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"USJ、そしてハリーポッターのアトラクションにどうしても行きたくなる一冊!"
ユニバーサルスタジオジャパンは、なぜこれだけ人気が再熱したのか。
そのV次回復の裏側を知ることができます。
2010年入社当時窮地にあったUSJを救った森岡さんの「アイデアを生み出すノウハウ」、非常に勉強になります。
①フレームワーク
②リアプライ
③ストック
④コミットメント
特に、問題解決のための必要条件を導くフレームワークと、リアプライの考え方は、ぜひ今後活用していきたい。
そしてなによりアイデアを絞り出して、形にできるかどうかは、「コミットメント」
本書では、ハリーポッターのオープンに漕ぎ着けるまでの険しすぎる道のりについてもたっぷりと語られており、ハリーポッターにはぜひとも行かなければ!と思わされる一冊です。
USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?
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USJの企画マンはこの人だったんだなとわかる本。ガンペルがハリーポッターを引っ張ってきたと思っていたけど、実は裏側で実務から積み上げた人がいたわけだ。
やった事は、それがヒットしたからこそ評価されたのであって、その過程が大事。実は、前提条件を確り押さえることがポイントだったように思える。人、物、金という要素の限界値を置いて、そこからできることを絞り出すという作業。これは、魔法の杖と言われるような手法ではなくて、かなり現実的な所からスタートしている。目的を設定し、戦略ベースでの発散と絞り込みを行い、その中からアイデアを現実的な戦術に落とし込む。超普通のアプローチだ。でも、彼が違うのは、そこに情熱と全てを考え抜く力があったことだ。これだけ考えたけど、答えが見つかったという自信と信頼感が、トップにやってみようと思わせる。
本書の帯にあるようなヒットが次々生まれるのでも法則があるのでもなく、プレッシャーに負けずに徹底的に考え抜く頭の整理法という方が正しいのかも。
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USJの再生の物語、というよりビジネス書。著者が、USJとは何であるかを考え、何をして、何を得たかについて。最後の方はハリーポッターの宣伝ぽい感じがするが、読んだだけでUSJに行きたくなる。
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ヒットと言うのは緻密な計算に基づいてつくられていることがよくわかる。場内に入るとそんなことは考えないが、一つのアトラクションをつくるのは、億単位の投資で、リスクの大きいビジネスである。しかも、人気がなくなれば、生き残れない。そんな豪快なチャレンジを楽しむ筆者のメンタリティーに読後の爽快感が残る。
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やり方って確率を高めるのに必要なんだなと思ったけど、読んでいて伝わってくる情熱というか、森岡さんの姿勢というか、精神的なことも大きいなあと感じた。
読んでいて胸が熱くなることもあった。
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涙が出ました。
自分のやってることにあまりにマッチしていたのと、こだわるべきポイントの明確化。
そして誰よりも考え抜く力。そこや!
私に足りないものを教えられました。
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P&GからマーケティングのプロとしてUSJに入社し、V字回復させてきた森岡さんの著書。転職前に市場調査などを行い入社の準備を整えていた点を自身もリアプライしようと感じた。著者によるとアイデアは4つからなるイノベーションフレームワークによりもたらされるという。①フレームワーク(目的、戦略、戦術)②リアプライ③ストック④コミットメント。まずはどこでどう勝負するか範囲を狭め、ゼロから始めるのでなく模倣できるところは模倣し、蓄積した知識を活かし、最後まで考えぬくことが肝要である。妥協を許さないプロフェッショナル性と大阪から日本を元気にという気概には感銘を受ける。ハリーポッターの区画が出来たらじっくり眺めに再訪したい。
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マーケットは知見と経験が無いことやアミューズメント事業は興味がなかったのですが、手にとり読んでみました。要はパラダイムシフトが大事で、マーケットとして、USJのプレゼンスをどう高めて行ったかについて書かれている本。それにしてもマーケット分野っクリエイティブなの要素が強かったけど、経営、ファイナンス、企画、実行が求められると思った。
後、トレンドとなっている例えばワンピースやモンハンを利用した集客手法や、映画だけというバラダイムの変化を起こさせた事、リスクを取ること、が印象的だった。
