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1月下旬、珍しく自宅にいた真部警視長。庭先で夫婦水入らずの会話をしてる矢先、隣の家に住む大月芽芽の悲鳴が聞こえた。かけつけた真部がみたものは、北海道から誕生日祝いに送られてきた雪だるまの中から切断された手首。照合の結果、それが芽芽の夫・外科医の大月光太郎のものと判明する。捜査上に光太郎と対立していた中根副院長という人物の名が浮上する。中根をマークした真部は、星ガ瀬スキー場へと赴くが、そこで何者かに中根は銃殺された。現場から忽然と消える犯人の姿。そして新たな殺人が……。
何時の間にか真部さんは警視長になってた。前回の作品よりまた出世したワケだな。
エリート街道まっしぐらだ。まぁ、それはいいとして。
明らかにタイトルを意識した作品で、あちらこちらに「雪」が出てくる。
しかし、作品の見目に対する小道具として使ってるので、「風」に比べるとひねった感はないし、それ程重要でもないだろう。まぁ映像的に作品を見た時の美しさ。って感じかな。
この手の趣向もよくあるパターンなので、読み終わった時の感動は薄い。
今までの作品に比べると頁数も少ないので、かなり軽めの作品ですな。