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紙の本
子供不在・大人不在
2006/03/09 12:11
9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る
弘兼にしろ柴門にしろ、出てくるキャラクターは女好き、モテまくりで浮気し放題、離婚し放題の「崩壊家庭」の男女ばかりなのである。しかし不思議なことにそこに出てくる「子供」は両親が浮気をネタに毎晩血みどろの喧嘩を演じようと、離婚しようと、そして家庭が崩壊しようと、「パパが好き」「ママも好き」な天真爛漫で純真無垢な「かわいい子供」のままで、しかも「離婚はパパとママの問題だから。でも離婚してもパパは私のパパだし、ママは私のままだよね」と、なんともふしだらで身勝手な夫婦にとっては誠に都合のよい存在であるだけなのである。んなワケねーだろ。子供にだって人格はあるんだよ。そこんとこが、このサイモンには全くわかっていない。パパがママを裏切り、それが原因で家庭が崩壊したりしたら、普通子供は大きく傷つく。そして自分のよって立つところの家庭をぶち壊したパパ、もしくはママを深く深く恨むようになる。ほとんど人生の仇のように思うようになるもんだ。その一方深く傷つき、誰よりも嫌いな親の血が自分の中に流れているという不条理を受け止めきれず、人によっては精神に異常をきたすものも出てくるのである。こんな結婚してもいまだに「本当のベストパートナー」を探し続けるような「お子様な大人」しか出てこない漫画ってある?そしてそうした「お子ちゃまな大人」に都合のよい「妙に大人びた子供」「聞き分けのよい子供」ばかり出てくる話ってある?あるわけないよね。しかも、最後は話に詰まってやる気がなくなったのか、それともテレビドラマ化が決定されて目的を達成したがゆえに面倒くさくなったのか、あのボディコンな馬鹿女が最後はさえないひげ面の弁護士と電撃結婚して大団円って、「そりゃないだろ」って感じだな。子供を育てたことないんじゃないの、このサイモンってオンナ。もっと人生をまじめに深く見つめろよ、馬鹿。金儲けだけが人生じゃねーぞ、バカヤロー。
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