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母は強し、と言うけれど。
強く、厳しい母の想いの奥には、娘が知らなかった母の姿があった。
病気の母をみとろうと、徳島にやってきた娘の咲子は、母が「献体」を希望していた事を知って驚く。
だんだんと溶けるようにして、今まででは知らなかった母の思いに近づいていく。
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感動しました!それほど悲しいわけでもないのに、読んでいる内に涙がこみあげてきて、文字が見えにくいほどでした。映画も是非見に行こうと思いました。
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読みやすく素直に感動できる本。
しかし・・・女性ってやっぱり強い。
ああいう愛し方貫けるのは女しか出来ないような気がする。
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さだまさしの曲って、遥か昔のグレープ時代から結構好きである。
特に彼の曲は歌詞だけを読んでも、何だか深みがあるというか味わい深いのだ。
そんな、さだまさしが書いた小説は「精霊流し」と「解夏(げげ)」などがあり、いずれも叙情的であった。
そしていずれも彼の故郷である長崎が舞台となっていた。
しかし今回の「眉山」の舞台は徳島である。
徳島のいろいろな場所や阿波踊り、人形浄瑠璃などが登場する、まさに徳島づくしの話だった。
「東京タワー」に登場する「オカン」とは少々違うが、似ているところは「昔の女性は強し」というところ。
実は主人公の咲子は、母親と不倫相手との間に生まれた私生児なのだ。
自分の死期が近いことを悟った母親が、不器用な形で娘に父親の存在を知らせる・・ここにグッときた。
また「神田のお龍」と呼ばれた母親が、気風のいいタンカを吐く部分が要所にあるのだが、それが非常に愉快であった。
「眉山」は5月12日より映画化が予定されている。
主演は松嶋菜々子、母親役は宮本信子だそうだ。宮本信子の演技には注目したい。
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「神田のお龍」、かっこいい。
読みやすくて、よかったです。
映画も見たいな。綺麗な景色が見たい。
(07/05/07)
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年齢を重ねることで、また、自らが経験することで初めて理解できる、
人の想いというものがあります。
咲子にとって未だ一度も会ったことのない父を愛し、その父への愛を
心の軸として、強く優しく生きた母。
末期癌で余命数ヶ月を宣告された母を看取るため、故郷へ戻った
咲子は母の内にある想いに辿りつき、理解します。
娘が子供を持って初めて、自身を育てた母の思いを真に理解
するように、咲子自身が、母が父を愛し自分を産んだ年齢に
近づいたから母の思いに辿りつき、
父と同じ職業の人を愛したから、心から母の気持ちを理解
できたのではないでしょうか。
ただしそれができたのは、心から愛し、そして愛された
母娘の絆があったからでしょう。
私以外の誰かと全く同じ経験をし、全く同じ人生を歩むことは
まずありません。
けれど、相手の想いに少しでも近づくには、その人を大切に思い
その心に誠実に寄り添うことが大切だな、という気持ちになりました。
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母である前に女としての強さと深さを
さだまさしが 表現したことに驚いた作品だった。
「風の盆」とは反して 祭りのリズムと激しさをもろにわせられる作品
もうてっきりリストにあげていたと思っていたのだけど 忘れてました
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松嶋菜々子さん主演映画の本ですね。
気になって購入しました。内容が重くって、通勤電車では読めないです。(-_-;)
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阿波おどりでの再会するシーンで私まで時が一瞬止まる感覚がした。その時お龍の筋の通った生き方がとても表れてるように思った。
(借り)
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映画になったので気になって購入。
『神田のお龍』さんがカッコイイw
そして、綺麗な物語だなと思いました。
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きゅーっと目頭が熱くなりました。母の江戸っ子ぶりが大好き!こんな人いたら絶対すきになってしまうと思う、人間として。そして、ものすごく徳島に行きたくなりました。阿波踊りの囃子がきこえてきそう。
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娘が主人公かと思いきや、お母さんが主人公でした。
そのお母さんがかっこいいのなんの!!
芯から一人の人を愛しぬくということにどれほどの覚悟がいることか。結ばれない相手なのに。いや、結ばれないからこそ?
まぁたぶんに「理想の女性像」であることには間違いありませんが。
素直に読める作品だと思います。
阿波踊りモチーフはうまいと思います。
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映画は観てないので本で。恰好良いよ、お龍さん。まさに江戸っ子の人情のイメージそのもの。でもね、こういう話の内容は
はしょったり、尾っぽ見せて「あとはご想像で」で終わらすのは厭だ。個人的に、ね。もっと切々と細やかに語って欲しいのです。やっぱ私、頑固なんですなぁ。でも、込み上げる想いと、阿波踊りの熱気を重ねて最高潮に持っていくのは良かったです。
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咲子から松嶋奈々子が想像出来ない。。。
どんな演技してるのかちょっと気になります★
お龍はかっこいい〜!!
さだまさしも多才だね(^O^)
いい話なのにさらっと読めすぎたのが勿体なかったような・・・。
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一日で読んだ。
最後のシーンがまざまざと目に浮かぶよう。
母親の毅然とした姿に心うたれる。
この小説は映画化されたのか…
松嶋菜々子、大沢たかお、宮本信子
観たいなぁ。
でも先に原作読んじゃったからな(-.-;)