紙の本
7カップルの短編。
2017/04/21 10:49
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投稿者:はいね - この投稿者のレビュー一覧を見る
目と目の幅!!絵が・・・って思うのに後半気にならなくなるほどに
シリアスのようなギャグの様な本当に不思議とジンワリと沁みるお話。
でも手を切り落とそうとしたところは「いや!早く病院へ!!」と突っ込むけどね。
どのお話も良いけど公園のお話好き♪
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絵が大丈夫な人には読んでもらいたいですね。
シャツ職人さんの話が好きです。短編なのが勿体ないくらい、シミジミいい話が詰まってます。
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「猿喰山疑獄事件」がとても良かったのでアルク先生の他のコミックスも手にとりました。
今回のは短編が多かったのですが、、、すごい、すごい良かったです!こんな素敵な作家さんがいらっしゃったなんて・・・!
話のラストのどんでん返しでいつも感動させられます。本当に、お話作りがとても上手な方なんだな~と思います。
個人的に好きなのは表題作のお話と恋蜘蛛、シュミジェです。
要所要所の言葉や表情でも切なくなります。
何度読んでもしみじみと感動がある、本当に素敵な作家さんに出会えてとても幸せです。
独特に感じた絵柄も読んでいると作品とあっていて気にならなくなります。むしろ素敵に思えます。
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一冊まるごと、どれも「作家性」に溢れた一品。
●持つ者と持たざる者
⇒社会的地位の高低、知識を持つ者と無知な者
●無償の愛
●無垢なるもの存在
⇒時に無垢ゆえに踏みつけられて片隅追いやられる
そんな存在に気付く者がいる
●肉体的痛覚の麻痺
⇒刃物による肉体損傷の描写が見られるが、その時の感情の
高ぶりに因る痛みの鈍摩を思い知らされる
アルク作品を読んでいると、途方もない悲しみの果てに一条の希望の光が射している、そんな感じがする。悲しみを自虐的に描くのではなく、淡々と描いているからこそ、その絶望の深さが迫ってくる。そして、時にユーモラスな台詞や表情で、のちに光が射す予感を抱かせてくれる。素晴らしい作家さんだ!!
ARUKUさんの『ギャンブラー大竹』の続き描いて欲しいなぁ、って密かに願ってるんだけどwww あの一作だけでも十分なのは重々承知で、斉木が「大竹、やっと言ったか、大竹」って言ってるとこが読みたい!!!斉木が大竹の名前連呼するとこ、大好きだーーーーっ!!!
多くを望まず与えられなかった人には唯一無二のものに「生まれて初めて求められて欲しい」と言う願いが描かれている気がする。何度目かもう数えきれないけど再読。本作を含め、初期の作品には特に作者自身のとても繊細な心が映し出されていると思う。登場人物の多くを欲しがらない心、その心根の美しさに泣けてくるんだよね…
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博物館のチケット売りの青年の手に恋しちゃった美青年の話。手しか見えてないもんだからはじめは女性だと勘違いしてた。
熱烈な好意に受けも感化されていき...?
好きだけど、男である自分を好きになってくれたんじゃない。だから言えない、応えられない。
アルク先生の作品が大好きなんだ。
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短編集。どれも好き。
アルクさんは恋愛のスタートラインに立つまでを描くのが好きなんかな〜と思う。読み手が一番ドキドキさせられる部分。
しかも口には出さなくても両想いだろ!?みたいなシチュエーションでスッゴい焦らされるのがもぅ!(プレイ?)
だからendがついても「その先を読ませて(泣)」とは思うけど、ときめきを充分堪能させて貰った満足感もある。
ファンタジーな設定がよく似合うアルクさん作品。
たらい桶で水浴びしたり、ぴとって甘える人魚が可愛くて萌えた…(*´Д`)
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小粒ですが、粒ぞろいの短篇集といった感じでした。
この小粒というのがミソなのだと思います。
なんというか、手のひらにのるお話達といった感じ。
決して大風呂敷を広げたお話では無いのですが、
1つ1つが丁寧だと思いました。
それと、童話がお好きなのかなと感じました。
物語の構造がとても童話のそれっぽく思います。
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★3・7
短編集でした。ここで終わり?!っていうお話ばっかりで、その後どうなったかめっちゃ気になるっ!特に「シュミジエ」!恋は始まるの?!何なの!!(笑)表題が一番好きだったかな。せつない中にも最後に幸せがあったので良かった。人魚のはちょっとホラーでせつない…;総合的に、やっぱり不思議なお話でした。
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よくよく考えたら、この一冊は皆ハッピーエンドじゃないですか?
状況や雰囲気の悲壮感はいつも通りですが、これは素晴らしい。
表題作、いいですねえ。
毎回読みながら、ARUKUさんの漫画には露西亜似合うかもと思っていたので、嬉しいです。
どの話も大人の童話という感じで、漫画というよりも小説の短編集を読んだ気分にさせられます。
最初絵が苦手だったのですが、この話にはこの絵じゃないと駄目でしょう。雑誌のインタビューで、漫画の原作もやってみたいと仰っていらしたと聞きますが、ARUKUさんの話はご本人の絵じゃないと味が出ない気がします。
本当、麻薬のよう。
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短編集。
救いをくれた1冊でした。
一番好きなのは表題作。
戦争で故国を失い天涯孤独になった青年と、彼の手だけを見て恋に落ちた学生の話。
誰にも顧みられない(と自分では思っている)人間が愛される瞬間、誰かに必要とされる瞬間に立ち会えるのがBLを読んでいて好きなところ。
うまくまとまらないのでこの辺にしておきますが、とにかく読んでよかった。
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ARUKU名になる前の、初期短編集。どれも心に沁みるいい話で余韻が残ります。
表題作、よかったです。つつましく不器用で、でもびっくりするくらいダイレクトな愛情表現。グレゴリーはきっと幸せにしてくれるに違いないと確信できるラストでした。
センセの作品は、いつも孤独な人生を送っている人にスポットライトが当てられています。都会の片隅でひっそり生息しているような…
そして、貧乏だったり。
そんな彼らが包み込むように甘い愛情を得て幸せになっていく様子は、至福の一言。
「ギャンブラー大竹」はこの1冊の中ではキュンとさせられて笑えるところもあって、カワイイ話でした。鈍すぎるギャンブラーってww
独りぼっちの境遇にもめげず夢多い公園の管理人と知り合ったリーマンが、その夢をリアル化してしまう「役に立たない人」。究極的には自分の夢も一緒に実現させる気でいるリーマンに( ̄ー ̄)ニヤリ。
都会の人間は誰しも孤独なんですよね…
「恋蜘蛛」は時代物。好きという気持ちを素直に表現できない二人に萌えました。どんな月日を二人が過ごしてきたのか、そしてこれから満州でどう暮らしていくのか、妄想がふくらんでしまった話。
人魚の話もどんな展開になっていくのか、予測不能の話でとても引き込まれました。センセらしい展開のファンタジー。
「楽しい俳句教室」のこの二人、どこかで見たよと思ったら、「明日屋商い繁盛」に続編がありましたね~!
なれそめがわかってスッキリ。いい感じに力が抜けていて、タイトルどおりに楽しかったです。わき毛って、エロい中学生みたいで爆笑。