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途中から涙が止まりませんでした。
まさか,あのような結末とは…。
障がい者の方が直面している現実の一端に触れるには,分かりやすく書かれており,良い本です。
多くの人に読んで頂きたいです。
私もこれまでとは違う気持ちで,物事を見ることができるように思いました。
ただ,あまりにも救いがないので(最後は決して暗いままではないのですが,それだけに救いのなさが一層つのります),何度も読み返したいとは思いません。
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映画を観たが、DVDはまだ表示されていない為、備忘録で登録。
ラストシーンは泣けない
と思ったが、その後に(ある意味後日談的な要素で)本当のラストシーンが待っていた。泣けてくる。
映画だと余計な所が気になって気になってしょうがない
ラストシーン、スライドが流れるが貫地谷しほりの本当の写真に竹中直人の若い時と思われる写真をコラしているのだが、あれが日本の今の限界か、違和感ありあり。
感動のシーンなのに…
写真の加工のアラばかりが目立つ。
堤幸彦の演出なのか、岡本麗と橋本愛がうるさい。橋本愛好きなのに…
世の中のどうにもならない事に怒りを爆発させるのはいいと思うが、ちょっとヒステリックすぎ。
演技の幅が広がらないのでは?
怒りにだって声を荒げる以外の表現方法は沢山ある。
今の観客がキーキー怒る(叫ぶ)役者を見て、「あ~怒ってるんだな」って認識しかできないかのような演出。
==以下引用========================
劇作家で俳優の宅間孝行が主催し、2012年をもって解散した劇団「東京セレソンデラックス」の名作舞台を、堤幸彦監督、貫地谷しほり主演で映画化。知的障害のため、心は7歳児のまま30歳になった女性マコは、元人気漫画家の父親いっぽんに連れられ、知的障害者の自立支援グループホーム「ひまわり荘」にやってくる。無邪気で陽気な住人たちに囲まれ、のびのびと日々を送るマコは、そこで出会った男性うーやんにも心を開いていく。ようやく見つけた理想の場所で娘が幸せになれば、いっぽんも漫画家として復帰できるかと思われたが、やがてひまわり荘の一同に厳しい運命がふりかかる。
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楽天地シネマでの映画レビューです。
実話をモチーフにした宅間孝行の東京セレソンの舞台映画化。
堤幸彦監督。
知的障害者のグループホームを舞台に、5台のカメラを使用して、笑いあり、涙ありの群像劇。舞台だったら面白そうだけど、映画としては作りは粗いしストーリー展開も場当たり的だし、物語としては面白くない。でも、中には映画化したからこそ映えるシーンもあった。
役者では、貫地谷しおり、橋本愛、麻生祐未、岡本麗が良い。障がい者に対して盲目的に「保護者」である橋本、麻生に対して、岡本麗の立ち位置はこの映画に必要不可欠。そして最も現実に近い価値観だと思う。「無理解」な健常者視点を過剰にデフォルメした女子高生「みなみ」が浮いてしまうのは、ほとんどの登場人物が「物語的に深みに欠ける善人」に成り下がってしまっているからだ。
映画的なシーンで印象的なのは、マコとうーやんの別れのシーン。カーテン越しの二人の無邪気な愛着表現を、夕日越しに皆が眺める。この「抑制的」なシーンはよい。逆に、他のシーンが過剰に説明的で非抑制的な感情表現が目立ったのが残念。そういう意味では竹中直人はミスキャスト。この人は身体表現者ですから。
現実の事件をモチーフにしているため、「結論ありき」の方向に回収されてしまうため、あえて悲劇で終わらせないようなラストの持って行き方はしょうがないのだが、ここは興ざめ。保護-被保護関係の心中事件など、世の常。ましてや親子、ほとんどはこうなる前にみんな淡々と生きてるし、施設入所などを理性的に判断しているのだ。無関心層の関心を得るための物語としては悪くないのだが、そうした人々もこの凄惨な悲劇的終末に目を背けてしまうのがノーマルな健常者心理だろう。
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畑仕事の合い間に読み始めたら止まらなくなってしまった。結局、水遣りしながらずっと読んでて、気付いたら雨が降ってきていて、軽トラの中でそれでも読んで、笑って笑って、鼻水がとまらなくて苦しかった。ここ数年で最も心が熱くなった本。ひさしぶりに嫁さんに読んでみたらと薦めてみる。
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映画にもなった。
知的障がい者のグループホームでの話。
子供の将来を慮っての父親の行動正しくはないけど理解は出来るかな。
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知的障がいを持つまこ。まこは、性暴力をきっかけに、父親のいっぽん以外の男性とは、2人きりになることができませんでした。ところが、2人が住むことになったグループホームのうーやんとは、2人でも怖くないのです。
障がい者が性暴力に遭いやすいリスク、そして加害者にされやすいリスク。障がい者と非障がい者(健常者)がこの社会をともに生きていくために必要なことを、考えさせられます。
2013年に、貫地谷しほりと竹中直人の主演で、映画化されました。
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知的障害者の方について考えさせられる本で考え方、見方が変わって良かった。みんな1人の人間なんだと改めて思った。面白くて切ない感動する話だった。
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泣けるかと言われたら、泣けない。でも本当にその選択しかなかったのか…正しいとは思えないが考えさせられるラスト。やっぱり映画より舞台向きな気がした。
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悲しいことが起こると分かっているのに読むのが辛かった。
知的障害。
社会生活を送る困難さ、それは本人だけでなく家族も…。
知的障害施設の入所者を殺害する事件もあったけど、本当に現実は大変なのだろうと思う。
そして子より親が先に亡くなった後のこと。
できるだけたくさんの場所で、たくさんの知的障害の人が幸せに暮らせる世の中を願わずにいられない。
何もできないけどせめて理解と寛容な心でいたい。
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あたしは誰に対しても思ったことを言ってるだけさ、知的障害の人間だって同じ人間なんだから、みんなと同じように接するだけさ
→こういうことを有言実行できる人は信頼はできるが、もうちょっと平等と公正の違いが適用されるべきだと思う。少なくとも相手を批判したり怒ったりするのは、明らかに倫理的・道徳的に間違っていたり、本当にその人のことを思っていたり、その人と何か一つの共通目標を達成するための建設的な時に限られるべきだと思う。それ以外の批判はただの悪口に過ぎない。
小説自体としては問題を投げかけたいという思いは伝わったが、展開が都合よすぎて没入できなかった。知的障碍者の犯罪率が高いとか、でも実は冤罪が多いとか勉強になった。僕の中では知的障碍者に対しては、敬遠する自分が少なからず存在する。まだそういう人たちを受け入れるだけの器量はない。
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映画でめちゃめちゃ泣いてしまったのだが、小説でもめちゃめちゃ泣かしにかかってきてたな・・・。
わりとそのまんまで映画撮ってたんだな・・・。
個人的にはハルカさんとうーやんのお別れのシーンでまたボロッボロに泣いてしまった・・・いや全部泣けるんですけどね・・・。