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2008/10/19
嫁さんが暇つぶしに買った本。
何年ぶりかで読んでは見たものの・・・
ぜんぜん「恐怖ミステリー」じゃないやん。
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こんなことを言っては身も蓋もないんだけど、ビミョーだ……。この表現が一番ぴったりくるな。題材は面白いし、いや別に内容もつまらなくもないんだけど、どう転んでも人生で二度は読まないし、読書家の書斎に並べておく必要性は皆無な本。がんばれば結構ちゃんとした社会派なミステリーになりそうだっただけに残念だ。
文章の密度も低く、さらっと読めすぎて、ひまつぶしにもならない。新品で買うのはもったいないかも(ぐすん)
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意外な結末が楽しめる作品だった。怪物とは誰のことを言っているのか?最後までわからなかった・・・。引きこもり青年が恋をした女性を殺した犯人も、なんだか意外だった。読み終わったら、ある登場人物の、あまりの自己中さにいらっとした。
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19歳の良太はドアスコープを付けた部屋で引きこもり生活を送っていた。父親はそんな息子を「怪物」と呼んで嫌悪する。やがて閉塞した良太の人生に転機がきた。向かいに若い女性が越してきたのだ。部屋の窓から眺めるその姿は、良太を久々に表の世界へ誘い出した。しかし、その女性が何者かに殺され、父は「ウチの変態息子」の仕業と決めつけた。だが…。意外な真相に戦慄する新感覚ミステリー。
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本当の怪物は誰なのか、っていう。人間心理を描くのが本当に上手い・・・。終わり方がハッピーエンド的な感じだったのが救い。
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タイトルにつられてあらすじ読んで買ったんですけど、結論からいうとあらすじは適当でタイトルは間違ってないか。引きこもり青年はストーリー始まった段階で既に引きこもりを脱却してるわけで…序文の後に入った文章のおかげで時系列が謎だし…モンスターペアレンツに引きこもりにストーカーに不倫略奪愛に親子断絶にめ〜てるに都会の何かと田舎の近所づきあいと少年法と色々流行のものを入れてみたら散漫になっちゃったけど見切りでGO! って感じか。絞れば面白いんじゃないかと思うんだけどラストにいくにつれてソレはないわ的展開が怒濤の如く押し寄せます。他作品知りませんがシリーズ化させた挙げ句ドラマ化狙ってそうな下心はないですかありませんか考えてないですか。ていうか適当なドラマの脚本に近いノリだなあ…。
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うわー、こういう引きこもりニートの青年、現実の世の中でも珍しくないですね。そして彼がそういう状態に至った経緯もありがち。社会的には優れた人間だと認められるであろう父親がそりゃもうむかつくったら。本当に、誰が「怪物」なんでしょうね。
事件の真相も意外といえば意外。直接手を下したあの人よりも、間接的に関わるあの人のほうが恐ろしいのはきっと気のせいじゃないよね。そしてそれもまた、現実にありえそうなお話……。ホラーじゃないはずだけど、やたらと怖い話でした。
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2時間ドラマの最後、刑事と犯人が向かい合い犯行手段が明かされていく場面のようだ。一番犯人らしい人物が真犯人ではないお決まりのコースといった感じだ。
実際エリートの育つ家庭とは、多少の差はあれども、こんな感じなのだろうか。
親が居ながら愛情を受けずに育った子どもはどう成長するのか。
いくら頭が良くても、人を人とも思わない、自分が一番偉いのだと信じて疑わない、そんな冷血な人とは絶対に家族になんかなりたくない。
本物の怪物はいったい誰なのかを考えさせられる話だった。
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父親への反抗で良太は高2の時から引きこもっているが、19才になり、向かいに引っ越してきた女性に一目惚れ。3年ぶりに外と接触をはかろうとした矢先、その女性が殺されてしまい……
最初は良太視点、途中から弁護士視点。二転三転する推理が面白かったような。
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怪物 ・・・
父親は、ひきこもりの息子を怪物だと言っているが、実際の怪物は、息子がひきこもる原因を作り、妻に対しても身勝手な父親じゃないのか。。
それが結末となっています。
でも、ひきこもり男が外に出ようと決めたのは、綺麗な女性。
ひきこもりの人が外に出るきっかけ、、結局は本人の気持ちの持ち様じゃないのかなって思います。
この小説、推理小説という事ですが、、、
推理 という観点だけだと、残念ながら、、☆1つ ですが。。
犯人が、、ありえない! と言うか、、
推理小説として、、それはだめだろ!って感じの犯人でした
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この程度のボリュームで、それをわざわざ章立てしてみせて一冊の本に仕立てるとは、出版社ってあこぎな商売ね。
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吉村達也さんの本は昔「文通」というホラーを読んで震え上がった記憶があり、久々に作品を手にとってみようと思い読みました。
読みやすいんだけど、正直殺人事件の犯人の正体には肩透かしを食らった気分。
そんな伏線あったかなぁ?という感じ。
「怪物とは誰のことを指してるのか?」って考えると、それはそれで別の話だけど、腑に落ちなかった。
良太が引きこもりになった理由に関しては、ちょっと共感してしまった。
そりゃあんな父親なら、引きこもりたくもなるよね(苦笑
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サクサク読めるし一気に読んだけど、なんか微妙な。。。
弁護士が父親に対して急に「おまえ」呼ばわりなのは
いくらなんでも熱くなりすぎだと思う。
もっとスマートでいてほしいなぁ。
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2008/10/18 ジュンク堂住吉シーア店にて購入。
2014/2/6〜2/8
長谷川+向井コンビの第二弾。吉村さんが亡くなって、作品を読むペースが落ちてしまい、一年ちょっとぶりである。
東大出身の父親に馬鹿にされ、引き籠りになった良太。向かいの家に引っ越してきた玲美に恋してしまい、引き籠りを脱したが、玲美が何者かに殺されてしまう。さらには父親に犯人として名指しされてしまう。
吉村さんらしいサクサク読めるホラーミステリ。しかし、登場人物はあまりにも類型的で、それはまだしも真犯人があれではいくらなんでも。ドンデン返ししたいだけじゃないか。
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面白くて一気読み、ただし謎解き前まで。
惜しい、本当に惜しい。
手垢のついた論法を堂々とされるとは思わなんだ。
残念。