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初めて読んだ「キッチン」で、ばななマジックにかかってから、はや11冊目に読んだばなな本なのに、期待に裏切られた本が今のところ1冊もない。
この中編集はどの話もハワイが舞台。
よしもとばななはどんな非日常的な設定も舞台も、すべて日常に溶け込ませてしまう。
そして、楽しいはずの場面で不意に襲ってくる孤独感や切なさ、絶望のはずの場面でなぜか笑い出したくなってしまうようなおかしさ、などなど、シーンと矛盾する人間の心情も違和感なくサラりと書き上げてしまう。
そんな風に思うのは自分だけじゃないんだぁ~と安心させられる文章がどの本にも満載。
あ~、よしもとさんと直接お話してみたい…!!!
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来月ハワイへ旅行行くから読んでみた。全体を通してゆったりとしていて、まだ知らないハワイの空気を吸い込んだ気持ちになれた。姉さんと僕は個人的に思うところがあり、ほろり。
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2011/10/3読了
まだいったことのないハワイに行きたくなった。
この広い世界、旅先で偶然に人と会うこと、それもそれぞれが以前お互いの感情を共有してたこと。
そんな不思議が、不思議でなくなる場所があるとしたらハワイなんだろうと思う。
観光客によって、観光地化したハワイではなくて、何万年も続く大地や自然な姿のままのハワイを、体で感じたらこの本で得たことをもーっと、奥深く感じることができるのだと思う。
この一冊で、よしもとばなながスピリチュアルな人なんだなって気付いた。
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ハワイにまつわる三編。生きづらくても強く輝くように生きるひと。運命のはなし。良くも悪くもよしもとばななだなぁと思った。
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大好きなよしもとばななということと、ハワイ旅行が決まったので読んでみた。
スピリチュアルな世界観で、繊細でやさしい物語を描く。
よしもとばななの本は何冊も読んだが、共通して感じるのは「魂のつながり」というテーマだ。
今回のお話は、さまざまな家族のありかたが描かれていたが、どれもあまりピンとこず、共感できなかった。
ハワイにいってからだとまた違う感想になるのかもしれない。
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最近の本だと思っていたら、もう15年以上前だった。色褪せないなぁ。
よしもとばななのハワイにまつわる小説をいくつか読んできて、ハワイ行ってみたいなぁから いよいよ私もいつか行かなければいけないのでは、という気がしている。
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【私を悪くさせる何かに言いたい。失敗した私の人生に言ってやりたい。こんなときもあったんだよ、意味のない人生だったけど、確かにこんな瞬間もあったんだよ。これが負けないということ?負けなかったことが確かにあるということ。】
家族の失われた、しかし今も残っている愛。
そんな短編集。
表題作、【まぼろしハワイ】
父が死んで3カ月。
主人公のオハナは、義理の母であるフラダンサーのあざみとハワイへと旅立つ。幼いころに自殺してしまった母、病死した父。
それぞれとの甘く切ない想い出を思い出しながら、ハワイの優しさに包まれていく。
人生にはなにか取り返しのつかない重大なことというものがある。
ただ、ひとつ言えるのは、それでもキラキラと輝いた一瞬というのは、いつまでもいつまでもそこにあるものだ。
誰が欠けても、何かが失われてしまった後でも。
ハワイの風の中でフラダンスを踊る姿が目に浮かぶ。
よしもとばななは沖縄とハワイがあうなあ。
バナナだからか?とかそういうことはいわないように笑
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よしもとばななの本は、アンテナをピンとはって慎重に読むと、じわじわっと心に染み渡るから、ぼんやり読んではいけない。
この作品もしかり。
ハワイが舞台。あ、楽しいかも。とびきり楽しいかも。と思う瞬間をいくつも集めた感じ。
短編集なんだけれど、どれもおちがあるようでないようで。
たまたま切り取った瞬間をたまたま自分が読んでいて、主人公たちの日常はあんな感じでまた続くんだろうなあ、という感じ。
これを伝える!といった絶対的なテーマは多分なくて、読み手が自由に受け取れる。
だから自分の状況がかわれば、また全然別になったりする。
ああ、それにしてもつくづく旅に出たくなる話ばかり。
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たくさんの人が生き、悲しみに満ちたこの世界の美しさを、何かが揺れ動いて輝き出す瞬間を、それを感じとる人の心の機微を、この人以上に儚くそして力づよく描き出せる人が他にいるだろうか。
ばななさん色の濃い内容に、"ハワイ"が掛けあわされて、私の日常にきらめきを灯してくれた。
沖縄を舞台に描いた「なんくるない」と、似ている。
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いかにも、よしもとばなな!な世界観。
目に見えぬものや自然の強大な力が存在すること、
またそれらに対する敬意が込められているように思う。
少し怠惰でも許される気分になったり、
心が開放される南国特有の雰囲気の描写がとても上手。
心地よい文章で、共感できた。
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ゆったりとした気持ちに浸れる。
これを読んだらハワイに行ってみたくなるのは勿論、家族の繋がりが綺麗に描かれていて、読みながら優しい気分になれる。
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本屋さんでパラパラとめくってみて引っかかったキーワード
ハワイ フラ
しかし、実際読んだのは、購入後1年ほど経ってから
2年間、習ったフラも 急に情熱が薄れ
辞めてから3年経つが
本書のなかのフラは 美しく また踊りたいと思わせる
フラは 神様に捧げる踊り
踊り始めると 自分の中に 何かが降りてくる
女性は 何かしらのダンスを始めると
確実に内面から変わる
わたしは自らの経験から そう思っている
フラを愛する人にも ぜひ読んでもらいたい
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ハワイには卒業旅行でいったっきりですが、ハワイの景色とか空気とか、鮮明に思い出せる一冊でした!
どれも家族の関係がちょっと特殊な話ばかりでしたが、登場人物たちがみんなハワイに癒されたり、背中をおしてもらったり、物事の新しい見方ができるようになったり・・・不思議ですが、それがハワイなんだなぁと同じく感じました。
また、行きたい!!
浜辺でぼーっとしたらいろんな答えがみえそうだ☆彡
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あまり短編小説は好きではないのですが、ある日ふと表紙置きされてるのが気になってました。
ハワイに行ったことはないもののフラとタヒチアンを日本でやっているあたしとしてはハワイに憧れがあって、本の中だけでもハワイを感じてみたいと思って手を伸ばしました。
ちなみに吉本ばななさんの作品にハマるきっかけの一冊でした。
一つ一つのストーリーはどちらかというと、暗い内容が多く感じたけど、ただ暗いだけじゃなくて登場人物みんなどこかキチッと芯があったり、綺麗な心を持っていたりするので、読んでて暗い気持ちにのめり込むことなくすらすらっと読めちゃいました。
また吉本ばななさんの描く綺麗な風景は想像力を掻き立てられ、心と頭が綺麗なもので満たされます。
ただ暗いどん底人生をどろどろと書いてあるんじゃなくて、そこからふわふわと這い上がっていく途中の、日常的で誰にでもある普通の出来事をキラキラと温かい幸せとして自分のいる状況が常に当たり前で成り立ってるんじゃないんだよと、教えてくれました。
読み終わったあとがすごく幸せな気分になれました。
ここからあたしの読書生活が本格的に稼働したと言っても過言ではないくらい、吉本ばななさんの作品がすきです。
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ハワイ行きたーい!!!
初めてのよしもとばななやったけど、字が大きめなのもあって、すいすい読めた。
登場人物の感情の深さが印象に残る作品でした。そしてハワイのゆったりとした心地よさが頭に広がっていくかんじがしました。