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USJをV字回復させたCMO•森岡氏のアイデアを生み出した思考法「イノベーション•フレームワーク」を紹介。経営資源の限られた中小企業が成長し続けるためのノウハウが惜しみなく散りばめられておりとても参考になった。真の目的を見い出し、それを達成する為に最小の努力で最大の効果をあげるべくアイデアを考え抜くことが重要。
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・こだわりをもって仕事をするのはいいが、それは正しい目的に向けられていないと意味がない。「方向性を間違えたこだわり」は致命傷。なぜなら悪意でやってないから。
・一気にではなく段階的に。
・与えられた作業は一生懸命やるが、自分からアイデアを生み出そうとしないにほんじん社員。
○まずアイデアを出す目的を徹底的に煮詰め、次いでそのアイデアが満たすべき必要条件を一番時間をかけて考える。
・マーケターはなんでも自分でやってみろ。
・日本人はなんでもゼロから作ろうとしてしまう。すでにあるものを利用すればいい。パクリだって権利がないならOK。
・広告で、お客が体験する実感するポイントをあらかじめ誘導しておくことで、消費者は体験価値のこれまでとの違いを認識しやすくなる。
●困ったら答えは現場にある。
●イノベーション・フレームワーク
①フレームワーク
目的→必要条件→アイデア
例:目的(彼女と仲直り)→必要条件(彼女の好きなもので歓心を買う)→花
つまり、アイデアを考える幅を狭くしておく。
②リアプライ(つまりいい意味でのパクリ)
③ストック
④コミットメント(考え抜く)
ハリポタのアトラクションでは、トイレまでアトラクションである。
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アイデアの生み出し方、そのフレームワークとコミットメントが実現した実例がわかりやすく書かれている。
その力は、書籍上からでも伝わってくるほど熱量が高く、そんな生き方をしてるかと自身に問い正してみた。
フレームワーク
リアプライ
ストック
コミットメント
この4つが「イノベーション•フレームワーク」の基本原則。
フレームワークは更に、
戦略的フレームワーク
数学的フレームワーク
マーケティング•フレームワーク
この3つを組み合わせて使う。
大切なのは、
「何を必死に考えれば良いかわかっていること」
これができれば、アイデアは次々と生まれてくる(確率が高まる)。
目的→戦略(必要条件)→戦術(アイデアそのもの)
この戦略的フレームワークにより、選択と集中が可能になる。
実現可能なことを大前提に、どうすれば実現できるかを考え続けること。
そして、上記戦略、フレームワークを用いることに加え「強烈なコミットメント」が絶対的に必要。
コミットメントできないものは、自分が本当にやるべきこと、成し遂げたいことなのかを再度考え直した方が良い。
それくらい、熱量は自己実現の推進力となる。
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タイトルの答えは、「夢で見たから」とのこと。まあ、さすがにそんな単純な話ではなく、夢にまでみるのにいろいろ試行錯誤したフレームワークがあったうえでのことです。
まあでも、なんだかんだで街灯に頭を無防備に頭をぶつけてしまうぐらい異様に集中力が高く、睡眠時間が4時間あれば十分な体質の著者だからなせたところもあるとは思う(かなりの方向音痴っぽいですが)。
プロローグ読んでいきなり驚いたのだけれども、現在のUSJは米国のユニバーサル社と資本関係がないらしい。ハリーポッターとかアメリカのユニバーサルスタジオからの輸入(本書ではリアプライと呼んでいる)なので、資本関係があるものかと。
それにしても、ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド~バックドロップ~の待ち時間が9時間40分ってどういうことなんだろう・・・。本当に、9時間40分待った人がいるっていうこと? こういう長時間の待ち時間の話を見るたびに思うのだけれども、非現実的すぎてピンと来ない。
それと、小さい子どもが楽しめるアトラクションが少ないという話の中で書かれてあった小さい子どもが楽しめるアトラクションの中に「E.T.」がない。あれって小さい子も乗れるし、自分の名前呼んでくれるから小さい子でも楽しめそうだけど・・・。と思ったらとっくの昔になくなっていたらしい。知らなかった。
ああ、それにしても、一年ほど前からUSJにはまた行ってみたいと思っているのだけれども、この本を読んでより行きたくなった。『フラッシュ・バンド・ビート』って今でもやってるのだろうか。遭遇してみたい。ただ、一緒に行ける相手がいない・・・。
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不調のUSJをV字回復させるまでの物語。
今CMでやっているハリーポッターができるまでの裏側まで記載されています。
そして、何よりそこに至るまでの経緯がすごい。
著者であり、実践者である森岡さんは「自分は天才でもアイディアマンでもない」と言っているが、どう考えても天才。
いや、でも昔イチローが、「自分は天才ではない。なぜなら、なぜ打てるのかを説明できるからだ」と言っていたが、その感覚と近いのかもしれない。
森岡さんも自分の思考回路を読者に伝わりやすく説明してくれている。
実際の業務でも使えそうな内容が盛りだくさん!
