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学校の給食を思い出しながら読んでいました。
レストランのシェフとして腕を振るってきた主人公が、人間関係が上手くいかなく自分のお店も開くことができず、渋々小学校の給食調理人になるのですが、そこは給食に燃える上司とベテランパートがいる主人公にとっては予想外の世界。反発する主人公が子どもたちとのふれあいや年間のイベントを通して、学校給食の魅力と奥深さに魅せられていく。
学校給食はあんなに考えられていたんだ!と今更気付き、デザートばかりを楽しみにしていた子供時代を思い出し、恥ずかしくなりました。
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1年だけの契約で給食のお兄さんとなった元・シェフの佐々目は、レストランと大量調理の違いに右往左往。
誰のための「給食」なのかを問う一冊。
あなたの好きな給食はなんですか?
福岡女子短期大学:さとう
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そんなに期待してなかったけど、結構面白かった。
調理員なのに、子供たちの問題に取り組んだりしてて
今の社会問題、ネグレクトとかも取り入れてたし面白かった。続編もぜひ読んでみたい。
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学校給食がこんなに考え込んで計算されて作られてるって初めて知りました。思いやられて作られたから給食って美味しかったんですね。
あなたの好きな給食は何ですか?
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表紙の軽いノリなどから、万が一面白かったらラッキーくらいに思ってました。でも、読み終わってみれば、久々に出会った大傑作、という印象。
通常、料理はおいしさが最優先のパラメータだと思いますが、給食はそれだけではないという奥深さに加え、食育に関連する子供たちとの関わり方の難しさなど、身近なようで全く知らないお仕事の内情を知れて、関心しきりでした。
身近な職業の意外な姿を捉えるところは「和菓子のアン」の坂木司氏の作品に通じる面白さがありました。
そんな職業紹介的な部分じゃないところでも心動かされるところも多く、決めゼリフもあったりなど、とってもドラマ向きな素材だと思います。今、一番映像で観たみたい作品でありますし、もしかしたら今年読んだ作品の中で一番面白かったかも?とすら思っています。
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お仕事小説。
有名料理店のシェフをしていた佐々目は、とある理由で小学校の給食調理員に。
子どもが嫌いな佐々目は、初日から子どもを泣かしてしまい、先行き不安なうえ、これまでのシェフとしての腕前も、給食の大量調理となると活かせず、パートの調理補助から注意されるばかり。
しかも、シェフだったはずが、「給食のお兄さん」と呼ばれ……。
物語の面白さはもちろん、食の大切さ、食育なども取り上げられている。
調理師・栄養士・小学校教諭などを希望する生徒に勧めたい。
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物事は,消去法で仕方なく決めると,
つらいときにあとが続かない。
やはり,すべては自分の意志。
人の言葉や思いを受け入れるのも
自分の意志。
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主人公よりも自分はすっかり調理パートの1人となった気分で(笑)ツッコミどころは多々あるけど、憎めない毛利さんと彼を理解できるのはササメさんしかいないと思えてきてやっぱり続編が読みたくなっちゃったな。
料理描写がある小説は好きかも。
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ご飯ものから、給食ものへ。
給食裏事情と青年成長期の青っぽさ。
意外とマッチして楽しかった。
給食に改めて敬意を。
(嫌いで残しまくってたけど)
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他の飲食店と給食との違い。
アレルギー、モンスターペアレント、ネグレクトなどなど、いまの学校の問題を入れ込んでの物語で面白かった。
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腕のいいシェフだった宗が、小学校の給食のお兄さんとして働くことに。色んなプライドが邪魔する中、子どもたちから色んなことを学び成長していく。そんな姿は応援したくなる。
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小学校の給食を作るおにいさんの奮闘物語。作品で食物アレルギーの事を取り上げていたのでじっくり読んだ。なんらかのかたちでアレルゲンを摂取するとアナフィラキシーを起こすということも書いてあり、小説で食物アレルギーに対することがわかっていただけたら患者的には救われる。この作品を読んでいると料理に対する意欲が湧いてくる。給食の先生ってたくさん苦労をしていうんだなと大人になった今、実感した。いつまでも給食の先生に感謝の気持ちを忘れないようにしたい。
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個人的に大ヒット!!
子供が小学生だし、給食食べてるし、タイムリーなせいもあるけど。
結構泣かされた…。
続編出たりしないかなー!!
読みたいです!
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『給食』って奥が深い。 最初の章を読んで思ったことです。家やお店でご飯を作る時、大事なことって言ったらもちろん第一に味、ですよね。でも給食だとそうではないのです。食べるのは大人ではなく子供。栄養バランス、塩分量、アレルギー。野菜を嫌いな子供にどうやって野菜を食べてもらうか。子供の好きな味。嫌いな味。いろんなことを考えて作られているんですね。
そのことを、慣れない子供と触れ合っていって、どんどん成長していくお兄さんの姿がとてもよかったです。
給食の大事さだけではなく今の子供たちが抱える問題にも焦点があてられていて考えさせられました。
私が小学校の時は、こんな子供いなかったからなぁ…。給食は残さず食べるもの、と教えられてきただけに。現代ではそうじゃないんだなぁ。ちなみに、私の学校の給食はとてもおいしくて言われずとも完食してました。裏ではこのお兄さんたちみたいにいろいろ考えてくれていたのかな、と思うと今さらながら感謝の気持ちがわいてきました。いつもおいしい給食をありがとうございました。
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小学校の給食と食育、そして、トラブルを、
給食調理員の視点と仕事から解決していく、
お仕事小説となりますが…、
給食調理員といぅお仕事も目新しぃですが、
主人公が男性(お兄さん)といぅ点も珍しく、
新鮮なお仕事小説でした…。
子供たちの、食物アレルギーやストレス、
親たちの、ネグレクトやモンペといった、
最近の教育現場で見られる問題に対して、
試行錯誤しながら、給食と食育によって、
トラブルシューティングしていくパターンは、
本作品の題材ならではであり、よかったです。
全体的に、
ほんの少し荒削りな印象も感じられますが…、
むしろ、作品の世界観にマッチしてるかな…?