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文庫本化で再読。基本的な話は覚えていたが、相変わらずの軽快なセリフの応酬などはすっかり忘れていたので、十分に楽しめた。
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いわゆる第一期最後の作品らしい。
伊坂さんらしい展開とキャラ設定でとても面白かった。
父親が四人って?と思ったけど、あんな父親なら四人欲しい!!
何気に巻き込まれ体質の由紀夫くんが可愛い。
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設定がいいねって思う。四人の父親はどれも個性派で、みんなおしゃれなせりふがあっていいな。最後のところが微妙だけど、そこまでは面白いぞ、このやろー!バイバイブラックバードより好きかな。だけど、砂漠は越えられず。だな。
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思春期に父親が4人もいたら最低だと思うことも多いと思うけど、小っちゃいころと大人になってからは楽しそう。
でもまあうっとうしいよね普通に。
この小説を読んで、一緒に長いこと暮らしてればそれは家族だ、と思った。
そういえばお母さんも、電線は地面に足を着けてさわったら感電するけど、どこにも触らないで電線だけに触ったら感電しないって言ってたなーって懐かしくなった。
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待ちに待った文庫化。面白い父親たち。
それぞれの個性が生かされてる息子。
びっくりするほどの展開はないにしろ、最後の落ちも好きでした。
また後から読みたくなる作品。
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おもしろい!
伊坂さんの作品ではいつもなのですが、登場人物一人一人が魅力的に描かれていて、思わず「わたしは〜○○かなぁ〜」みたいな勝手投票なんかもしてしまうほど。
4人の父達最高です!
父親としてあるべき部分とそうでない部分のバランスが最高。そしてそのうえ愛妻家ぶりもすてきです。
でも、映画化決定ということで、楽しみと不安が混ざってます。
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伊坂さんの作品の中で、特に好きな作品が三つある。
砂漠と、SOSの猿、そしてオー!ファザー。
やっぱり考えさせられるな、って作品。
この作品のいいところは、カッコいいけどうっとおしい父親が四人もいるのに、
多恵子とか鱒二とか友だちまでもがうっとおしいところ、だろうか。笑
とりあえず、色々あるけど、お父さんってカッコいい。
少しでもこんなお父さんたちみたいに、僕はなりたいなぁ。
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伊坂さんの作品の中では、あまり好きな方ではなかったかも。
父親4人という設定が、昔ガレッジセールや雨上がりが出ていたコント番組(ワンナイだったかな)で、小池栄子が娘でその父親が4人いるっていうドラマ仕立てのコントしていたのを見た記憶があるせいで、それとなんとなく重なってしまったり。前半でちりばめた色んな伏線を、終盤でだーっと回収していく部分に関してはさくさくといつもの調子で読めたけど、前半が結構読むのがつらかったかも。
主人公ももっとしっかりしろよ、って思うし、多恵子のキャラがイラっとするし、その友達も、あんな人とは友達にならないよ。。。となんかちょいちょい反発してしまったり・・・。ゴールデンスランバー以降を第二期とするなら、この作品までが第一期ってあったけど、そうであれば私はやっぱり第二期以降の伊坂作品が好きだな、と実感。
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面白かった!やっぱり伊坂作品はその世界に夢中になる。
電車での長い移動時間に読むと、時を一瞬に感じる。
映像化が楽しみ。
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映画化より先に購入していたのですが、主人公と4人のお父さん達を誰が演じたらいいかなぁと考えながら読んでいたので、映像化が嬉しい。
由紀夫は、候補にあった役者さんがキャストで他の伊坂作品にもでているから、映画も期待しています。設定はあり得ないけれど、それを気にせず先が気になるので読み進めてしまった。
ガソリン生活を先に読んでいたので、ラストのファミレスシーンにリンクがあったのをもう一度確認したい。そして、主人公に名字がでてこないのも、煙に巻かれてる感がいいです。他の作品の語り手より、恐いって感情を語りに出しているのが印象に残りました。
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終始わくわくしながら読みました。お父さんカッコいい…!!
後半からの展開が素敵で素敵で…。電車で読んでたんですがニヤニヤしてなかったか心配。笑。
伊坂先生ほんとうに好き。
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うん、評判はいまいちみたいだけど…まあ普通に伊坂さんワールド全快で軽くて私は割りと好き。
4人のお父さんも個性的で良いと思うけどやっぱり由紀夫くんが一番かな。
冷めてるようで正義感に溢れてる感じ大好きです!
てか伊坂さんの本に出てくる登場人物はいつも素敵だ!改めて!
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1人息子に4人の父親という伊坂さんらしい設定。
ギャンブル好き、女好き、博学卓識、スポーツ万能。
1人1人が、キャラクターの違う父親だけど4人が力合わせると思わぬ力を発揮します。
最後まで楽しめた。
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文庫化にあたり改訂ということだったので、再読。
そんなに目立って変わったところを見つけられなかったが、
なんだかすっきりしているような気がした。
伏線の回収っぷりはさすがなのは相変わらず。
ストーリーというよりはとにかくキャラクターに魅せられる作品。
最後の独特の、そして独特であるがゆえに
誰でも共感できるファミリー感が改めてよいと思った。
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久しぶりに学校時代の読書感想文をまねて書いてみました。
作品は伊坂幸太郎「オー!ファーザー」(新潮文庫)です。
高校生の由紀夫には、4人の父親がいる。
ギャンブル好きの父、バー経営者でイケメンの父、
大学教授の父、体育教師で筋肉系の父
この4人が由紀夫を本当に自分の子だと思いこんで、
赤子の時から一つ屋根の下で、一人の母と暮らしている。
そして主人公・由紀夫が次第にいろいろな事件に巻き込まれているー
この作品は2006年に新聞連載で発表されたもので、
時系列的に物語が進行していくといった、
割りとのストレートな構成になっています。
位置的には、伊坂ワールド第1期をしめくる作品だそうです。
彼の作品の特長は何と言ってもネアカでさっぱりしている。
へんに細かいディテールにこだわったり、持って回った言い方をしない。
そして、気のきいたセリフ、ユーモアたっぷり会話に満たされている
といった点ではないかと思っています。
その例を2,3列挙しました。
『いいか、女の子の前では自分の話ばかりするんじゃないぞ。
相手の話をよく聞くんだ。
悩みを口にされても、絶対に、自分の意見を言うな。
とことん相手の話を聞いて、それは大変だね、と言ってあげればいい。
聞きながらうなずくことも忘れるな』
『人が生活をしていて、努力で答えが見つかることなんてはそうそうない。
答えや正解が分からず、煩悶しながら生きていくのが人間だ。
そういう意味では、
解法と解答の必ずある試験問題は貴重な存在なんだ。
答えを教えてもらえるなんて、滅多にないことだ。
だから、試験にはせいぜい、楽しく取り組むべきだ』
『由紀夫、人ってのは、自分が信じたい、と思っていることを信じるだよ。
それと、その噂が面白いものであればあるほど、広く伝わっていく』
最後に、この主人公と4人の父親の苗字が
どうなっているのか明かされていないのです。