紙の本
佐々木倫子の新作(といえば十分かも)
2009/01/31 23:27
9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カフェイン中毒 - この投稿者のレビュー一覧を見る
佐々木倫子さんのお仕事漫画です。
前作は綾辻行人氏の原作だったので、久しぶりのオリジナルストーリー。
『おたんこナース』で病院(主に看護師たち)の、
『Heaven?』でフレンチレストランのてんやわんやを見せてくれた彼女が、
今回選んだ舞台は、北海道のローカルテレビ局。
主人公は報道部に配属されたばかりの新人、雪丸花子。
採用されたのが不思議なほどのダメっぷりをさらす彼女。
ガッツと根性で務まる仕事なのかはわかりませんが、そもそもの倍率を考えると、入社できたことに疑問が……。
「バカ枠」という謎の採用枠があることを、いまだ彼女は知りません。
それがどんなものなのか、いや、存在さえ、新人たちは知らないのです。
そんな天然ボケのバカ枠採用・花子を、あきらかに見下している同期の山根くん。
しかし優秀で正直者である彼は、どうしても花子に巻き込まれてしまいます。
他の同期たちも、上司も、いい味を出していて、佐々木節全開です。
もちろん例によって、悪人などは一人も出てきません。
それでもお話は転がり、笑わせられ、気持ちの良い着地を決めるのです。
正直なところ、動物や機械などを描かせたら写真のようなのに、
人物になると、うすぼんやりした絵を描く人だなあと思っていました。
それがいつの頃からかシャープな感じになり、
それでも身体の動きが滑らかかというとそんなことはなく……。
この人、絵は上手いのだけど、動きをともなったものを描くのは苦手なのかなと、
ド素人ながら、いつもいつも考えてしまいます。
でも結局のところ、新作が出るとなると確実に買うことはわかっていて、
そういう魅力はずっと持ち続けている人なんだなあと、あらためて思いました。
そうそう。
毎回、タイトルが秀逸ですよね。
やっぱりセンスが良いのだなあと、嬉しくなってしまいます。
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最高だよ! 佐々木倫子氏の作品はかならず、ヌケっぷりが最高な女性がでてくるけれども、今回の主人公もそう。
ダメ人間と自負しているわたしなんて、バカ採されたのかなと心に思う。
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佐々木倫子お得意の職業モノ。今回の舞台はTV局。
おたんこナースよりもよりパワーアップした感じの只者ではないおバカの活躍&周囲の困惑が楽しい。職業モノとして豆知識も学べるし。
設定がしっかりしているので、主人公がいくら常識ハズレであってもリアリティを失わないバランスがいい感じ。
なんかテキトーに生きてる感じの人もいるけど、佐々木氏のつくるキャラクターはみんないつも一生懸命で憎めない感じ。
巨匠カッコよすぎです!!
うすうす感じてたけど、佐々木氏本人もとぼけた人なのね。オマケまんがも面白い。
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雑誌掲載時から、単行本にまとまるのを首を長くして待ってた一冊!
相変わらずの佐々木倫子節ではあるけれども、なんだろう、今までにない明るい巻き込み型ヒロインだなぁ〜(ヲイ)
疲れた時に読むと心ほぐれる事請け合い!
第一話の猿報道シーン、単行本でもやっぱり大爆笑しちゃったもん!(笑)
ところで。タイトル改めて読んで、「これ…水曜どうでしょうの前説で大泉が言ってたセリフだよな…?」って思ったんですが
舞台のTV局って…例のアソコなんだね、やっぱり(笑)。
あーあーなるほど。
だから「バカ枠」なんだぁ(納得)。
って今頃納得するなっ!!!
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久しぶりに出た佐々木さんの新刊。
連載が始まったと聞いてから、ずっと待ってました。
テレビ局に「バカ枠」で就職した雪丸さんの奮闘話。
一番おもしろかったのが、「プチプチ」。
確かにクッション役になる人とか、カラーが違う人とか会社にいるけど
おもしろいな〜って1日で2回も読み返してしまいました。
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北海道のローカル局HHTVを舞台にしたおはなし。
藤村Dとそっくりなディレクターの推薦の”バカ枠”で入社した新人の女の子が主人公。
天然でおっちょこちょいだが、ツキがあるという人物。
北海道出身の作者ならではの「水曜どうでしょう」ネタがたくさんです。
「チャンネルはそのまま!」というタイトルも、「合衆国横断 〜北米大陸 3750マイル〜」の前枠ネタ。
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動物のお医者さんで有名な著者の最新刊。
棚積みになってなので買ってみたら、面白過ぎ。
ちゃんねるそのままにするわ、こんなキャスターいたら。
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佐々木倫子らしいキャラクターと設定が出揃った。『おたんこナース』を思わせる職業マンガ。
『動物のお医者さん』の菱沼くんや『Heaven』の伊賀観みたいな零度のキャラクターが出てくると、もっと嬉しかったのだけれど。
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佐々木倫子先生定番の設定だが、やっぱりオモシロイ!!
これから先、どんな出来事が起こるのか・・・気になります☆
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山根君が「バカ枠」と「プチプチ」の意味を悟ったシーンには笑ってしまいました。
佐々木さんらしくテレビ局の裏側までしっかり描かれたストーリーも面白いです。
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動物のお医者さんでおなじみ・佐々木先生の最新作。
あいかわらず運とボケでのりきっちゃう主人公・雪丸のおばか加減が絶妙です。
まじめで面倒に巻き込まれるプチプチな山根くんたち同期も活躍する地方局のコメディ。
菱沼さんをおもいださせてくれる雪丸の今後に期待。
しかし、同期の花枝さんのなみだぐましい潜在能力の高さに脱帽。
全国のアナウンサーさんとナレーターさんがんばれ!
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誌上で立ち読みした1話が記憶にこびりついて「続きが読みたい」欲求に負けた。
一人で読んでても笑ったけど、貸して読ませたら爆笑しててまた笑って「スゴイな『バカ枠』入社」!
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久し振りのオリジナル…のはず。
あまりまめに追っかけていないので記憶に自信なし(笑)
ローカルTV局が舞台(そしてやっぱり北海道だよ!)ですが、いやあやっぱり面白い。
キー局ではありえないようなセコさがあったり、破壊的(暴走的?)な登場人物が出てくるし。。
スタッフの人もクセありで面白そうです。
舞台を北海道にしたのは正解だよなーと思ったのは地名のくだり。
絶対道外の人には読めなさそう…。
あとがきが相変わらず面白いのでこっちもウケつつ。
「Hevan?」をもう一度読みたくなってしまった(笑)
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久々に買った佐々木倫子ワールド。
毎度のことながら
細かい描写が秀逸ですね。
ストーリーとしては、おたんこナースとかHEAVENのほうが面白いかなぁ。
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久々の佐々木倫子氏の新作だが、んもぉ〜爆笑させていただきましたwwwwww
あの空気感を一体どうやって創りだしているのか、一度先生に聞いてみたいものである。
なんつーか……唯一無二だよね(笑)