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p.259「どこまで説明させる気だ、お前」という台詞がまさにソレという感じの小説。ストレート以外投げないよとあらかじめ宣言されている感がすごい。
前作では主人公とヒロインが一対一の話だったが、今回は明確な3人目が登場する(もっとも、主人公兄やその彼女さん相手に対する嫉妬はしてたけど)。それに伴って2人はゆっさゆっさ揺さぶられるが、危機に直面して一歩一歩立ち止まれる彼らが何とも素敵だった。
この本を読みながら、エゴに囚われて過ちに気付くのがいつも遅すぎた自分の青春時代を思い出して云々って人もいるのだろうか。自分はそうだった。
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「東雲侑子は短編小説をあいしている」に続いての2巻。
二年生に進級してからの話しは、主人公が以前よりも人と関わりを持つようになって、新キャラクターの喜多川が登場。一方で東雲はスランプになり、週末に会わない日もちらほら出てきて……。
今回も甘酸っぱい捻りなしの恋愛。悪い人が出てこなかった分、哀しみの矛先を向ける相手もいなくて、もどかしさがいくらか胸につっかえて違和感を残す結果に、まあそれが本作の形であることは目に見えていたのですが……。
それにしても、喜多川さんが好きな自分はこれから、何と思案すればいいものやら
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ベタベタ。予想を大きく外すようなことはない。まあ恋愛モノはえてしてそういうものだけど。
とらドラとかと違ってコミカルではないから、爆発的なヒット作にはなりづらいんだろうな。
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伝えられない想い。強い想い。愛おしい想い。憎らしい想い。
東雲さんが愛おしい。抱きしめたい。離れたくない。ずっと一緒にいたい。
それだけ。ただそれだけ。
お互いに想い合う気持ち。美しい相思相愛。
ずっと見守っていたい。いつまでも。二人を。
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先の巻に引き続き、彼女の小説が本当に良い味を出している。胸を締め付けられるような、シンプルな言葉の数々。それ以上にエモーショナルな展開。
この感想は、感想のメモを元に起こした感想なのだが、確認がてらパラパラ本を開いただけで動揺するような言葉が目に映る。とんでもない名作である。
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なかなか行動に移せない二人の恋の物語だけに、非常にもどかしかったです。ただ、その過程が合ったからこそ、ラストがよかったです。作中作が素晴らしい役割を果たしていました。
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評価:☆4.5
甘酸っぱくて青臭い二人の恋物語、ほろ苦い第二章。
少し関係が進んだように思える二人のカップルに次なる試練が・・・そう、第3者の女の子による主人公へのアタック。すれ違いと侑子の嫉妬。お決まりですね(笑)
でもその嫉妬も本人は嫉妬と明確に意識しているわけではないところが可愛いですね。
恋したことのない侑子にはモヤモヤする気持ちがなんなんなのか分からない・・・いや良いですね。実に初々しいw
何もかも言葉で説明すればいいというわけではない。
けれども言葉でないと伝わらないものも確かにある。
精一杯の勇気を振り絞って書かれたであろう脚本にこめられた侑子の想い。
ラストの侑子にはついついニヤりとしてしまうw
あーこんな青春送ってみたかったなー!(笑)
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2年生編です。
なかなか、英太のニブチンぶりにイライラする巻でしたね。
読者は、新キャラ・喜多川さんの真意にすぐ気が付いた
方が大半と思います。
しかし、東雲さんも、ずるいとは思いますが…
てか、彼女はもともとずるい子かもしれないですが(笑)。
兄貴もなかなか可愛いところを見せてくれます。
その兄貴達含め、クラスメイトなど、1年時は
三並家+東雲さんの物語だったのが、本編でも
言われてますが一気に交友関係?が広がります。
これが次巻への伏線というかにもなってましたね。
さて、動き出した二人の関係がどうなっていくかは
次巻3年生編に書かれてます。
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2年生になると、付き合っている、事が浸透。
そして彼女が小説家である事が、クラスメイトにより
ばれてしまう。
人から見たら、ものすごく違う態度。
それに本人達は気付かず、もやもやと…。
前回に引き続き、な甘酸っぱさに
苦みがプラスされたような。
しかも今回、ごたごたが登場しますし。
兄と同じように。
いや、途中で同じ事してるのに気が付け、と
突っ込みたいですが。
言葉にする事、言葉にしない事。
両方とも納得すべき所も、しない所も。
とはいえ、結局どうしていても、不安は不安です。
そこをどう埋めるか…にかかってる状態?w
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クラスで人気のある女子に好きと言われて、その上彼女までいるなんて英太はうらやまし過ぎるぜコンチクショー。それはそれとして、恋愛をするということは、感情の探り合いという言葉がぴったりかな。お互いを知らない男女が相手に興味を持ち感情をぶつけ合って理解していくというものだと思う。実生活に例えてこういう風に分かっていても中々自分では実行できないのが情けないというか。英太君も侑子とこれから色々な探り合い、感情のぶつかり合いを経て関係が本物になっていくのだろうと思います。感想はこんなところです。
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ライトノベルというより中高生向けくらいの「ラブコメ」ではない恋愛小説
青春小説ではないところが面白み
『カマタリさん』みたいなのは難しいだろうけれど
こういう「青春でない中高生の話」は
より多くのひとにも書いてもらいたい読んでみたい
本来児童小説とふつうの小説の間にあるのだろうけれど
中高生がエンタメなライトノベルでないそういうのを読むはずがないということか
ライトノベルですら読んでいなかった自分には何も言えない
内容には関係ないが
「粟立つ」は「寒さや恐怖」と辞書に書いてあるが
どうなのだろう
また
ライトノベルのいいところは、あっちを読んでこっちを読んでと、と気楽に読めるところだ。じっくり一冊の本を延々と読み続けられるほど、面白い本に合うことが少ないからでもある。
というならわかるけれど
短編集を気楽につまみ読みするというのは良くわからない
そういうものかしら
と読んだとき思ったが
今思うに一編ごとで区切って読む前提なのだな
そりゃそうか
通勤中とかだと短編だろうが長編だろうが良いところだろうが
途中でぶったぎるのが当たり前で逆