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中谷彰宏の本の編集者でもある
学研パブリッシングの森田葉子さんの労作です。
(2014年10月14日)
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★SIST読書マラソン2015推薦図書★
★SIST読書マラソン2014推薦図書★
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http://sistlb.sist.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&category-book=all&category-mgz=all&materialid=11400111
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最年少でノーベル平和賞を受賞。
私もいい大人なのに、正直中近東の事はまったく理解できない。
この本を読んでも文化の違いも大きいけど、なんで争いばかり起きるのか本当に理解できない。
そんな環境の中でも生きていかなければいけない人々がいる。
マララのこの先の人生を見つめていきたい。
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中東のことを全く知らなかったんだと痛感。マララについても、この間のノーベル平和賞受賞まで知らなかった訳だし。自分の無知さが恥ずかしい。民主主義で、平和に暮らせている現状に感謝。
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2014/10/27
289.2||ユ (4階歴史・地理)
先日、ノーベル平和賞候補となった少女の著書。
教育者の父の影響、ゴミの山で暮らす子どもたちとの出会い、タリバンの圧政に対抗して全ての人に教育が必要だと訴えるなかで、タリバンに殺されかけたのがきっかけで有名となる。
普通に誰でも教育を受けることができる環境に感謝を感じる一冊。
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マララさんが生まれ育った街のこと、彼女の父親の活動、通学のバスの中で襲撃されるまでの生活が中心に書かれている。彼女の教育に対する熱い考えをもっと知りたい!
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ノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイ氏の手記。
スワートを巡る地縁因縁が16歳の少女マララの言葉と勇気に宿り、
彼女が一時言葉を失った時、世界中の祈りが少女マララに注がれた。
そして「一人の子ども、一人の教師、一冊の本、一本のペンが、世界を変える」、国連本部でのスピーチに至るまで。
彼女と彼女の愛するスワートの地に何があったのか。
今を生きる我々が今読むべき一冊として、大変おススメいたします。
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パキスタンという国に関してはだいぶ勉強になったけど、ただの日記という感じで、途中で飽きてしまいました。伝記ってこんな感じなのかな?また時間に余裕があるときに読んでみようと思います。
Nov. 7, 2014
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日本という国は、本当に平和だと痛感する。そして、そんな境遇に甘えていることを考えさせられた。
親の教育方針が、子供に大いに影響を及ぼすものだ。それでも、ここまで立派に育つのは特殊だと思う。動き出した大きな歯車は、それ程負荷をかけずとも回転するという、ビジョナリーカンパニーの話を思い出した。しかし、こんな若いのに、苦労を続けているのに、ここまで頑張れるとは、チープだが素晴らしいとしか言いようがない。
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『もっと教育を』
女性の教育権を訴えるマララさん。
ノーベル平和賞をとった人。
テレビでよく見る人。
ニュースで見た数分のスピーチに心動かされ、秋頃から毎日朝読の時間に読み続けた。
ただただ、マララさんが生きてきた人生と、国の現実が書かれているだけ。
正直、特別な文章ではない。
でもそこに書かれていた現実は、私の想像をはるかに超えるものだった。
恥ずかしながら、分かっているフリもできないくらい、タリバンや、イスラムのことを私は何も知らない。読み終わった今もあまり理解できていないと思う。でも、この本を読んで、知らなかった現実をたくさん知ることができた。
なぜこれほどまでに女性の自由が奪われるのか。
驚くべき現実の連続だった。
今の日本は本当に自由。自由だからこそ不自由に生きている人がいっぱいいる。
でも世界には別の不自由さを抱えながら、懸命に生きている人がいる。
当たり前の毎日に感謝しよう。
そして、世界中が戦争をしない、平和な世の中が来て欲しい、と改めて思った。
