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NHKのドラマ『ハゲタカ』で知った作家、真山仁。
ドラマを見て以来、彼の作品はほとんど読んでいます。
今回は本屋で文庫化されている事を知ったので、映画化もされた本作を手に取りました。
内容はアカマ自動車を巡る買収劇。
中国の政府系ファンドに買収を仕掛けられるアカマ自動車が窮地に立たされる。
しかし、鷲津の筋書きによって、最大のピンチをチャンスに変えていく。
一時期に比べ、政府系ファンドという文字を新聞等で見聞きする事が少なくなった気がするが
本文中に出てくる『どうせ捨てる金なら、上手に使えばいい』という発想の相手(中国)と
今後、対決しないといけなくなったとき、日本はどうすればいいのか?を問う作品。
いま、求められているのは鷲津のような絵を描ける人なのだろう。
冷徹に現実を分析し、ストーリーを描き行動する。
スケールは小さくても、しぶとく生きていけるようにしなければと考えさせられた。
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なかなかです!
企業買収のお話です。おそらくわたしは、シリーズものの順番を後ろの方から読み出してしまったような気もします。(まぁしょうがないです。)
企業買収、経済の話をわかりやすく?
軽いタッチ?で
なのか
す~っと読みやすく話が入ってくる感じです。
三つのシチュエーションが進行していて
最後に全てが絡み合ってくるんだろうけど
まだ種がまかれて
目が出始めた感じです。
下巻が楽しみになりました!!
もうちょっと深くいってくれてもいいですね。
個人的には、マジテックのお話が好きです。
登場するキャラクターもけっこういいですね!!
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企業買収をテーマにした小説
買って、経営を効率化して、企業価値を高めるという理論も尤もだと思うけど、一方で自社努力で既存の力と経験で企業価値を高めることを目指すものもいる。どちらにも想いは存在するけど、そのために負けてしまう。結局功利主義と冷静さが正しいのかと複雑な感想です。
しかしながら、他人の台所を覗くのって、なんでこんなに楽しいのかね。
後半にて、想いが勝つことを期待して
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「まさかとは、考えない人間の逃げ口上、というアカマの社訓がある」この一文だけでも色んな人に読んで頂きたい。
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ハゲタカシリーズはやはり鉄板で面白い。
次の作品ももう始まっているようなのですでに楽しみ。
鷲巣の神がかり具合がだいぶ飛躍しています。爽快。
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前作同様のスピード感ある展開で一気に読み通せた。が、前作に比べると、主人公が鷲津であるべき理由に欠けているように感じた。また、前作ラストの伏線も、新米弁護士の伏線もストーリーとの絡みが少なく、もったいない感じがしないではない。前作ファンなら読んでおきたいが、そうでもなければあえて手を出すまでもないかも。
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今作のハゲタカは事業会社を主体とした話。町工場職人とその専務となった芝野が居酒屋で人情くさい会話する場面、公聴会で鷲津が日本版SWF創設を倒産会社に例えて批判する場面は気にいっています。
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上巻は全て布石。下巻で解決って感じの構成かな。
上巻の厚さで少し萎えるけど、視点があちらこちらに移るので、意外と読み進めやすい。
ただ、進むにしたがってどんどんスケールが大きくなって、ちょっと手に負えない感じはする。
今回は鷲津メインというより、アカマ中心かな。でもそこが視点ってのが面白く読める。
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前作の謎であったアランの死の理由がわかってスッキリしました。話としてはスケールが大きくなりすぎてしまった感が否めないですが、スリリングな展開は面白いですね。
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映画では観たのだが、原作を読むのは初めて。原作の方が背景描写なども細かいので、M&Aのスリルがより伝わってくる印象。鷲津のクールインテリジェンスは、下巻に発揮されるのだろうか。
にしても、おもしろい。
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上巻ではこの三つのお話どのようにして係ってくるのかは分かりませんがキーワードはやはり中国です
急速な経済発展を遂げているこの国の光と影
急速に発展したが故に国際社会に追いつけない法律、倫理・・・
すでに日本を追い越したといわれる経済・・・日本はどのように対抗しまた付き合っていかなければならないのか
経済だけではありませんしね
真山作品には『ベイジン』という作品がありましてこれも中国を題材とした作品です
そして、『ハゲタカⅡ』からの持越しされた鷲津の弟分・アランの死の理由
ちょっと近づいてきましたよー
さてさて下巻ではどうなるんでしょうかねー
上巻はパートⅠ、Ⅱに比べても読みやすい感じでしたよ~
http://momokeita.blog.fc2.com/blog-entry-204.htmlより
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blogにて
http://iburin.blog.so-net.ne.jp/2012-11-11
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間違いなくおもしろいんだけど、話がでかくなりすぎてリアリティが。
やはりハゲタカシリーズは第一部が一番おもしろい。
しかし現実におこった出来事を小説中のタイムラインに入れてみたり、お金や会社の仕組みの解説が部分部分に挿入されていて一見難しそうに見える内容も理解できるし、なにより勉強になる。ビジネスマンにはオススメの一冊。
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さらに大規模に。
前回まではアメリカと日本のスケールでしたが、今回はさらに中国が密接に関連してきます。
ゆっくりではありますが、アランの死の謎を追うことも続いています。
そのため、次第に芝野や飯島などの出番は少なくなり、鷲津メインで進みます。
話の展開としては、前回までと少し似ていてアカマ自動車を巡って争いながらも芝野はマジテックの再建を試みています。
また両者が交わることになるのかどうか、どんなクライマックスが用意されているのか。下巻に期待です。
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ハゲタカシリーズ第三段。
今回のハゲタカ(鷲津)はアカマ自動車(モデルはトヨタ)を巡る中国企業との買収合戦を行う。
平行して芝野は中小企業のマジテックの企業再生、また中国人の弁護士の話も展開されるが関連は上巻ではあまりない。
松平貴子は出番がなさそう。
ハゲタカⅡでは触れられなかったアランの死の真相にも迫る。