ロジカルな人がロジカルにアイディアを出す方法を知りたい人には必読書かもしれない。
個人的に気になった箇所は下記に抜粋。
消費者とのズレを修正することは、マーケティングの根幹の使命です。
飛躍的な手段は必ずリスクを伴います。
マーケティングは実践でのみ鍛えられる実践学だと思います。
私はアイディアを考える時は、まず目的を徹底的に吟味して定め、その次にアイディアが満たすべき必要条件を一番時間を掛けて考えます。そしてその必要条件を組み合わせて、より条件を絞り込んで、自分が必至に思いつくべきアイディアの輪郭をできるだけ明確に絞り込んでいきます。具体的なアイディアを考え始めるのはいつも最後の最後なのです。
価値を生み出すアイディアの切り口は、経験上ほとんどの場合は「消費者理解」の中に埋まっています。
マーケティングをやる人間は、何でも自分自身でやってみることを習慣にするべきです。
マーケターは「消費者目線」を基本にしないとアイディアも戦略も判断もすべてにおいて焦点がずれると思うのです。
この10周年企画の超ドタバタの中で私が学んだのは、正しい目的であれば、追い詰められて駄目だと思っても無理だと思わず絶対に諦めず執着し続けること、そして戦略的な発想方法があれば、その執念を苗床にしてきっと苦境を打開する「アイディアの神様」は降りてくるということです。
目的が正しいなら、方法が見つかっていなくても、やらねばならないことは明確だからです。
既にあるアイディアをいただくことを「リアプライ」と言います。
困ったら答えは現場にある
戦略的フレームワーク、これは戦略を考える時のフローを利用して、考えるべきアイディアの必要条件を導き出す方法です。
その目的を達成させるために、持っているもの(ヒト、モノ、カネ、情報、時間、ブランド等の知的財産など)を何に集中するのかを選んで決めます。
アイディアとはその戦略の延長線上で次に考える戦術そのもの
目的⇒戦略(必要条件)⇒戦術(アイディアそのもの)の順番で考えていく
戦略を早く決めることも、早く決めないことも、それぞれ拙速か巧遅のどちらかのリスクを抱えることになります。
変化への最大の敵は現状への満足だと私は考えます。
<イノベーション・フレームワーク>
1.フレームワーク
2.リアプライ
3.ストック
4.コミットメント
<良いアイディアを出す時に考える事>
1.良いアイディアとはどんな条件を満たすアイディアのことか?
2.それらの条件を組み合わせて、良いアイディアを探すにあたっての着眼点をどこに定めて頭脳をフル回転させるべきなのか?
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こういう系の本にしては珍しくまともで面白かった。
けど各章のまとめで同じこと3回ぐらい書く作者がくど過ぎて少し嫌いになりそうでした笑
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「イノベーション・フレームワーク」
最大の敵は、技術のための技術、品質のための品質という方向を間違えたこだわり。消費者とのズレを正し、経営資源を消費者価値の向上に正しくシフトさせること。
東京在住でUSJには2度行っただけだが、このような支えている方々がいて、見事に経営危機から脱却したことは全く知らなかった。
奮闘するビジネスマンの姿を描く読み物としても非常に興味深かった。
アイデアに至る思考過程とコミットする意志に学ぶべきことが多々あり、日々仕事に追われる自分を省みるきっかけを与えてくれた。