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巻を追うごとに興味深くなってきた。自分がこの世界になれてきたこともあるのだろうけれど、著者の筆力もあがってきているのを感じる。
ラストちょっとミステリアスに終わってる。そんな予感はしてたけど。。。
次巻以降益々楽しみ(^^)
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連作短編集。
今回も珠玉のお話がたっぷりでした。
感動の度合いでいくと前作の方が高かったと思いますが、今回のおばあちゃんのプリンのお話はあの短さでこれだけの感動を持ってこれるものなのかと驚くばかりの内容でした。これに限っては☆5をつけたい。
あと、最後のお話は櫻子さんの新しい一面を垣間見れたストーリーでした。
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磯崎先生が私の心をかっさらっていってくださったわけですが、イラストが某バスケ漫画のダジャレ先輩にしか見えなくてつらいです。どっちも好きですけどね!!
新キャラもいいけど直江さんまだですか(真顔)。
ずっと大河観てたせいか徳富蘆花の登場?にテンションダダ上がりだったんだけど、読んだことないのでそのうち読みたいと思います。
あれが最後の話だったせいか櫻子さんのメンタル的な弱さがやたらと印象に残ってしまった感が否めないのだけど確かに静かなお屋敷ではなくなってしまったし、もう以前の生活には戻れないから櫻子さんの成長に期待ですね。
普通だったら正太郎くんとくっつくのだろうけど婚約者の直江さんがいるし...まさかの三角関係とかあるんですかね...??
自分が犬が苦手なせいか静かなお屋敷のままであって欲しかった気もするけど櫻子さんが幸せに暮らせるならそれでもいいかな、とか。
北海道行ったことないし地理もよくわかってないからあれだけど、正太郎くんがやたらアクティブに見えるというか。高校生ってそんなもんですか。私が外に出るの嫌いすぎてるだけかもしれないけど。
取り敢えず直江さんの出番を全力でお待ちしてます。
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このシリーズは、なんでこんなにも悲しく重い事件ばかりなのだろう。3作目にして、櫻子さんの過去が少しわかったけれど、この人とばあやのことのことは本当にわからないままだなと思う。あと、櫻子さんの婚約者も。ずっと疑問が...このお話は全体が少年の回想なのかな?と。今回のエピローグは特に気になり、次巻が待ち遠しい。
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二巻に引きつづき、櫻子さんの人間的側面が、もう少しはっきり見られました。櫻子さんの相棒である館脇正太郎は、櫻子さんを血も涙もない、骨にしか興味のない人間だと思っているようですが(少なくともそう描写されていると思えますが)、それは正太郎の思い込みだと分かります。櫻子さんに感謝される出来事があって、正太郎は櫻子さんへの認識を改めかけるのですが、そのすぐあとに骨にしか興味がない、と落胆します。きっと理由があるのだと、読みながら思いましたが、明かされた理由には涙が出ました。
櫻子さんにとって正太郎は大切な、近しい存在になっていると感じました。二人の関係がこれからも変わらずにいてくれることを、願わずにはいられません。
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シリーズ3作目にして、この特異な設定がようやくしっくりくるようになってきたと感じる。
今までの2作が標本士九条櫻子の特異性を説明する作品であったのに対して、今回はその特異性がふんだんに活かされており、まさに”骨太な”作品になっていると感じる。
舞台となっている旭川の特徴も活用されていて、ご当地キャラミスとして定着するのではないだろうか。
また、主人公の生い立ちが見え隠れし始めて新たな展開が期待される。
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人気のライトミステリーシリーズの第3巻。櫻子さんと正太郎くんの距離感が少しずつ近づいている感じが良い。って、ラブコメではないはずだが…。
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シリーズ第3弾。このシリーズは、ライトなのに哀しい話が多いのはなぜだろう。
