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やっと文庫化、随分待ったけど遅かったかな。
薦めていただいた本はその時に読まないとダメですね、その時に読むから意味がある。
ハードカバーは読まない主義、捨てなくては。
今の私の時間の使い方への優先順位、どうやら一般的には受け入れてもらえなさそうです。
受け入れると言ってくださった方にはやっぱり無理をさせてたわけで。
生きている以上、周囲に大なり小なり影響を与えてしまうわけだから、やはりどこかで折り合いをつける必要があって、それをするのが大人なんだろうな。
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一気に読んで、
すごく好き!と思った。
二話とも、読みながら
笑いました。
やめてーっていいながら。笑
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圧倒的に「亜美ちゃんは美人」のほうがおもしろかった。
超美人の友人を疎ましく思いながらも突き放せない、さかきちゃん。
ある日亜美ちゃんはとんでもないだめんず(←死語デスカ??笑)と結婚したいと言い出す。
さかきちゃんはだめんずとの結婚を勧めて復讐してやりたいのか、それとも亜美ちゃんのために結婚を反対して守ってあげたいのか・・。
こんな友情もアリ、だなぁ。
「かわいそうだね?」は妙な三角関係のストーリー。
別れた彼女を自分ちに同居させてるけど、自分を愛してると言ってくれてる彼。
許せる?許せない??
・・・って、許せないでしょ、それΣ(°Д° )!
ラストは結構笑えます。
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しゃーない精神を持たないと
どーしようもないこともあるし。
って何かそう考えるのが辛い
ずばんって突き刺さる感じ。
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2013/12/27読了。何年か前に19歳での芥川賞受賞で話題になってましたが、綿矢りさ作品を読むのはこれが初めて。すんなりした言葉で細やかに心の動きや雰囲気を描写していて、文章のセンスに感嘆しました。もっと早くに読めば良かったと後悔させられました。
「かわいそうだね?」、「亜美ちゃんは美人」の2編収録。両方とも2人の女性が登場していて、そのうち片方の視点で書かれています。ストーリーはシンプルながら、心情の表現が豊かで読み応えがあって、とても面白かった。とくに「かわいそうだね?」の主人公にはかなり感情移入してしまいました。女性におすすめです。
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切ない。冒頭はなぜか何度も泣きそうになる。
たぶん、もう無理なのに必死で自分を保とうとする様に心打たれるのだろう。
自分の役割の話とか愛されるとかかわいそうの世間的イメージとかはっとする考え方が多くて面白かった。
綿矢りさ他にも読んでみよう。
これは文庫本を買ってもいい。
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インストールぶりの綿矢りささん。
東日本大震災より前に書かれたというとこにびっくり。じゅりえがとっても大人であろうとしていて、分析しながら対面したり色々と考えてたり我慢したりとつままれる思いで読んでいたけど、ラストはほんとに痛快だった。ようやった。
亜美ちゃんは美人も面白かった。たぶん誰にでもある感情なんじゃないかな、亜美ちゃんが愛する理由は。
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どちらかというと亜美ちゃんは美人 の方が面白かった。
さかきちゃんが主語ではなく、第三者が「さかきちゃん」側から物語を進めている所がよかった。
さかきちゃんの主観だけの話で終わっていたら、ただの嫉妬物語に成り下がってしまっていると思う。
めんどくさい「女」の心理描写が、ブラックでリアリティーがあってよい。
川上弘美とはまた違った「形はないけど、確かに存在する心理」のすくい方だと思う。
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女性が普段表には出さない裏側の感情に焦点を充てた一冊。一作目の『かわいそうだね?』は、主人公の我慢や嫉妬心がリアルに描かれている。主人公は、恋人に嫌われないように物分りの良い彼女を演じるが、最終的に自分の気持ちに素直になり、感情を露わにする所が、人間味があって愛着が湧く。
もう一作の『亜美ちゃんは美人』も、主人公さかきちゃんが、美人の友人を持つが故に嫉妬心に苛まれる作品だ。様々な経験を通してさかきちゃんが亜美ちゃんに対する見方を変える所が良い。人間は誰でも心の奥底に妬みや恨みを抱えている。特に女性はそれを表に出さないようにする。だからこそ、私だけが辛い・苦しい目にあっていると思いがちになる。しかし、妬みや恨みは自分の余裕の無さから来るものだということが分かれば、人間関係はスムーズにいくのである。主観と客観、両方のバランスを取ることの大切さを教えてくれる一冊である。
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何ともいえない陰鬱感を味わうだろうなって分かってるのに綿矢りさの本は毎回読んでしまう。
人に見せたくない醜い部分をぶちまけるような文章に引き寄せられるのは、内面的な自傷行為なのかも。
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嫌なら別れるとまで言われ、彼と元カノとの同棲を許した主人公。自分が大人になれないだけ?と自問しながらの日々を過ごすが…
綿矢りさの本は考えさせられる部分がたくさんある。かわいそう、とはどういう感情?誰かが悪かったのか?賛否あるかもしれないが、個人的には最後のシーンでなんか、すかっとした。
女の親友をテーマに切り込む「亜美ちゃんは美人」も収録。亜美ちゃんの意外な一面の描き方が最後まで飽きさせず、これまた痛快。
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どうしても女性ならではの行動に対するモチベーションが判らない.瑞々しい筆致だとは思うが,既視感を感じる.
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同時収録の「亜美ちゃんは美人」が何といってもスゴイ!鋭い視点で語られる綿矢りさの”美人論”でもある。
亜美ちゃんは周囲から「美人なのにどうしてこんな人と…?」と思われるような恋愛をしている。なぜか彼女自身は相手にベタ惚れ。でもある時親友さかきちゃんはその理由に気づく。
愛され続けてきた人間の抱える孤独。痛い痛い。
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タイトルに惹かれて手に取ったのですが、表題作より併録の「亜美ちゃんは美人」の方が読みごたえがありました。
(「かわいそうだね?」は少し背伸びをしているように感じられたかも)
少し引っ掛かったのがp221の長野さんの反応。
その後触れられることは無かったけれど、てっきり亜美ちゃんと…などと考えた私は無粋だったのでしょうか。
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綿谷さんの最近の恋愛小説って、アラサーの恋愛をとてもリアルに描いてて、痛いくらいというか読んでいて実際痛い。
壊すことに対する恐怖って、歳とともにやっぱりどんどん大きくなってく。
それは、男も一緒なのかな
「かわいそう」という言葉の独特な違和感。
そこに含まれる、偽善感や優越感と、純粋な優しさと、
そういった言葉の違和感をとらえるのがうまいんだな。
不倫小説とか書いてほしいかも。もう書いてるのかな