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著者の阿川尚之は、あの阿川弘之の息子さん。
本書は、太平洋を越えて結びつく日米のNavyの物語である。『よみがえる日本海軍』の著者として知られるジェームズ・アワー氏を軸にして、戦後日本の海上自衛隊を築き上げた海の男達の友情を描いている。
戦後の日米安保体制において、日本の海上自衛隊が背負ってきた役割について、考えさせられる本だろう。
ただし、やや単線的に海軍力の増強や積極的な海外派兵を主張する結論だけはいただけない。
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日米海戦でまみえた見本海軍とアメリカ海軍は、お互いに尊敬と共感を抱いているという話。海の男の共感というやつもあるのか。
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太平洋戦争で歴史に幕を引いた日本海軍は、どのようにして海上自衛隊として復活したのか。著者は阿川弘之さんの息子。
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たいへんいい本を読んだ。
湾岸戦争の後
海上自衛隊の掃海部隊は、
ペルシャ湾の掃海に従事した。
その掃海作戦について、
この本で初めて詳細を知った。
アメリカ海軍に「アーレイバーク」という駆逐艦がある。
イージスシステムを搭載した防空駆逐艦だ。
「アーレイバーク」は、アメリカ海軍のアーレイバーク提督の名前をもらったことは知っていたが、
アーレイバーク提督は、日本と関係が深いことを初めて知った。
海上自衛隊の「こんごう」級は、
「アーレイバーク」によく似ている。
ほとんど同型艦だ。
先日の観艦式の予行のチケットを前日になって入手したが、
さすがに「前日」は無理で、フネには乗れなかった。
入手したチケットは「こんごう」の乗艦券だった。
未使用の乗艦券は、取っておこう。
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自衛隊の歴史には全然前知識なしで、海上自衛隊と米海軍のエピソード集的に読みました。
旧海軍出身者から続く、たくさんの人の努力があって今の海上自衛隊があるのだなと思いました。何か一つ掛け違っていたら、今の状況はなかったかも知れないわけで。
それにしても戦後さほど経たないうちから米海軍に協力的な人が多くいたことは意外でした。
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海上自衛隊と米海軍の交流を描いた書である。日米とも海軍について書かれた本は第二次大戦までは多くあるが、戦後は実戦がないだけにほとんど見当たらない。特に、どのような人物がいたかは全く知られていない。
本書を読んで初めてそれを知り、立派な人たちが多くいたことを知った。それは米海軍も認めていたからこそ、両者の関係が次第に強まり、かつての敵対関係が陸空に先んじて同盟関係にまで達したのであろう。
それを促したキーパーソンが両国にいたことが幸いしたこともあったが、彼らの活躍も両組織の理解があったからである。
本書は戦後の日米関係の一端を知るのに好著である。
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海上自衛隊の創設と発展、米海軍との密接な関係のために尽力した日本海軍、海上自衛隊、米海軍の士官たち。今日の我が国の平和をつくってきた日米同盟の繋がりの中でも特異なネイビー同士の絆を書く。
世界有数の海軍同士の世界最大の戦いの勝者と敗者が、後に再び世界有数のネイビーとして、今度は世界でも指折りの緊密な関係を築いていく。個人的にはこんなに壮大で熱くて、面白くて関心を引く話もそうないだろうと思う。
海軍とか海自に興味を持って、好きになったのも、思えば中高くらいのときに図書館でこの本を手に取ってからだったな。
いやー、海軍って、本当に良いものですね。
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海上自衛隊の創設から、その後の発展の裏には日米軍人たちの友情があり、その中核であった人々にスポットを当て海上自衛隊の歴史を記したもの。ネービーとは、国内の他機関とのつながりよりも、他国のネービー同志のつながりが強く、同じ環境下で育った者同志の独特の一体感があるようだ。どのような組織でも人が重要であり、人と人とのつながりが組織に大きな影響を与えることがよくわかった。多くの米海軍軍人から厚い信頼と尊敬を得て大きく育った海上自衛隊は、なんと幸せな組織であろうとうらやましく思った。
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ある米軍士官の研究した帝国海軍から海上自衛隊まで変遷(1920年から80年にかけて)を中心としたの話。
若き将軍の朝鮮戦争と併せて読むと、重なる部分(時期)の極東情勢に膨らみが増した。
本書の方が永田町、霞ヶ関、極東司令部や米国本土の動きがより描かれている。