タイトル通り、登場人物のつく嘘が物語のキーになるけれど、どれも誰かを想ってつく嘘ばかり。嘘も方便とは使い古された言い回しだけど、館脇少年のお祖母ちゃんの優しい嘘に、哀しくも心がじんわり暖かくなる。
今作では、櫻子さんの少し弱い部分も描かれ、謎の多い彼女の素顔の一端が垣間見える。次作以降どう展開するのか楽しみ。
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旭川を舞台にしたライトミステリの第三巻。
一巻、二巻ではまだ文章や構成に拙いところが見られたが、ストーリーや文章のレベルが確実に上がっている。
ストーリー自体を楽しむのはもちろん、作者のレベル向上や、旭川ネタも楽しめる。
第三巻では、犬のへクターが初登場。
旭川ネタとしては、旭岡、神楽岡、近文、春光台、末広などの地名が登場。
旭川のソウルフード、バナナ焼きも登場。
そして、旭川に遊郭があったという歴史や、旭山動物園の骨格標本など、専門的な内容もよく調べられていておもしろい。
骨と旭川という基本のネタに加えて、ストーリーや登場人物も魅力的になれば、この作品はますます面白くなっていくだろう。
これからも楽しみな作品。
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シリーズ3冊目
1、不吉な犬と呪われた絵
2、祖母の見舞い
3、旭川と「寄生木」徳富蘆花
1は専門書→ミステリー、という感じ
2はミニミステリー
3は過去の因縁話の部分が面白い。主人公も一応推理するし
ただ本筋のミステリー性は、例によって弱い
北鎮記念館が出てくる
バナナ焼き、そんなに人気だったかなぁ?
64 味覚は遺伝する?
174 寄生木
181 頤(おとがい)人だけにある。チンパンジーやゴリラにはない
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巻数わかりずらいので、3巻め。
プロローグ
第壱骨 呪われた男
第弐骨 お祖母ちゃんのプリン
第参骨 託された骨
エピローグ
テレビドラマ化で、買ってたシリーズを読み始めました。
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呪われた犬と絵、正太郎とお祖母さんのぷりんの思い出、理科室の骨の話の3本。正太郎君成長しましたね。今までは櫻子さんに振り回されている印象でしたが、今回は最後で櫻子さんと対等に対峙できるようになって。お祖母さんとぷりんの話は思わず涙が・・・。ヘクターかわいい。ばあやさんの「ヘー太」て呼び方もグッド(笑)
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正太郎くん真面目すぎ、と思うけど、だから櫻子さんと釣り合うのかな、とか。あとがきがなく、どんどん増えていく参考文献にただただ作者様の知識の深さを見るばかりです。珍しくウェットな櫻子さんもいいなぁ。と言うか、ばあやさんがステキすぎ。
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『骨』に対して強い執着を持つ20代半ばの標本士・九条櫻子と旭川市在住の高校生・舘脇正太郎が人の死に絡む事件の謎を解明していく短編集。
前作に比べ謎のスケールは小さめですが、九条櫻子と舘脇正太郎の人物描写が深まり、より味わいのある一冊になっています。
ベストは【お祖母ちゃんのプリン】。謎自体はささやかなものですが、正太郎とお祖母ちゃんの想いが伝わってきて泣けます。
【呪われた男】の真相は、やけに回りくどくて他に方法はないのかという思いがありますが、様々な薀蓄がストーリーに有機的に結びついていて良い出来だと思います。
【託された骨】は、骨を通じて人の過去を浮き彫りにするというシリーズならではの一編。これまでにない構成と意外な展開、櫻子の過去や標本士になるきっかけとなった出来事が描かれていますし、ほんのり切ない読後感も良いです。完成度は本書の中では一番だと思います。
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「呪われた男」はアニメを先に観てしまっていたので、話の筋はわかっていたのですが、それでも文字で読むとまた楽しめました。
収録作のどれも面白かったですが、本作の中では「お祖母ちゃんのプリン」が優しい気持ちになれて一番のお気に入りです。珍しく、九条家のばあやさんが謎を解決してくれます。