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前作「ハイペリオン」ではわからなかったこの世界の世界観がわかります。視点がいったりきたりすることに慣れてしまえばあとは一気に読めました。
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巡礼者たちがハイペリオンに到着します。そこでそれぞれが背負っている過去と対峙しながら時の墓標とシュライクの謎を解き明かします。
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ハイペリオンの続編ですが、ハイペリオンを読んだ人は、必ずこの作品に手を出したくなるはずです。ハイペリオンと、ハイペリオンの没落はセットで一つの物語とも言うべき作品だからです。
巡礼達に加えて新たな主人公が登場し、さらには様々な勢力の蠢動が始る今作は、スケール感で『ハイペリオン』を更に上回り、頁をめくる手を止めさせてくれません。絶品。
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前作『ハイペリオン』で張られた多くの謎への回答が示される。既存のSF小説の中でもオールタイムベスト5に入る傑作。
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「ハイペリオン」はプロローグに過ぎなかったんだ、と。
アウスターの侵略、シュライクと巡礼、ぐあー盛り上がる
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シリーズ第2部の上巻。第1部でのんびりと語られていった、巡礼地への道のりで巡礼者のエピソードを語る状態が終わり、巡礼地での物語りにフォーカスがあたっている。
作中にもあるが、一人ずつ消えていくという王道の進み方をする。時間をねたに扱っているので、消えたはずの巡礼者が復活したり時間を行きつ戻りつしたりする人が出てくる。
2010.07.16読了
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SFに関して詳しいわけではないが、SFの王道的展開になっていると思う。それでも引き込ませるプロット、そして訳は素晴らしい。ばらばらだった話が一本になっていく様は目を離せない。
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「ハイペリオン」の続き
これまで、各登場人物の物語が主軸だったが、いよいよ物語はシュライクの謎に迫る。
作者がアメリカ人というところから、ユダヤ教、キリスト教に関する要素が色々織り込まれており、それらを理解していると、物語を通した作者の価値観等もイメージできて面白い。
途中であるが、ユダヤ教への回帰、賛美の色合いを感じる。つまり、畏怖、恐怖の伴う神像。赦しを特徴とするカトリックの神像とのせり合いを感じる。
アジアのイメージも若干出てくるが、前述の記述が熟慮された上でのものであるがゆえに、一層ぼんやりした表現が目立つ。
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映像を読むのか筋を読むのか
読書にはいろんな楽しみがある。まるで目の前で繰り広げられるような絵巻という感触を楽しむという意味において「ハイペリオン」は存在価値が十分にある。しかし、謎が解き明かされるのか、そして謎解きはクリアかという意味では、私はあまりいい評価を与えることができない。そもそもこの手のストーリーがあまり好きではないからかもしれないが。
バケツがひっくり返るほどの大きな展開は、もちろん「ある」。それはそれでクライマックスを作り出すに十分なストーリーだ。しかし、大味なんだな、それが。アメリカ的というかなんというか。緻密さに欠ける。精密機器が苦手な感じがする。最初に書いたようにアーサー・ヘイリーのにおいがきついという感じかな。同じアーサーでも、クラークとは異なる。
絶賛されたSFではあるが、私はこのシリーズである「エンディミオン」を読まないことに決めた。次は適当に買った古本である。
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いよいよ、7人の巡礼が自らの運命に向かってそれぞれ歩き出しました。
微に入り細にわたる未来世界の描写は圧巻。
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アウスターの全面攻勢が始まってやっと物語が動き出した。真の敵はコアなのか。鍵を握るのはハイペリオンの巡礼者たち。そして、それぞれの前に待ち望んでいた破壊の神シュライクが現れる。
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http://shinshu.fm/MHz/67.61/archives/0000305984.html
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「ハイペリオンの没落」ダン・シモンズ/酒井昭伸 訳
SF叙事詩。水晶色。
1991年ローカス賞。
ハイペリオン4部作の第2作。
前作「ハイペリオン」で広げられた謎、謎、謎が解き明かされていきます。
全〈ウェブ〉を飛び回って展開する物語。ミクロからマクロにまで至る設定の緻密さによって、描かれるシーンのひとつひとつが贅沢すぎる!!
シュライクとは何なのか…を芯にして、〈ウェブ〉の趨勢、〈コア〉の思惑、アウスターの実体、そして時間を跳び越えて語られる「この宇宙」の可能性。
そして、読者の神の視点までも物語に織り込んでしまうダイナミックさ。ひたひたに没入してしまいます。
「ハイペリオン」「ハイペリオンの没落」の2部作で、まずはひとつの終焉を迎えます。
しかし後半2部作では、素敵な冒険譚「エンディミオン」、感動と希望のエンディング「エンディミオンの覚醒」が待っているのです!
読み進むべし。(5)
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【内容】
「ハイペリオン」の続編。いろんな謎はまだ解かれない。
巡礼たちそれぞれのシュライクとの対決。
シュライクとは何者で何を求めているのか?
テクノコアは何を求めているのか?
なぜ発生したのかわからぬ戦争はどうなる?
アウスターの目的は?
森霊修道会の目的は?
グラッドストーンは巡礼たちの故郷を巡礼する。そんな彼女の狙っていることは?
【感想】
印象の強さでは前作ほどではない。普通のSFという感じ。
文庫版上巻では謎の整理という感じ。
下巻で解き明かされるのでしょうか?
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感動の面白さの続編、有り難い
表紙 8点生籟 範義 酒井 昭信訳
展開 9点1990年著作
文章 8点
内容 895点
合計 920点