴的に用いられる観覧車に乗せて、それぞれの思惑がくるくると回っている。
バラバラに見えたそれぞれの欠片が、運命の歯車が噛み合っていくかのようにいつの間にやら収まっていったという感じ。
雰囲気は嫌いじゃ無いです。
ただ、感想を聞かれると"なんだか変わったお話"というのが正直なところ。
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書店で「伊坂幸太郎のラッシュライフのような〜」という文句が書いてあったため、読んでみた。が、そこまでの衝撃は得られなかった。
しかし、物語を通しての不思議な世界観を見せられている感じは、なかなか好印象。文の書き方、伏線の貼り方も綺麗だなと思った。
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観覧車を通して、自縛霊になった少女、オッチャン、化け猫という青年、かぐや姫のような美少女など興味深い人物が続々と登場してくる。
手のひらの一輪、井の中のスイマーという副題も面白い。
なぜこんな題名なのか読んでいるとわかってくるし
バラバラの乗客だった登場人物も絶妙に絡んでくるあたりが好きな展開だった。
寝不足になりながらあっという間に読了してしまった・・
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心の移り変わりは読むことができないじゃん?いつイレギュラーするかわからないでしょ。恋愛には付き物なんだから、僕はいつイレギュラーしてもおかしくないって思っている。
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この作家は、割と好きなのだけれど
この話はちょっと好きになれない
主人公に感情移入できない
恋する女の子は好きなのに、不思議だ