大人になればなるほど、世の中の汚いところ、歪みがたくさん見えてくる。
世の中から戦争がなくなるなんて、不可能だと思ってしまっている大人の私。
歴史を勉強して、純粋に平和な世界を願っていた幼い頃の私の気持ちが、再び沸きあがってきた。
世界中が平和になってほしい。
みんなが優しい気持ちをもって、安心して学び続けられる社会になってほしい。
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ノーベル平和賞をきっかけに読んでみようと思い、本を手に取りました。
正直ニュース等リアルタイムで知っていることは多くあったのに背景を理解していなかった自分を反省。
何よりこの本を読んで、16歳のこの女性のなんと強いことか。
ただ、ただそう感じます。
日々に精一杯そして、信念を持っている人は尊敬できます。
無意味に教育を受けることが出来る国が多い中、教育ということ自体がそれがどんなに尊いことなのか今一度考えてみようと思う一冊。
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とてつもなく強い人です。賢くて勇気があって。歴史上に残る人になるでしょう。
お父さんが女子教育に力を入れた素晴らしい人なんだね。
2015年12月公開の映画は絶対観に行こうと思う。
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ノーベル平和賞も受賞し、話題のマララさん。恥ずかしながら、この方のしてきたことを知らなかったので読みました。
壮絶な環境で暮らしていたことに驚きました。女性の権利が著しく低い、このような環境が存在しているのだと。
その環境の始まりは、暴力的に突然始まったのではなく、ラジオ局で情報を伝えるところから始まったということにも恐ろしくなりました。
反対勢力に負けず、ひとつの信念を唱え続けているマララさん。現状は少しずつしか変わらないかもしれないけど、このような方が受賞されたことが解決の糸口になればと思います
。
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(2014.12.19読了)(2014.12.10借入)
【ノーベル平和賞】2014年
マララさんのノーベル平和賞受賞の発表があってから図書館の蔵書検索をしてみたら三冊の本がヒットしました。下記の二冊は、順次借りて読めたのですが、この本は、貸し出し中だったので、後回しになってしまいました。
「武器より一冊の本をください」ヴィヴィアナ・マッツァ著・横山千里訳、金の星社、2013.11.
「ぼくたちはなぜ、学校へ行くのか。」石井光太著、ポプラ社、2013.11.
上記二冊は、子供向けの本ですが、この本は、中学生から大人まで読めそうです。ただし、430頁ほどあるので、読むのにちょっと時間がかかるかと思います。
内容は、マララさんの誕生から2013年7月の国連演説までの伝記になっています。
パキスタンやマララさんの住んでいたスワート渓谷の歴史にも触れていますので、結構読みごたえがあります。
インドがイギリスから独立する際にヒンズー教徒の多いインドとイスラム教徒の多いパキスタンに分かれて独立したのですが、パキスタンは、東と西に分かれていました。
後に、東パキスタンは、バングラディシュとなって分離独立します。
現在のパキスタンの海岸から離れている地方は、ある程度自治権の許された地域となっていたようですが、アフガニスタンとパキスタンにまたがるパシュトゥン人が多く住んでいるためアフガニスタンと割と行き来が自由のようです。そのため、タリバンも自由に行き来しており、徐々にスワート渓谷周辺に勢力を拡大し、最初は緩やかだった規律がきびしくなり、特に女性に対しての教育や外出や服装の制限がきつくなっています。
一般的なところでは、音楽、映画、踊り、床屋、などが禁止されています。
西洋文明に汚染されるということなら、携帯電話やラジオ、銃砲なども禁止されてもいいように思うのですが、いずれご都合主義でしかなかろうと思うので、一貫性はありません。
マララさんも言っているように彼らは、イスラム教徒ではありません。単なるテロリスト集団です。だから、イスラム原理主義者という言い方を止めて、タリバンと名乗るテロリスト集団といったほうがよさそうです。彼らの大部分は、字も読めず、コーランに何が書いてあるかも知らないだろうと思います。マララさんのほうがコーランに何が書いてあるかよく知っているだろうと思います。
【目次】
プロローグ わたしの世界が変わった日
第一部 タリバン以前
1 生まれたのは女の子
2 鷹のような父
3 学校が遊び場だった
4 村
5 わたしがイヤリングをつけない理由、
パシュトゥン人が「ありがとう」といわない理由
6 ごみの山で働く子どもたち
7 わたしたちの学校をつぶそうとしたイスラム学者
8 大地震のあった秋
第二部 死の渓谷
9 ラジオ・ムッラー
10 キャンディとテニスボールとスワート渓谷の仏像
11 賢い女の子たち
12 血の広場
13 グル・マカイの日記
14 名ばかりの平和
15 スワート脱出
第三部 ���発の銃弾、三人の少女
16 悲しみの渓谷
17 背が高くなりたい
18 女と海
19 戻ってきたタリバン
20 どの子がマララだ?
