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もう15年以上ずっと行きたい国。でも
シモネッタの観たイタリアは私には
観られないんだろうなぁ。やっぱ旅行は
長期がいいなぁ。
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イタリア語の同時通訳者として40年に渡り活躍している田丸公美子。シモネッタと名付けたのは、ロシア語通訳者&文筆家として活躍した親友で今は亡き米原万里。田丸公美子の会話が下ネタだらけだったからだというが、なぜそこまで下ネタだらけになるのか、その理由もこの本を読んで納得。
ローマ、フィレンツェ、ヴェネチア、ペルージャ、ミラノなど、イタリア各地を巡った旅のエッセイには「ボローニャ美人の仰天得意技」「あわや、ミセス・ユニヴァース日本代表!?のミラノ」など、抱腹絶倒のエピソードが満載。。シモネッタの描き出すイタリアは実に人間的。グルメとファッションだけではない、イタリアの楽しい姿を伝えてくれる。
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一章一都市、著者のイタリア体験記。
自身の経験と、友人知人のエピソードを交えて、文化、名所、人を語る。
イタリアも都市によってこんなに風土や人が違うのかあと、とても興味深くて面白い。
日本でも県民性があるから当たり前なんだけど。
本の中では理想や憧れを排除した、等身大のイタリアが描かれている。
著者の通訳という職業柄、
出てくるイタリア人はほとんど上流階級だから、
リッチできらびやかなエピソードも多い。
タイトルからもわかるとおり、下ネタも多い。
ボローニャの章はしょうもなくもおかしくて仕方なかった。
それでも時折出てくる庶民の生活から滲み出る現実は厳しい。
現在取りざたされている通り経済はかなり暗い。
治安も日本では考えられないほど悪い。
それでもイタリアという国に魅力を感じるのは、やっぱり描かれている人々が魅力的で、
生気に満ちているからでしょう。
何より著者がイタリアとイタリア人を愛しているのがすごーく伝わってきて、
イタリア未経験の身としては、
このままイタリア人と言葉を交わさず、イタリアの地を踏まず生きていくなんて、
人生9割くらい無駄にしているのではないかと思うほど。
危険なところもたくさんあるけど、
英語もイタリア語も喋れなくても、「行ったら何とかなるんじゃない?」と思ってしまうところがすごい。
私が無鉄砲なだけかもしれないけれど。
もう今、パスポートだけ持って成田に行きたくなる、そんな読後感です。
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翻訳者である著者のイタリア滞在記。タイトルにシモネッタとあるように、内容はそういった視点が多いですが、不快に感じることはなく楽しく読めます。40年以上翻訳業をしている著者自身の体験を通じて、イタリア人の素を見ることができる著作だと思います。
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イタリアとイタリア人に対する愛情あふれる、
ちょっと笑えて、シモネッタだけどさらりと
品を失わず。
この本読めばイタリア行きたくなりますよ。
椎名誠氏に倣い、
紀行文を滞在中に読んでみましたが、
最高の贅沢ですね。
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花泉図書館。
米原さんの通訳仲間、シモネッタこと田丸さん。さすがあだ名だけある、そしてアモーレの国イタリアの言語を操るだけある、テンポの良い赤裸々話が満載!
しかし、つくづくイタリア人男性は「女性」がいないと生きられない(いい意味で)本能の塊みたいなもんですね。女性と目を合わせたらウインクするのは義務ですもんねwwそんなイタリア人男性の「風俗」に対する感覚の考察がとても興味深い(笑)。
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イタリア語通訳者の田丸公美子さんのイタリア紀行集。各地の人々の気質の違いや見どころ、現地でのトラブル、地元の人との交流など興味深い。
イタリア人男性の女性好きはあっけらかんとして微笑ましい。女性はお誘いがたくさんあるそうで、気を付けたほうがいいみたいだ。シモネッタ(下ネタ)というタイトルにふさわしく、男女の話もたくさんでてくる。ただし、意識しすぎで、後半食傷気味になってくるのは否めないが。著者が若い頃(1970年代)の話が中心で、相当モテたようだ。
この本に出てくるのは、毛皮のコートとハイヒールを身に着けて高級レストランやホテルに行く感じなので、そういったちょっとアッパーレベルな旅をしたい人には参考になるかもしれない。
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イタリアの本を読む度に良いイメージを砕かれていく。この本でも助兵衛や盗っ人ばかりで、これで国としてよく成立しているなと驚くばかり。
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この本を読んでイタリアへの熱が冷めた当方は小物ってことですか。でもムカついてくるのが抑えられんのやから仕方なし。
結構な不公正がまかり通っていること含めて「人間的」とか言われてもそれはないわ、って感じ。どうやら他のヨーロッパの国(特に北方面)の冷たい視線を浴びているようだが、それもむべなるかな。真面目に社会と関わり合っているのが馬鹿らしくなってきそう。
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海外を舞台にしたエッセイ本というと、比較的キレイな話が並べられ、読み終わった後に紹介された地への憧れが募るものが多い。
田丸さんのこの本は、良い意味でもそうでなくても、本当のイタリアの姿を紹介してくれていると思う。
日本に住んでいたら想像もつかないような生活話の数々を赤裸々につづってあり、現実ってこうなんだよねと。
ちょうど海外に行けず日本におとなしくしてないといけないこの時期にこの類の本を読めたのは、疑似旅行体験できた気分で非常に良かった。