紙の本
海軍の制度を勉強して下さい。
2008/09/08 14:37
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一読して著者の坂井氏と零戦に対する過剰な程の思い入れは分かるが、帝国海軍の制度について理解が足りない、と思った。坂井氏のような海兵団出身者と海兵出身者との出世の早さについて比べて批判しても、仕方がないんじゃないか。帝国海軍というのは、そういう軍隊だから。第一、特務士官という言葉が一言も出てこないし。戦場での指揮権では、海兵出身の海軍士官と特務士官の間に機関学校出身の機関士官がいるし。
同じ旧軍の航空隊について読むならば、渡辺洋二氏の方がお勧めです。
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Zero戦のお話 まあ普通か これと同じことが車や他の工業製品で起こらないよう教訓としてちゃんと学ばなければいけないと思った次第
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[ 内容 ]
日本海軍航空部隊のエース、坂井三郎の自伝の翻訳版は百万部を超えている。
彼の大和魂は、国境や時代を越えて人を感動させるのだ。
三〇機前後の撃墜数もさることながら、列機を全て守り切った技術、航法距離計を自分で作った創意工夫、戦場で部下を鍛える余裕、瀕死の状態でも巡洋艦に助けを求めなかった犠牲精神、徹底的な自己管理……。
そして零戦は、一時期世界のトップの性能を誇った名機である。
アメリカ、イギリスで編纂された辞書にも「ZERO」は登場する。
しかし零戦の最大の長所である長大な航続力が、逆に戦力の弱体化を招くなど、悲しい運命に彩られた戦闘機でもあった。
本書は坂井三郎の戦歴、凄さ、「怒りと怨念」と、零戦の戦歴、開発者の横顔などを、ベストセラー『日本軍の小失敗の研究』の著者が語る。
あの戦争を考える上で必読の一冊。
[ 目次 ]
第1章 エースになるまでの坂井三郎
第2章 坂井三郎の戦歴
第3章 零戦の設計者 堀越二郎
第4章 世界最高の戦闘機 零戦
第5章 坂井三郎の戦果
第6章 坂井三郎・零戦の強敵たち
第7章 坂井三郎の凄さ
第8章 坂井三郎の怒りと怨念
第9章 零戦の戦い
第10章 20ミリ機関銃VS.AN・M2?機関銃・砲について
第11章 零戦の悲しき皮肉
第12章 零戦のタイプいろいろ
第13章 現在も日本、世界に残る零戦
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[ 関連図書 ]
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艱難辛苦ばかりがクローズアップされ、実際そこを見誤ってはいけないのですが、戦争下には英雄も登場します。そういうのも闇に葬らずに、すべてを見て判断したいですね。
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坂井三郎と零戦の基本情報を得られる。不思議な魅力を持つ零戦。永遠の0でより興味を持った。
アングロサクソンに対抗し、超越できた工業製品としての魅力を知りたいと思って手に取った。
・海軍の零戦と陸軍の隼とで共通化できなかった、という仕組みの失敗
・坂井三郎が激戦下においても部下を育てようという教育の面があったこと、自分と同じ苦労をさせずに自信をつけさせることで育てようとしたこと
が興味深い。
全体的に基本情報なので、サラサラと読む感じになる。
大空のサムライを読んでみようと思う。
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零戦を語る部分と、坂井三郎を語る部分と、そのほかを語る部分が、独立してる感じ。
本としてはイマイチかな。