第四部 生と死のはざまで
21 「神様、マララをお願いします」
22 未知の世界へ
第五部 第二の人生
23 「バーミンガムにいる、あたまをうたれた女の子へ」
24 「あの子から笑顔を奪うなんて」
エピローグ ひとりの子ども、ひとりの教師、一冊の本、一本のペン
謝辞
パキスタンとスワート県における主な出来事
マララ基金について
国連本部でのスピーチ
本書に掲載した写真と引用した文章について
訳者あとがき
●9.11(120頁)
イスラムの聖職者たちは、9.11は、アメリカがこれまで世界各地でやって来たことへの復讐だと主張する。
でも、ワールドトレードセンターにいた人々には何の罪もないし、アメリカの政策とは無関係だ。それに、コーランには「人を殺してはならない」と書いてある。
●中途半端(126頁)
『中途半端な医者はかえって命をあやうくする』ということわざがあるように、中途半端な(イスラム)学者はかえって信仰をゆがめるんだ
●挨拶(131頁)
イスラム教では、きちんと挨拶をすることがとても重要なのだ。
●パシュトゥン人(138頁)
パキスタン軍がアルカイダの武装勢力と戦うということは、パシュトゥン人どうしで戦うということにもなるのだ。
●予防接種(161頁)
保健所が子どもたちにポリオの予防接種をすることも禁じられた。ワクチン接種の普及は、イスラム教徒の女を不妊にしてスワートを滅亡させるためのアメリカの陰謀だというのだ。
●未来(197頁)
学校に行って、本を読み、宿題をする。それはただ時間を費やしているだけではない。未来を作っているのだ。
●職人(199頁)
職人は、私たちの社会になくてはならない存在なのに、人びとの評価はとても低い。だから、職人の多くがタリバンに加わった。タリバンになれば、欲しくてたまらなかったステータスや権力を手に入れることができる、と思うからだ。
●女性教師(218頁)
タリバンは、女の子に勉強を教えるのは女性教師、女性を診察するのは女性医師であるべきだと言いながら、女の子は学校に行ってはいけないという。それでどうやって、女の子に教師や医師になれというんだろう。
教育に西洋も東洋もない。教育は人類みんなのものだ。
●民主主義(232頁)
「わが国の民主主義は、異教徒たちによって押しつけられたものにすぎない。イスラムは民主主義を認めていないし、選挙も行わない」(スーフィー・ムハンマド)
●女性の自立(288頁)
コーランのどこにも、女は男に依存するべきだ、なんて書かれていない。すべての女は男の言うことを聞くべきだ、なんて神様が言ったこともない。
●ピストルに撃たれて(420頁)
わたしのなかで変わったことなど、何一つありません。あるとすれば、ひとつだけ。弱さと恐怖と絶望が消え、強さと力と勇気が生まれたのです。
☆関連図書(既読)
「武器より一冊の本をください」ヴィヴィアナ・マッツァ著・横山千里訳、金の星社、2013.11.
「ぼくたちはなぜ、学校へ行くのか。」石井光太著、ポプラ社、2013.11.
「リゴベルタの村」工藤律子著、浜田桂子絵、講談社、1994.03.25
(リゴベルタさんは、ノーベル平和賞受賞者)
「私は逃げない ある女性弁護士のイスラム革命」シリン・エバディ著・竹林卓訳、ランダムハウス講談社、2007.09.12
(シリン・エバディさんは、ノーベル平和賞受賞者)
「私は売られてきた」パトリシア・マコーミック著、代田亜香子訳、作品社、2010.06.30
(インド・ネパールの人身売買の物語)
「わたしが明日殺されたら」フォージア・クーフィ著・福田素子訳、徳間書店、2011.05.31
(フォージア・クーフィさんは、アフガニスタンの女性政治家)
(2014年12月23日・記)
(「BOOK」データベースより)amazon
女性が教育を受ける権利を訴えて、イスラム武装勢力に銃撃された16歳の少女の手記。世界24ヵ国で翻訳の話題作!
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文章そのものは、15歳の少女が書いたと思われる通りの拙い文章に感じることもあるが、中身は非常に重い。
学校がいやだなどと感じること子供たちがいるその一方、このように教育を渇望する子供がいることに、地球人の未来は明るいと感じる。
マララ・ユスフザイさんについては、日本のニュースで伝えられる程度の事しか知らなかったが、本書を読んで、伝えられていること以上の経験をしてきたことを学んだ。
2014年、史上最年少でノーベル平和賞を受賞した。これは、彼女にとっては始まりなのだと思う。今後の活躍と健勝を期待してやまない