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11/09/2013 読了。
宮廷内という非常に狭い世界なのに、
様々な人間の暗くて黒い感情が多様にあって、
底の知れない感じだ…といつも感じる。
そんな中だからか、ロバートと姫様の関係は潔く感じるし、
お互いにそういう感情や想いを口にするから、対等にあるべきようにするんだなぁ…と思う。
今回は、ロバートの処刑回での対応がすごかったです。
2人とも弟を亡くしてしまいましたが、ロバートがそのことを
隠したことが後々、関係に罅かないといいなと思う。
にしても、登場人物増えましたね、新たにひとり。
彼女は全く知らなかった感じなのですが、どうなんでしょう。
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とかく「少年王女」と設定が似ていると言われてきたこの作品ですが、
やはりびっけさんの描く世界観は、唯一無二であると思います。
私自身「少年王女」も大好きですが、二つの作品の方向性が全然違う。
この「王国の子」の持つ毒、ブラックな部分がたまらなく好きです!
宮中での様々な駆け引き、陰謀、死と隣り合わせの毎日。
この巻では、お話が大きく進みます。
ロバートを襲う悲劇と決断。エリザベスの誠実さと優しさ。
影武者を監視するウォルシンガムの心境の変化。
それぞれの登場人物の心中も掘り下げて、益々面白くなってきました。
ウォルシンガムが好き~非情なようで、最終的には情にほだされそう(笑)
次巻が待ち遠しいです^^
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トマス処刑。
ピーターの旅立ち。
エドワードの死。
王国の勢力図がくるくると入れ替わる中、この巻でもっとも大事なシーンは、ロバートが弟のためでなくエリザベスのために生きることを決めたシーンかも。