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恥ずかしながら、この本を読むまで、トーマス野口という検視官の名前すら知りませんでした。
が、本書を読み進むに連れて、マリリンモンロー、ケネディ、ジャニス・ジョプリン、ウィリアム・ホールデンといった超有名人の検視を担当された方だということが分かってきて驚嘆しました。
そして、その裏にある凄まじい努力を知り、自分の甘さを思い知る…
有色人種に対する偏見や差別がまだまだ強かった時代に、日本生まれの一人の医師がロサンゼルス地区検視局長に就くまでの険しい道に想いを馳せながら、もっと努力せねばと自省。
日本の若者にぜひ読んで貰いたい一冊でした!
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トーマス野口の名前はロス疑惑のとき、
チラッと耳にしたことがあったけれども、
どんな人物なのか、よくわからないままでいた。
本書を読めば、生い立ちから業績まで、
理解することができる。
日系二世とかなのかと思いきや、生粋の日本人だったとは・・・
では、なぜトーマスと呼ばれているのか、それも記されている。
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マリリン・モンロー、ロバート・ケネディ、ジャニス・ジョプリン、ナタリー・ウッドの司法解剖を行ったのが日本人だったとは。
衰えないバイタリティにただただ敬服。
このバイタリティと実務へのこだわり、発言の強さに、植物学者の宮脇昭とタブって見えたが、確か同世代のひとでは…?
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概略は聞き知っていましたが、こうやってまとまってとらえるとまた印象が変わりますね。
モンローやケネディの話は聞いていましたが、ベルーシの死にも関わっていたとは知りませんでした。
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ロサンゼルス地区検視局で15年間、検視局長を務めたトーマス野口は全くの日本人なんだそう。場所柄、マリリン・モンローやロバート・ケネディ、シャロン・テートにジャニス・ジョプリンと多くの有名人の死に携わって来た。「ドクター刑事クインシー」モデルとも。そして今尚、90歳でご健在とか。素晴らしい。