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前作、前々作と比較して、新鮮である。
明智左馬助というのは、光秀の実弟と思っていたが、違うようだ。
馴染みのない人物だけに興味はある。
下巻を楽しみにしたい。
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織田信長、豊臣秀吉、明智光秀と続く本著者シリーズ3部作目となります。
単独で読んでも面白いですが、同じ時代・ストーリーを別の視点から見ると前作で謎とされていた部分が解明されたり、シリーズを通すことによってつながる部分も出てくるようで結局3部作とも読みたくなってしまいます^^
この本は、明智光秀本人ではなく、後の婿養子となる明智左馬助を主人公として描かれています。
そういう意味では、本能寺の変や歴史に興味がなくても、物語として十分面白く読めると思いました。
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明智左馬之助(三宅弥平次)からみた光秀・信長・秀吉の話。信長の棺、秀吉の伽に続く第三弾。他の話から様子が分かってきている私であったが、光秀目線は他からはわからなかったので、一つの歴史解釈というより、一つの謎解きとして期待して読んでいる。
この上巻は、荒木村重から秀吉の鳥取攻めぐらいまでの話。いよいよ信長がうつ病に鳴り出したあたり。正直退屈であり、物足りなさを感じている。これからの下巻に期待している。一つ感想を言えば、明智左馬之助=馬の名手・策士という感じが他の書籍から印象があったが、この本ではそれほど触れていない点がきになる。
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2010/11/7 Amazonより届く。
2013/8/19〜8/27
加藤氏の本能寺三部作の完結編。明智光秀の娘婿、明智左馬助を主人公として、信長の晩年を描く。上巻最後に光秀謀反のきっかけらしきものが、描かれ始める。加藤氏は本能寺の変をどのように扱うのか?
今のところ、タイトルには違和感有り。
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全2巻。
3部作完結。
信長、秀吉ときて、明智で完結。
...あれ。
光秀じゃねんだ。
主役。
まさかの左馬助。
結論から言うと、
3部作で一番おもしろい。
てのも、
推理小説じゃなくなったから。
信長の盛り上がりに欠ける謎解きミステリー、
秀吉の謎解きと物語のどっちつかずな中途半端さを経て、
明智でやっと小説になった印象。
解決篇とかエピローグみたいな感じ。
ちょっとぐっとくる。
素直に。
左馬助に。
切ない。
クライマックス相変わらず強引な設定ぽかったけど。
ただ、
3部作にするなら光秀で書いてほしかった。
小説としては良かったけど、
別物として書いてもよかったんじゃない。
この話は。
やっぱ小説家としての著者に
ツメの甘さを感じてしまう。
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やはり、信長の棺が一番衝撃的で、面白かった。
三部作を読んで、全体像はわかったけど、それ以上ではなかった。
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3部作だけど、既に謎は解明されているしな〜、と暫く手に取らなかった。文庫が出たので、購入。
明智家の娘婿、左馬助を中心に明智一族の悲劇を描く。光秀は出世競争に汲々とするサラリーマン重役か?前2作はあまり関係なく、淡々とかつ、じっくりと明智家の物語を読ませる。本能寺の変自体はかなり、あっさり。余計な秘密の解明話や前2作品との余分な繋がりがなく、良かったと思う。荒木村重の最後と、ある武将のその後が気になった。
4作目ありや、なしや。
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加藤寅さんの本能寺の変シリーズの明智光秀版、と思って手に取ったのですが、上巻をそこまでは行き着かず、丹波攻略で終わってしまいました。(ちょっと肩透かしな感じです。)
下巻で、この光秀一家がどのような動きをするのか、期待します。
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本能寺三部作のラスト。主人公は明智光秀の娘婿三宅弥平次(明智左馬助光春)。荒木村重の謀叛に始まる物語は、村重息村次室であった綸と弥平次の関わり、そして光秀を臣として支える弥平次という両面から描いていく。◇光秀側から見ているので、信長の配慮のなさ、独善、酷薄なさまが描述される。
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明智光秀の今まで知らなかった性格、そして、左馬助からみた光秀像がきちんと分かりやすく描かれていて楽しく読めた。
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本能寺三部作の中で今のところ一番読みやすかった。それぞれの立場で思うこと感じることが違う。秀吉のやつでは、明智めー!て思ったけど、ここでは秀吉めー!そして信長めー!と思う。安直な読者です。
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加藤廣の本能寺三部作の最後。
最後は明智の目線で本能寺の変が描かれていた。
明智光秀は、なぜ本能寺の変を起こしたのか?
信長が憎くてたまらなかったのか、衝動的なものか、第三者の陰謀からか。
加藤廣の視点で歴史から逸れることなく、かつ斬新な考えでその結果が明らかにされていた。
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備前・児島半島で生を受けた三宅弥平次(後の明智左馬助)の波乱の生涯を追った本編は、【加藤廣】による『信長の棺』『秀吉の枷』に続く本能寺三部作完結編である。織田信長の常軌を逸した横暴ぶりが、前二作を通して繰り返し描写されてきた。明智光秀ならずとも、信長への怨念は深まるばかりである。光秀の娘婿となった左馬助の実直さゆえに律儀な振る舞いは、殺伐とした戦国の世に仄かな輝きを見る想いがする。
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「明智左馬助の恋(上)」加藤廣著、文春文庫、2010.05.10
335p ¥630 C0193 (2020.05.14読了)(2019.01.21購入)
【目次】
第一章 摂津動乱
第二章 人質解放
第三章 明智左馬助
第四章 抜擢人事
第五章 天下布武
☆関連図書(既読)
「信長の棺」加藤廣著、日本経済新聞社、2005.05.24
「秀吉の枷(上)」加藤廣著、日本経済新聞社、2006.04.18
「秀吉の枷(下)」加藤廣著、日本経済新聞社、2006.04.18
「鬼と人と(上巻)」堺屋太一著、PHP文庫、1993.05.20
「鬼と人と(下巻)」堺屋太一著、PHP文庫、1993.05.20
「国盗り物語 一」司馬遼太郎著、新潮文庫、1971.11.30
「国盗り物語 二」司馬遼太郎著、新潮文庫、1971.11.30
「国盗り物語 三」司馬遼太郎著、新潮文庫、1971.12.20
「国盗り物語 四」司馬遼太郎著、新潮文庫、1971.12.20
「下天は夢か 一」津本陽著、講談社文庫、1992.06.15
「下天は夢か 二」津本陽著、講談社文庫、1992.06.15
「下天は夢か 三」津本陽著、講談社文庫、1992.07.15
「下天は夢か 四」津本陽著、講談社文庫、1992.07.15
「秀吉(上)」堺屋太一著、日本放送出版協会、1995.12.21
「秀吉(中)」堺屋太一著、日本放送出版協会、1996.04.30
「秀吉(下)」堺屋太一著、日本放送出版協会、1996.10.12
(「BOOK」データベースより)amazon
後醍醐天皇から錦旗を賜った祖先を持つ三宅弥平次はその出自を隠すべく、明智家の養子となって左馬助を名乗り、信長方についた主君とともに参謀として頭角を現すようになる。秀吉との出世争い、信長の横暴に耐える光秀を支える忠臣には、胸に秘めたある一途な決意があった。『信長の棺』『秀吉の枷』に続く本能寺三部作完結編。
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光秀にしても左馬助にしても真面目で穏やかで情に熱い紳士です。仕えるならこういう上司が良いと思わせてくれます。さらに左馬助が妻の綸を思う気持ちがまたいい。この時代にもこんな男がいたなんて…ということで下巻はいよいよ天正十年です。