紙の本
期待の新人
2016/03/04 11:13
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投稿者:ゆうゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
初コミックスだとおもうが、ストーリーの完成度が高い。絵が綺麗で、表紙と、本編の差はない。デビュー作もこのコミックスに収録されている。
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神と死に纏わる人との話を集めたオムニバス。神さまたちが皆魅力的で、神さまたちだけの話とか読んでみたい。
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死を巡る物語ばかりの短編集。『私ヶ星』がとても好みでした。オチが凄まじく好きです。ぞくぞくしました。カミキくんがとても素敵。もちろん、『終末のナミダ』のシリーズも美しく哀しくて良かったです。
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昨今、キャラが不治の病に罹ったり、不良の事故だったり、または、精神が破綻してしまったキャラの凶刃により、命を落としてしまう展開は少女漫画でもザラになりつつある
だが、この『終末のナミダ』は「死」そのものでなく、「死を受け入れる姿勢」にスポットライトを向けているので、斬新とまでは言えないが、ありきたり感はない
絵柄こそ、少女漫画っぽいが、内容は結構、視線がシビアな物になっている
人は必ず訪れる死から逃れる事は叶わない、死を迎える事が生物として、“あるべき姿”なのだから、死の運命から外れてしまったのなら、最早、それは人でない
逃れられないからこそ、人は恐れ、苦しみ、足掻く。それを、私は醜悪とは思わない。死への無駄な抵抗こそ、人らしいからだ
とは言え、最期の一瞬まで醜態を晒してしまうのはどうかと思う。不老不死を求めて、金をばら撒き、大勢の部下を大々的に動かす成金がイイ例だ
「死」は負けではない。刹那の際まで、自分が死ぬ運命を潔く受け入れた上で、自分の満足できる姿で逝き、自分の大事な人、自分を大切に思ってくれていた人の為に、必死になれるのならカッコいいではないか
そういう意味では、“井口周直”の生き方と行き方、そして、逝き方は神たるコウメの姿勢を変えるだけあって、カッコ良く、憧れた
ただ、ここまで真剣に語ってしまった手前、恥ずかしいが、この作品集で最も印象に残ってしまったのは、他の読み切りと明らかに色合いが異なる『私ヶ星』
とことん残酷で救いも何もないけれど、自殺を選んだ以上、それは自業自得だな、そう納得せざるを得ない内容だった
人間、諦めるのではなく、受け入れる事が肝心なんだな、としみじみ思う、口の中での溶けて行き方が心地よい読み切り集
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あなたが今日死ぬことは既に決まってるのよ-
死神と死にゆく人、それに関わる人々のストーリー。
逝く人たちもある事ながら、キュートなルックスと裏腹にどこか常人とかけ離れた、それでもやっぱり少年少女的な死神たちの姿も魅力的です。これが初単行本との事ですが、巧みな構成も、少女漫画の王道を行く綺麗な絵も素晴らしく、今後がとっても楽しみな作家さんです。
それにしても、「私ヶ星」怖かったなあ…。この手のひっくり返し方、大好きです。