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躁という病気を踏まえた上で世の中を改めて見てみると、これまで自分にとって理解できなかった事件の真相を垣間見れる気がする。しかし躁病の現実を知ると、やるせなさを感じずにはいられない。「正常」、「普通」とは何なのだろうか。
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http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20080319/150665/?P=2
いわゆる「成功哲学」を勘違いして、飛びついては成功せず
また違う成功哲学に向かっていき、同じ間違いをする人がいる。
それも躁なのでは?
とおもった。
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自分も躁なんじゃないか?
正常な人間なんていないんじゃないか?
周りの少し変な理解できない滑稽な人が
もしかしたらこの病気なんじゃないか・・
そう思えてきました。
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2008/4
心の病として取り上げられるのが鬱に関してのものが多いが、それと同様、また場合によってはそれ以上に問題があるのが躁という現象がある。ただ、これは活動にプラスになることもあるので、一概に否定はできないが、躁という状態についてももう少し考える必要があると警鐘を鳴らしている。
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躁の問題の最たるは、病気が人間の尊厳を損なうこと。
躁病の理解が進んで、病人が病状にふさわしい治療を受けられますように。
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うつは、割りと自分も周囲も気付きやすく、また治療もし易いのだが、躁となると
病気なのか、ちょっとハイテンションなだけなのか、見分けがつき難く、
また治療も、症状にピタッと合う薬を処方するのが難しいそうです。
この本を読むと、もしかして自分もあの時は、、みたいな
気分になります。
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現役の医者で教授までやってるくせにワイドショー的で主観が強すぎる文章。躁病に対する興味を悪い方向へ導いているように思える。
・躁と鬱は対称をなさない
・奇人と病人は紙一重
・躁は絶望と不安に裏打ちされている
ということはよく分かった。
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ウツほど身近ではないと思われがちな「躁」、実際ど真ん中「躁病」の患者は少ないらしい。
しかし、一見ただの騒がしい人、怒りっぽくせわしない人、勘違いしてるナルシストなどを「軽い躁」「躁的な傾向を示す人格障害」「躁に近い性格の人」と考えれば、不可解なその行動が理解できるようになる(こともある)というのが著者の主張。
本文は著者の考え(思いつき)を、例を挙げて述べてゆくスタイルなのだが、その例がやけに多い。
「躁」というベクトルを読者によりよく理解させるため、また「躁」の人が持つ週刊誌的・夕刊フジ的な面をフックにして読者をひきつけようという試みだと思うけど、あまりに矢継ぎ早に出てくるそれらが、実例なのか著者の創作なのか判然としない部分もあって、いっそ著者が「躁」を実演してみせてるのかとすら思った。
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鬱より怖い、躁。
たくさんの事例が載っているのですが、だんだん気味が悪くなってきて読むのがつらくなってくる……
躁の特徴に当てはまる人がたまにメディアを騒がせてますが、そういうのを見るとどうしようもない「イタイ」感覚に陥る。
わたしの「なんか怖い」センサーにビンビン反応する。
自分もどっかで「そっち側」に落っこちてしまう(もしくはしまっている)のではないかと不安になる。
(まあそう思えるあたりで、まだ大丈夫なのかもしれないけど)
特に医学の知識がなくても読めます。
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鬱というのはよくスポットがあてられているけれども
その対称にある「躁」は見過ごされがちで
病気とも認識されにくい そして厄介やと思った。
鬱は「心の風邪」ならば 躁は「心の脱臼」らしい。
あーなんかあの芸能人とかも躁の傾向大ありやなー なんて思いながら
鬱だとか 人格障害や認知症だとかの数ある精神系の病気は、実は全てひとつの症状で、それが軽度か重度かの違いなのでは、という著者の論は なるほど、面白いと思った。
著者がこの本を記したのは、自分も躁状態ではないかと思い、人々に迷惑をかけないためにも~みたいなことを書いていましたが。
誰しもが瞬間瞬間に鬱と躁の間を行き来しているのだと思うけれども。
どちらかの極から戻ってこれない人々が、病、ということになるんですかね。
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2011.01.05. 落ち着いてきているので、思い切って読んでみた。ぶっとんでるなぁ、躁って。ジェットコースターのよう。俗悪で人間くさくて、とてもとても大変だけど、夢が覚めなければ毎日がパラダイス(本人だけ)なのかもね。
2010.04.14. 図書館で発見し、大きく頷いたが、まだ借りられない。本当に、躁が怖いんです。今、軽躁っぽいので読めませんが、いつか落ち着いたら読みたい。…この著者はあんまり好きじゃないんだけど。
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「うつは心の風邪」というのに対し、「躁は心の脱臼」と著者は言う。
ローテンションなのが悪いことで、アップテンションなのは良いこと、と世間では言うけれど、果たしてそうだろうか?という一石を投じる本。
なんだけど、ちょっと著者の見方が恣意的過ぎて、事象がさだかでもないことも「躁」に持っていく記載が、いささか、非科学者的。著者はえらい医師のようだけど、かかったら大変なことになりそう。
科学的というよりは、エッセイなんだろうな。
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これは面白かったね。躁ってのがどんだけ「迷惑」か。「迷惑」って、危険ってことでもあるわけで。
それに、「躁」が「うつ」の底つきって切り口が、面白くってね。
ある。確かに。「躁」。イジョーなる万能感、空でも飛びましょうかってイキオイ。向かうところ敵ナシ。気をつけよう、そゆうとき、わたしだってあるからねぇ。
中島らもの話もこの作中に出ていたと思う。
いろんな「躁」がここに登場する。「笑っていいとも」の電波ジャック事件、有吉佐和子の話も。
ああ、そうだ。そんで、らもさんをひもといていったんだっけ。
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[ 内容 ]
奇妙な言動、不可解な事件の裏に…。
躁を知ると人間理解が深まる。
“国民病”の「うつ」と比べて、知られざる「躁」。
その奥深い世界を、初めて解き明かした一般書。
[ 目次 ]
第1章 突進する誇大妄想
第2章 奇人と病人
第3章 躁と風景
第4章 事件の真相
第5章 躁という危うさ
第6章 医学的なこと、その他
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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うつについての本は多いが躁に関する本は少ない。事例を見ながら読み進めて行くうちに、躁状態にあることは、患者本人にとっては辛くなく、むしろ調子がいいこともある、という事実。これは家族にとっては衝撃的だ。