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この鳥(仮)さん、言ってしまうとこんなに変わった人が、こう、なんやかんや生きていて、銀色さんと出会って友になったり、結婚したり子どもを産んだり、そういうことだけでこの世の奥深さを感じて唸るやらほっとするやら。
しかし銀色さんの本って他には見ないような変わった作り…というか…なかなか本にはならなさそうなことを本にしているところが、すごい…つい読んでしまう…
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ふわふわとした、銀色夏生さんと友人との会話。現実的な世界ではなく、友人が感じている世界の話を聞いている。
結婚して子供を産んで、旦那さんの介護をしてと普通に生活している1人の女性の頭の中に、こんな世界が広がっているのが、人ってすごいなと感じた。
彼女が書いているというお話も載っていれば更に良かったのにな。
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銀色さんが大学2年の春休みにバイト先で知り合ったとても不思議な友だち”鳥さん”とその高校生の娘の”小鳥さん”
との会話の記録。
銀色さんいわく、哲学を語る人ではなく、哲学を生きてる人というだけあって浮世離れしてるちうか、お皿と会話したり、自分の中の妄想でジャスミン男を作ったり。
この人が近くにいたら、はたして私は友達になるだろうか…
でも、自分にない発想や考え方が新鮮で銀色さんみたいに一年に一回くらい会って近況を話したいかも。
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銀色さんの「つれづれノート」に出てくる会話は基本的に
ファンの方か編集の方が多いので、
違うなと思うことをはっきり言う鳥さんの存在は新鮮な感じだったが、
内容は興味が持てなかったので★2つ。
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鳥さんの話がこわかった。共感できなかった。銀色さんの
自信をもってことにあたると、その通りになるって言葉がこころに残った。あとはしんどかった。
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ちょっと あわない…。
孤高の雰囲気の昔の銀色夏生が好きなら、好きなんじゃないかな。
私は、
この感覚をそのまま受け止めるには、歳を取りすぎた。
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いま読むのにとてもよかった。
一番最後の、鳥と小鳥さんがつくったお話、めっちゃ癒された。もっと読んでみたい。
★本のなかからぴんときた箇所を抜粋
彼女は彼女の独自の世界の中で自分らしく生きている。その生きている感じが、心底、目覚めさせる。独自に生きているありさま、が。この透明な関係の中では、共感すら必要ない。共感を超えている。ただ、「そのものがそこにそれらしくある」ということが重要で、それは私に、安らぎや浄化を与えてくれる。そういうふうに感じさせてくれるものは、私の人生の中で彼女以外にはない。そのものがそれらしくある。だれの支配も許さず。そっと。確固たる強さで。それを知ること、見ることが、私には力になる。希望になる。自分の存在(私が私らしく存在すること)を強化してくれる。それがそこにあるということを知る、そのことが。
だれもが、自分らしく、そこにいればいいのだと思う。自分らしいやり方で生きていけばいいのだと思う。だれも、同じ人はいない。どの人も、その人だけの個性を持っている。宇宙を持っている。その人すぎるほどその人だ。それを私はたたえたい。その、その人だけの、その人をその人であらしめている個性。それはどれも、ちょっと風変わりでおもしろく、奇妙で独特だ。そこを私は評価するし、それがいちばんその人の魅力と思ってる。たぶん、他の人と違うと思っていて、自分では弱点で嫌いでコンプレックスだと感じている部分、その部分こそが実は、いちばんの強みであり宝だ。それによって最も光輝ける。それを自覚してほしい。誰も褒めなくても、私は褒める。そここそがあなたであり私だ。自分がいちばん嫌いだと思い込んでいた部分が、いちばんの宝だということに気づいたら、すべてがひっくり返る。世界が。自分が世界だと思い込んでいたものが。