惑いの鳥籠　～身分違いの恋人～ みんなのレビュー

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投稿者：レイローズ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

後宮の女官エミーネは一生後宮に捕らわれ、ただ全てを諦め耐え忍ぶだけの日々を過ごしていた。そんなエミーネを変えるきっかけとなったのは、貴族の継嗣バヤジットの間諜になり、政変を起こそうとしていると仲間の第五宰相ラフィークに告げられてからだった。
　理不尽な世界と自分を変えたいと、計画に深く係わろうとするエミーネ。彼女を危険にさらしたくないバヤジット。何時しか二人の想いは重なり合うようになって----。

　お話の中でヒロインの性格と言うモノは大変重要ですね。このお話のヒロイン・エミーネの自分の幸せだけを求めるのではなく、他人の幸せを優先しようともがく姿は大変好感が持てます。
　ストーリーにおける恋愛の割合が多いのも読んでいて楽しかったです。