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安楽椅子探偵もの。
大好きな分野なのであっという間に読破。
こんな素敵なビアバーがあれば通いつめます。
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大好きなシリーズ。こんなバーが近くにあったら、本当に誰にも教えないで楽しみに通うのに。
人と人のちょっとした接点が、とてつもなく深い物語の入り口。
誰の日常にも、本当はそんな入り口が用意されているのかもしれない。
推理物ではありますが、それだけでなく楽しめる作品です。
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ビアバーのマスターが客の謎に答えを提供する連作短編集。
花の下にて~と同じシリーズですが、前作未読でも差し支えないです。
やっぱり料理がおいしそう笑。
やりきれない結末のものもありますが、落ち着いた雰囲気がよろしいです。
謎解きとしては前作より劣る印象。
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雰囲気や料理は最高なのですよ。
でも、オーナー工藤が完璧すぎます。
妄想好きなのに、工藤の顔がシッカリと見えてこない。
未だにぼやけております。
仕草やら動作は見えても顔が見えない。
キャラ萌えとしては、完璧過ぎるのは好ましくないらしい。
逆に香月のマスターは読み物のキャラとしては気に入った。
顔もすんなり見えました(^◇^;)そんなもんです。
持ち込まれる謎が少しずつ重くなっていって
読後感がよくなかったなぁ~
最後が一番嫌だった(-。-;)
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北森鴻の連作短編集、香菜里屋シリーズ第2弾。
いきなり2作目を読んでしまった……。ですがそれでも充分楽しめました。マスター・工藤の料理と謎解きは絶品。香菜里屋のようなお店が近くにないか探してみたくなりました。
・十五周年
常連の男性に故郷の小料理屋から届いた十五周年記念パーティーの招待状。その裏に隠された計画とは。男性、小料理屋の母娘、協力者達…出てくる人みんなが優しい話だと思いました。
・桜宵
表題作。病没した女性が香菜里屋に託した最期のプレゼント。その真意とは。表題作だけあって、一番『香菜里屋』らしい優しく切ないお話でした。薄緑色の桜なんてあるんですね。
・犬のお告げ
準常連の若いカップルの男性が、人事部長が主催するリストラ候補者が呼ばれるというホームパーティーに呼ばれてしまう。部長の飼い犬に噛まれたものがリストラされるというのだが……。愛犬家なら絶対にこんなことしちゃいけない。工藤の言うとおり歪んでいます。
・旅人の真実
金色のカクテルを探す男の話。人に依存しすぎると負の方向に向かってしまうのでしょうか。ここでは工藤の友人のバーマン、香月が登場。彼にもいろいろありそうで気になります。
・約束
『十五周年』に出てきた常連客が再登場。舞台が香菜里屋ではない異色作。工藤の料理は場所を選ばず人を魅了できるようです。この本で一番救いのない話でした。敢えてこれをラストに持ってくるのは凄い。
「困るのです。わたしの作る料理に、調味料以外のものを入れられては」
この台詞、好きです。
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三軒茶屋の路地裏に静かにたたずむ「香菜里屋」というバーを舞台とした連作短編集です。
その中でも特に印象に残っているのが「桜宵」の一編、幾度となく読み返してしまうことも。
「御衣黄」と呼ばれる、その名が示すように、「黄色い桜」が題材となっています。
御衣とは貴人の纏う服装で、その際に高貴な色の一つとして使用された「萌葱色」が由来でもあるそうです。
物語はその御衣黄桜を軸に、かすかな痛みを伴いつつしっとりと、紡がれていきます。
一片の花びらから始まる、一組の男女の交流と、それを取り巻く人々の想い、そして一つの贈り物。
そうそう、著者・北森さんは他の著作も含め、色々とお酒や食べ物の描写が出てくるのですが、
どれもこれも美味しそうで、ついついお腹が鳴ってしまったり、、本当にこんな店があったら常連になりたいですね。
ラストシーンでは、どこか春の夜を思わせるような温かさに包まれる、そんな一冊。
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ビアバー香菜里屋 何処かに実在してないですか?
謎解きに、触れる事が無くても、マスター工藤による料理で、至極の一杯を堪能したい!
そんな中、ひとつひとつが良く練られた作品ばかりで、こんなに素晴らしい短編集があったとは、短編は薄味だと思い込んでいたので、感動しました。シリーズ物ですから、いつまでも、作品出してほしいです!
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ビアバー香菜里屋を舞台にした短編連作集第2弾。
第1弾と同じく、収録5作品のうち最初と最後の話では中心となる常連客が同じ人。ただ第1作みたいにテーマがリンクしてるわけじゃなかったから、別のお話といえば別のお話なのかも。
もともと読後感すっきり爽快!というシリーズではないのだけど、今回は微妙に後味の悪い話が多かったかも?
救いようがないわけではない分、好き好きだとは思うけど、寝る前に読んだせいかちょっと微妙な気分に(笑)
毎度のことながら全編通して静かな雰囲気でした。
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三軒茶屋のビアバー「香菜里屋」を舞台にした連作ミステリシリーズ第二弾。
「十五周年」・「桜宵」・「犬のお告げ」・「旅人の真実」・「約束」の五篇構成で、代表作「桜宵」は、何年経ってもふと思い出す作品である。
亡くなった妻の手紙に、最後のプレゼントを用意したと、香菜里屋の名前が記されていた。その手紙に導かれて香菜里屋を訪れると、そこには妻と同じ味の食べ物がある。妻のプレゼントとはいったい何か?
北森鴻さん独特のビールと料理の描写も生唾なしでは読めません。
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こちらにレビューが書かれています ↓
http://booklog.jp/users/ohsui/archives/4062753693
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香菜里屋シリーズ第2弾。今回も素晴らしいです。中でも表題作の「桜宵」がいい!美味しそうな料理に混じって、なんともいえない毒もあり。そこがまた魅力でもあります。
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相変わらずおいしそうな料理ばっかり出てきました。一つ一つの話は、一作目と比べると後味の悪いものもありましたが、そこがまた意外でよかったです。ちょっとずつ、いろんな料理を食べているような気分。でもやっぱり一番の感想は、「香菜里屋行きてぇ。」
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もうすっかり香菜里屋の常連になった気分
あと1冊で最後なんだよねぇ、続きはないんだよねぇ
そう考えると寂しくて、読み終えたくない気持ち
ちょっと懐かしくて優しくって切ない展開に
香菜里屋で出される、美味しそうな料理に夢中
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ビア・バー「香菜里屋」のマスター・工藤哲也が探偵役を務める連作短編集。日本推理作家協会賞短編および連作短編集部門受賞の『花の下にて春死なむ』に続くシリーズ第2弾。
一見の客でも、居心地の良さと料理の旨さに感激するビア・バー「香菜里屋」。そのマスターが安楽椅子探偵になるストーリーは、好奇心を刺激する。読者は自分も香菜里屋のカウンターでグラスを傾けながら、客の持ち込む「謎」の会話に聞き耳を立てているような錯覚を覚えるかもしれない。
短編独特のキレとコクを持ったストーリー展開。5編収録しているが、それぞれが独立した話でありながら、登場人物を重ねることにより連作感が高められている。
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再読。香菜里屋シリーズ2作目。今回は5話。今回も1話目に出てきた日浦映一が最後に出てくる仕掛け。この最後の『約束』が一番印象的。十年前に別れた男の不幸が自分の幸せにつながる、と思い込むなんて。愛情なんてやっぱりまやかしなのか。人の怖さが垣間見える話。人は修羅になる。バー「香月」の香月圭吾登場。