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仕事で陶器について少しだけ調べたことがあり、その延長で読みました。
さくさく読み進めるわりに厚い分、中々読了できず気が焦りました。早く後編が読みたいです。
余談ですが「竹林遥か遠く」の後に読んだら、時代設定が近くて驚きました。
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内容(「BOOK」データベースより)
父が戦死し、戦後満州から引き揚げてきたどん底の生活の中で母まで亡くした南部次郎は、わずかな葬式費用の形に幼い妹を連れ去ろうとする男を撲殺してしまう。きょうだいは離散し服役中も渦巻く憤怒を抑える術すら知らない次郎は備前焼と出会い、ひたすら土を練ることで、ようやく心が鎮まっていく―。
平成29年1月2日~6日
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乃南アサはミステリ作家だと思っていたので、刑務所からでてきた(元?)殺人犯が陶芸に取り組む話ということでつまらないかと思っていたが、予想以上に面白い。今は成功しているように見えても、昔犯した罪が自分や周囲の未来に常に不安や暗さを落としている感じが重苦しくて辛い。
八重子は、一途で気持ちとしてはわかる部分もあるのだが、とりあえずうっとおしいのと粘着質な感じにイライラさせられる。
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なかなか面白かった。
南部次郎という陶芸家の生涯を描いた作品
備前焼との出会い
青磁/汝官窯との出会い
家族、仲間との繋がり
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父や長兄は戦死し、戦後満州から引き揚げ、広島県は呉に辿り着き、母を支えながら生きていく兄弟姉妹4人。長姉は、家族を支えるために身を落とし、主人公の次男・次郎は、小学校にも通えず、家族を支え、妹を助けるために殺人事件を引き起こしてしまう。一家離散となった南部家。次郎は、岡山刑務所で偶然にも備前焼・陶芸と出会う。一方、妹は、施設に預けられ、そののち上京、女優への道を歩むことになる。
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Rさまオススメ本乃南さんの上巻
久々に?最初から面白い。
時代背景もさらっと交えて描かれるので話に納得感もあり。
それにしても、良い兄弟だなぁと思う。
私としては八重子がほんとにイライラしてしまう。
女に暴力は絶対に許せないけど、殴り付けたくなるのはわかる気がする。
上巻でこんなに面白くして、下巻ではどんな話になっていくのか?
楽しみです。
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満州から命からがらで故郷に戻った南部家族、9人いた家族が日本の地を踏めたのは7人だったしかし、満州から帰ってきた家族を暖かく迎え入れる場所は無し。
何とか親戚のボロ小屋で暮らすことに、勿論食べ物もなければ働く場所もない、母親は病気を抱え働くことができない身の時姉は家族の為働きに出が二度と家族と暮らすことはなかった。
姉の仕送りで家族細々と暮らしていたが母の病気が悪化し帰らぬ人に、、
母の葬儀は借金してあげたものの返せる見込み無し
「妹を売っらないか」と言われ妹を守るために人を殺した兄次郎
それから刑務所生活が始まった、気性の荒かった次郎は刑務所で問題児だったが
陶芸を作るメンバーとして加わった次郎、この運命が彼の人生を変えた
心を無にして土を練ることが次郎にとって性に合っていた
命がけで守った妹は高校を卒業するとともに女優の道を行くことを決意
芸能名と体一つで女優への道を目指す妹、兄は10年を服役を終え陶芸の先生の元へ引き取られることになった
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時は昭和28年。
殺人で逮捕されるシーンから始まる。
戦後、命からがら満州から
引き揚げてきたというものの
日本で待ち受けていたのは
悲惨で貧しい暮らし。
元は9人の賑やかな家族だったのに
ついには次郎と妹の君子の二人きりに。
大切な妹を守るために
罪を犯した次郎。
陰鬱な服役生活の中
陶芸と出逢うことで
新たな人生が動き出す。
これは。
後に一流の陶芸作家になって
のぼりつめたと思ったら
暗い過去を暴かれて
転落していく···
っていうストーリーかしらね!
と思っていたら。
私のカンなんぞ見事にハズれ
中国の青磁と出逢ってからは
まったく違う方向に☆
その青磁は、
満州から戻るときに見た空の色。
焼物そのものの美しさに
過去の思い出が重なって
惹かれてしまった。
この気持ちはどうにもとまらない。
青磁一直線♡な次郎。
ここで下巻に続く〜