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強い妲妃
2021/11/26 13:29
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投稿者:まぐろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
妲妃に負けた太公望が悲しい。
早く強い味方をつけて勝ってほしいですね。
そしてなたくが登場します。
なたくの境遇がせつないけど、両親と幸せになってほしいです。
また、楊ぜんが登場するのですが、かっこいい。
自ら悪役となることで民を守る太公望もかっこよかったです。
相変わらず妲妃の残虐性には辟易します。
続きが気になるので、読みたいと思います。
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紂王の術を解こうと妲己から引き離す作戦にでた太公望。だがそれが災いし、多くの民が処刑される結果となってしまった。責任を感じる太公望は妲己に対抗する為、強力な仲間を探す旅にでたが…。
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ウィキペディアを閲覧していたら、封神演義の話題にたどり着きましてね。
懐かしいので読み返しています。
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「おそらくは、あれの所に行っているのでしょうね。
姐己の背後でうごめく巨大な流れの所へ…
今はあれはを"歴史の道標"とでも言っておきましょう。」
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太公望は妲己を封神しようと殷に潜入するが、妲己に作戦を見破られ、みせしめのため罪なき人々を処刑されてしまう…! 太公望は、自らの責任と力のなさを痛感し、妲己に対抗しうる味方を捜すための旅に出る!(Amazon紹介より)
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妲己の敵としての強大さを改めて自覚し、仲間集めを始める第2巻。常に戦いを大きくしないように立ち回りながら、太公望の人柄でもって仲間を手に入れていくのだが、一人目がいきなり宝貝人間などと特殊性抜群の相手なのが面白い所。そして道士としては天才と呼ばれる存在を相手にしてみたりと一気にキャラの幅が広がって魅力が増す。
仙人界での修行、という構造によってそのままパーティに加わるRPG的な仲間集めにならないのも魅力の一つ。再登場が待ち遠しくさせられますね。
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藤崎竜『封神演義 2』では太公望が大きな挫折を味わう。ここで太公望は自分一人では強大な敵を倒すことができず、仲間を集めることが必要との教訓を導き出す。筋の通った展開である。集団主義・共同体主義の暑苦しさは無い。効率的に楽をして敵を倒す為に導き出された結論である。
敵サイドから見ると、太公望が第三者によって生命を救われただけでなく、別の第三者によって霊獣や宝貝まで取り戻される展開は、主人公に都合良過ぎる。最初は弱い主人公が最後に強大な敵を倒す長編バトル漫画では、よくある御都合主義的展開である。これはラスボスの油断や遊び、慢心と説明されることが多い。本作品の敵キャラも油断や遊び、慢心が似合っているが、本作品では意図的に逃がしたのだろう。敵キャラが姫昌を殺さなかった点も重なる。
その証拠として、この第2巻で「歴史の道標」との言葉が出てくる。殷周革命を成し遂げて物語を終わりにしない本作品の結末は、この段階で既に構想されていたのだろう。週刊少年ジャンプの打ち切りは容赦ないとされるが、物語を完結させたことは素晴らしい。
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妲己はいともたやすく行われるえげつない行為をやってのける悪役だ。
楊戩は、マンガ史に名を遺す男前。