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表紙が淫靡で裏を読んだらSMものという、今まで手にしなかったジャンルだったけど、妙にひかれたので購入。
いろんな方が言ってるように、もっと激しいのかと思ったけど読みやすかった。
ちょっとぬるい?って言われる上級者の方々には物足りないかもしれないけど、私は大満足!!!!!
思っていたSMの概念が取り払われた~!
痛めつけるだけじゃないんだって。
一番印象的だったのが、鞭で与える痛みは一方的で、調教師が素手でスパンキングするともちろん受けと同じく、攻めの手が痛い。
その痛みを共有してこその主従関係という件に、すごく感動しました!
施設で育ち抜け出して道で生きてきた子がSMクラブに拾われ、最初の主人に仕えるもののその主人が夜逃げして行き場を失うんだけど、その最初の主人の調教がただ痛いだけ。でも、何もかもなくて求められたい受けはそれが愛だと思い込んでいて。
1人になったところをまた別のSMクラブに引き取られてそこで現主人に出会う。
最初はこの主人も冷たいんだけど、でもちゃんとした調教師。誉れ高きSってやつですかね。
最初は元の主人が迎えに来ると信じて、そして他の主人に飼われることを拒絶していたのに、本当の調教を受けてどんどん真正M子は花開いていくわけ。
鋭いきゅう覚を持った受けに、ワインオーナーの攻めがソムリエになる勉強をさせるんだけど、間違ったらお仕置きとかある。
どんどん、受けが熟して色のある匂いを放つようになっていくんだけど、ホントワインが熟すような感じでSMものだけどとても好感が持てるストーリーだった。
攻めのわかりにくい愛情の変化だけど、じっくり読んでると些細なところで引っかかってくるので、こちらもワインをテイスティングするような感じで攻めを味わうのもいい!
最後は愛のある主従関係を結んで、それでもちゃんとSM要素があって初心者入門編にはベストな作品だと思う!
☆4.7
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2016/04/25
想像していたのと、違う!!!
SM・調教というので、
もっともっとすごいのを想像してましたが…
ゆったりとしてて、読みやすくて
良い意味で裏切られました。
潤音が、だんだん生きる意味を見つけ
明るく育っていく様子が良かった。
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真面目な(?)SMが読みたければ是非!
被虐的なプレイをひとまとめにSMと括っている場合もありますが、これはあくまでSMプレイであり、SとMのあるべき役割とルールがある前提で、心の繋がりが描かれているのが良かったです。宗司のような本物に出会えれば良いですが、初めのご主人様のことを考えると一歩間違えれば怖い世界ですね。
この心通うSMがお好きなら、激しいプレイはないですが、榎田先生の「犬ほど素敵な商売はない」もおすすめです♪
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結構ちゃんとSMだったかな。
ただ潤音が反抗してたのって一瞬で、わりとあっさり従っちゃってたのでこのプレイならもう少し頑張ってくれてもいいのになーと思う。1回のプレイで従わせるにはちょっとソフトだった気がする。もう少しハードでもいいんだよな。
いや、小スカをソフトと思ってる自分がBLの読みすぎで、もう頭おかしいのかもしれないけど。あとピアッシングもね。SMの最初の通り道くらいに思ってるところあるな、と気づいた。
一応吊りとか、ハードなのもやってるっぽいけど詳細は描かれてないので、個人的には若干物足りなさを感じつつ、まぁ読みやすくはある。
文章ももう少しねっちりのほうが好みなんだよなー。でもSM作品は少ないので、嬉しい。