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映画「おくりびと」の脚本家の短編集。仕事をし恋をする人々の切なさや喜びをを描いている。
普段の何気ないこと。偶然に起こることをもっと大切にしていこうと思った。
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さりげない日常の中にあるちょっとしたドラマを描いた短編集。やわらかなトーンで心地いい空間になっているし、面白かったけど、基本男性目線なので、ふーんと客観的に読んでしまうカンジ。
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★3.5という感じです。ほんとは。
それでも★3評価にしたのは、ずっと忘れられない強烈なインパクトのあるような作品がなかったから、かなぁ。
どれも軽くてすごく読みやすいのはいいんだけども。
だけど、(だからこそ?)少ししたら忘れてしまうような感じ。
そのなかで、「フィルム」と「ラブ・イズ…」は好きかな。
表題作の「フィルム」は
親と子だからこそ、
自分の愛を表現することも、受け取ることも難しい。
封じ込めてきた気持ちが強ければ強いほど。
自分の境遇と重なって、けっこうズシンときました。
あとは、うーん。
出てくる女が嫌いなタイプが多かったなぁ・・・
オトコも仕事における成功者ばっかっていうのも・・・。
ただ
「タワシタ」に実際にあるバーとビストロには行ってみたい。
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普通の人々の、色んな感情が丁寧に描かれた短編集。
「鎌倉の午後三時」では、仕事に疲弊してた時に読んだから、励まされたし、少し背中を押してもらった。
「セレンディップの奇跡」には、人の繋がりが生み出す素敵な一面をみて、ほっこりした。
何となく購入した割に、良い登場人物に出会えて、良い時間でした。
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泣きたい時にもどうぞ。
自分の中にちょっと見てみないふりして置いてあるジクジクしてるところ、突かれたりします。
計算された感動かも?と思ったりもするけれど、それも一興。
名前や言葉に特別な意味を与えて、物語が進行するところが好きです。
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あまり万人受けは、しないだろうけど。
読みやすく、ひとつひとつが終わった後に心が暖かくなる短編集だった。
ゆっくりカフェオレでも飲みながら、読んで欲しいです。
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最近読んだ作品の中でほっこりと温かくなりました。
脚本家の作品だけあって、映像が目に浮かぶ…これは誰に演じてほしい、なんてことも思わず思う私でした。
こんなの物語の中だけだよ、っていう偶然の積み重ねも、もしかすると東京のどこかにあるのかもしれない。と、いうか、自分も案外こんな風に一日の中のどこかの物語の中に組み込まれているのかなぁなんて思わせてくれる軽快な物語。
「セレンディップの奇跡」は是非映像で観たいなぁ。
それから「青山クロッシング」の若い恋人たちの気まずさに共感して、「アウトポスト・タヴァーン」と「パイナップルラプソディ」「スプーン」の男と女のもめごとはにどきりとする。
きっと日常にもこんなできすぎないい話があるはず。
そんな風に元気づけられた一冊でした。
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さすが「おくりびと」の薫堂さん。
よく聞くFMラジオのあの軽妙なおしゃべりのDJさんとは思えず…
でも、おしゃべりも楽しいから、やはり人の心をつかむのがうまいってことか。
とにかく、よくできた短編ばかり。
私は最近「おくりびと」のDVDを観たので、あ、このエピソードは
「おくりびと」と一緒…
うまく使っていますね、薫堂さん。
妙に親近感を抱きながら、読んだ一冊。
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三十年も音信不通だった父親の訃報が山梨の老人ホームから届き、遺品の整理に出かける。
父親は居ないものとして顔も忘れて育った主人公だったが、遺品にあった一本のフィルムが父親との関係を考えるきっかけになる。
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「おくりびと」の脚本でも知られる著者による短編集。社会的には成功している男性が主役の話が多い。表題作や「セレンディップの奇跡」は素敵な話。よくも悪くも洒落ているので、人間臭さがもう少し欲しかった。
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「おくりびと」の脚本を手掛けた小山薫堂さんの作品。
印象深いのを挙げると・・・
「スプーン」エスプレッソの本場の飲み方を知る。「苦いからだよ」に爆笑。確かにそうですねごもっとも。
「タワシタ」天然氷の焼酎飲みたい。酒問答してくれるバーに行きたい。桜見ながらシャンパンラッパ飲みしたい。苺ピザ食べたい。仲間が増え、お店が出来あがるまでにアイデアが続々と出てくる所がとてつもなく好き。以下好きなアイデア「ライカ常備」「バーの中の図書館」「絵具とパレット」「ワイン値札式」「愛の生まれる場所」「ワインデリバリー」「お取り寄せフード」「タワシタ」
「青山クロッシング」絵美苦手。「今夜は月がきれいですね。」
「セレンディップの奇跡」人生は偶然と選択の連続。偶然はなく必然なのだという言葉もありますが、それを必然だと言えるのはいつも後になってから。どうか私にもセレンディピティがありますように・・・。
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粒揃いの短編集。
もし物語になんらかの観点で点数や価格をつけるとしたら、この十の物語はきっと同じ値になる。
登場人物や設定、展開は勿論異なるんだけど、均質。
綺麗に綺麗にまとまる。
なるほど、という感じ。
わたしは「青山クロッシング」が一番好きかな。これが一番劇的じゃないから。
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帯の“まじめに働き、真剣に恋をする。だけど、うまく行かないときだってある。”っていう言葉どおり、
歯痒さを感じさせるお話ばかり。
中でも「青山クロッシング」っていう話はぐっとくる内容で印象的だった。
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放送作家の方らしい、映像が鮮やかに思い浮かぶ短編集だった。上品なTVドラマを見ている感覚かな。いずれもさりげなく食べ物の話題が盛り込まれているのもわたし好み*初めての著者だったけど、他の作品も読んでみたい、と思った。
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「フィルム」(小山薫堂)読了。ひとはだれでもふと立ち止まってしまう時がある。道を見失ったり行き止まりだったり恐怖や悲しみのせいだったりして立ち止まる。そんな時この本を読んでみてください。さりげなくそっと背中を押してくれますよ。もしかすると忘れていた何かを思い出すかもしれません。